【ディオールの歴史とその魅力】創設者12年で死去も時代を超え愛されるブランドの秘密

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目次

【ディオールの歴史とその魅力】創設者12年で死去も時代を超え愛されるブランドの秘密

時代を超えて愛され続けるディオール。創設者クリスチャン・ディオールが生み出したエレガンスと革新は、世界のファッション界に多大な影響を与えてきました。

本記事では、ブランドの誕生から現在に至るまでの進化と、その魅力の秘密、人気アイテムに迫ります。

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ディオール(Dior)とは? │ブランドの概要

ディオール(Dior)とは? │ブランドの概要
ディオール(Dior)とは? │ブランドの概要

ディオール(Dior)は、1946年にフランス・パリでクリスチャン・ディオールによって設立されたラグジュアリーブランドです。

ブランド名は創設者の名前に由来し、オートクチュールからプレタポルテ、アクセサリー、フレグランスのほか、メイクアップやスキンケア製品など幅広い分野で革新を続けています。

ディオールは創立当初より「エレガント」をコンセプトとしており、また創業者が男性ということで「男性から見た女性の美しさを表現する」という視点に注目が集まりました。

この姿勢が話題となり、1947年に発表された「ニュールック」によって、女性のシルエットを際立たせるデザインが世界的な注目を集め、戦後のファッション業界に革命をもたらしたのです。

しかし、創設者クリスチャン・ディオールは、ブランド創設からわずか12年後の1957年に急逝しました。

ですが、その哲学は今もなおブランドの根幹を成し、エレガンスと洗練を象徴する存在として輝き続けているのです。

この記事では、ディオールの創設者クリスチャン・ディオールの生い立ちや、ディオールがどのようにしてファッションの世界でその地位を確立していったのか、また進化した現在のディオールに迫ります。

ディオールの原点と初期の歩み

クリスチャン・ディオールが築いたブランドは、ファッション史において特別な存在です。

彼の哲学やデザインはどのようにして誕生し、初期の成功へとつながったのでしょうか。

創設者クリスチャン・ディオールの生い立ちとファッションへの道

クリスチャン・ディオールは1905年にフランス・ノルマンディーで生まれました。

当時のフランスは、自然の美しさを表現した曲線的なデザインが特徴のアール・ヌーヴォーの後期にあたります。

その後は、第一次世界大戦後の経済成長と技術革新の象徴としても捉えられている、大量生産に対応した幾何学的で合理的な、よりシンプルなデザインを特徴とするアールデコが隆盛を極めました。

このような時代背景もある中、ディオールの両親は「息子を外交官にしたい」という希望を抱いており、1920年から1925年までフランスのパリ政治学院で学びました。

しかし、彼の本当の情熱はファッションや美術にあり、23歳の時には画廊を開業、芸術とデザインの世界に深く関わるようになります。

そして30代でファッション業界に足を踏み入れ、シンプルでエレガントなデザインを追求し「もっともパリらしいクチュリエ」として知られているロベール・ピゲや、1920年代から1940年代にかけてフランスのクチュール界をリードしたフランスの著名なファッションデザイナー、リュシアン・ルロンのもとで1941年から1946年までの約5年間に渡り経験を積みました。

戦後のパリとディオールの革新「ニュールック」

第二次世界大戦後のパリは、長引く戦争の影響で物資が不足し、ファッションも実用性を重視した簡素なデザインが主流でした。

そのような状況の中、ディオールは1946年に自身のメゾン(フランス語で「家」や「ブランド」の意味を持ち、オートクチュールを展開する高級ファッションハウスのこと)を設立しました。

1947年、ディオールは最初のオートクチュールコレクションで「ニュールック」を発表します。

このデザインは、ウエストを細く絞り、ふんわりと広がるAラインのスカートが特徴で、女性らしさを強調したシルエットが特徴でした。

当時、戦時中の抑制されたファッションに慣れていた女性たちにとって、「ニュールック」は革命的なものでした。

華やかさと優雅さを取り戻したこのスタイルは、瞬く間に世界中の注目を集め、ディオールは一気にパリ・クチュール界の最前線に躍り出ることとなるのです。

ディオールブランドの確立と初期の成功

「ニュールック」の成功により、オートクチュールの分野で確固たる地位を築いたディオールは、1940年代後半に入ると、ファッションのみならず、ライフスタイル全般に影響を与える存在へと発展します。

その展開の一つがフレグランス「ミス ディオール」の誕生です。

この香水は、ディオールの妹カトリーヌ・ディオールへの敬意を込めて命名され、女性らしさと気品を表現する象徴となりました。

また、ディオールはバッグ、ジュエリー、靴などのアクセサリーラインも展開し、トータルルックを完成させるブランドへと成長します。

そしてディオールの洗練されたデザインと職人技が融合した各アイテムは、多くのセレブリティやロイヤルファミリーに愛されました。

この時期、ディオールの影響力はフランス国内にとどまらず、アメリカやアジア市場にも広がり、世界的なラグジュアリーブランドとしての地位を確立していったのです。

ディオールの成長と進化│世界的ブランドへの道のり

ディオールの成長と進化│世界的ブランドへの道のり
ディオールの成長と進化│世界的ブランドへの道のり

ディオールは創業からわずか10年あまりで世界的な成功を収めましたが、創設者の早すぎる死を経て、ブランドは新たな試練に直面することとなります。

クリスチャン・ディオールの急逝とブランドの危機

1957年、クリスチャン・ディオールは52歳の若さで突然の心臓発作によりこの世を去り、それはブランドにとって大きな試練となりました。

当時のディオールはすでに世界的な成功を収めていましたが、創設者を失ったことで、ブランドの未来は不透明になりました。

この危機的状況の中、わずか21歳だった若き天才デザイナー、イヴ・サンローランが後継者として指名されます。

彼はディオールのエレガンスを受け継ぎながらも、よりモダンで実験的な要素を加え、新たなスタイルを提案しました。

ですが、1960年にアルジェリア戦争のために徴兵されると、軍隊での過酷な環境が原因で精神的に不調をきたし、入院を余儀なくされました。その結果、ディオールの経営陣は彼を解雇し、イヴ・サンローランはディオールを去ることとなります。

これにより、ブランドは再び転換期を迎え、新たなクリエイティブディレクターを迎えることになりました。

クリスチャン・ディオールの歴代デザイナー

クリスチャン・ディオールは、創設者であるクリスチャン・ディオールのほか、6人の後継者によって現在においても絶大な人気を誇るファッション・フレグランスブランドとなりました。

クリスチャン・ディオールのウィメンズコレクションにおける主な歴代デザイナー(クリエイティブ・ディレクター)を、以下の表にまとめています。

就任年デザイナー
1946年クリスチャン・ディオール
1957年イヴ・サンローラン
1960年マルク・ボアン
1989年ジャンフランコ・フェレ
1996年ジョン・ガリアーノ
2012年ラフ・シモンズ
2016年マリア・グラツィア・キウリ

その後のブランドの継続を担った、歴史に名を刻む名デザイナーたち

イヴ・サンローランが去った後、ディオールのクリエイティブディレクターを務めたのがマルク・ボアンです。

彼の時代は保守的でエレガントなデザインが求められたため、よりクラシカルで洗練されたスタイルへと回帰しました。

この安定した時期があったからこそ、ディオールはブランドとしての基盤を固め、次の世代へとバトンを渡すことができたとも言えるでしょう。

1996年にジョン・ガリアーノがディオールのクリエイティブディレクターに就任すると、ブランドは一気に劇的な変貌を遂げます。

彼は劇場的な演出を取り入れ、歴史や文化からインスピレーションを受けたアバンギャルドなデザインを展開します。

豪華で大胆なスタイルは、ディオールに新たな息吹を吹き込み、ブランドの伝統を尊重しつつ、現代の感性に合わせた新たな魅力を打ち出しました。

その後、ラフ・シモンズがディオールを引き継ぐと、彼はミニマルな美学を取り入れ、より現代的で軽やかなデザインへとシフトしました。

このスタイルは過去のディオールの華やかさとは対照的に、シンプルながらも洗練されたシルエットを生み出し、新たな顧客層を開拓しました。

このように、ディオールは時代ごとに異なる才能を持つデザイナーたちを迎え入れながら、伝統と革新をバランスよく融合させ、世界的なファッションブランドとしての地位を確立し続けているのです。

現代のクリエイティブディレクター、マリア・グラツィア・キウリによる革新

2015年になると、ラフ・シモンズは3年間の在任期間を経てディオールを去りました。

彼の退任は業界に大きな衝撃を与えましたが、彼が確立したモダンでミニマルなスタイルはその後のディオールのデザインにも影響を残しました。

その後、2016年には、ディオール史上初の女性クリエイティブディレクターとしてマリア・グラツィア・キウリが就任することとなります。

彼女は、フェミニズムをテーマにしたコレクションを発表し、ディオールに新たな視点をもたらしました。

キウリのデザインは、力強いメッセージ性を持ち、女性のエンパワーメントを象徴するスタイルが特徴です。

彼女の最初のコレクションでは、「We Should All Be Feminists(私たちは皆フェミニストであるべき)」というスローガンがプリントされたTシャツが登場し、大きな話題となりました。

また、彼女はディオールのクラシックな要素を再解釈しながら、より実用的で現代の女性に合ったデザインを展開、オートクチュールの繊細な技術と現代的なアプローチを融合させ、ディオールを新たな時代へと導いています。

彼女の就任以降、ディオールはファッション界においてますます影響力を強め、女性たちの多様な美しさを称えるブランドへと進化しました。

ディオールが目指す未来とその影響力

ディオールは時代とともに進化し続けるブランドです。

創業以来、エレガンスと革新を融合させながら発展してきたディオールは、現在も未来に向けてもさらなる変革を遂げようとしています。

サステナビリティと環境への取り組み

環境問題が深刻化する中、ディオールはブランドとしての責任を果たしながら、エレガンスを維持した持続可能なファッションを追求するために、以下のような施策を展開しています。

  • リサイクル素材の活用:ディオールはリサイクルポリエステルやオーガニックコットンを用いた生地の開発を進めており、資源の有効活用と製造過程での廃棄物削減を目指しています。
  • 倫理的な生産工程の導入:公正な賃金や適正な労働条件を保証する工場と契約し、生産過程で働く人々の労働環境を守っています。また、生産に関わる職人たちの技術を尊重し、伝統的な手仕事を守ることにも力を入れています。
  • LVMHグループとしての環境戦略:ディオールが属するLVMHグループは、「LIFE(LVMH Initiatives For the Environment)」と呼ばれる環境プログラムを展開し、グループ全体で持続可能な製品開発やカーボンニュートラルへの移行を推進しています。その一環として、フェアトレードの理念に基づく原材料調達やオーガニックコットンやリサイクルウールの使用拡大などを進めています。

デジタル時代のディオール

ディオールは、デジタル技術を積極的に取り入れており、特に、メタバースやデジタルクチュールといった新しい領域にも挑戦し、未来のファッションを牽引する存在として注目を集めています。

  • SNSマーケティングとインフルエンサー戦略:Instagram、TikTok、YouTubeなどのSNSを活用し、有名なインフルエンサーやセレブリティと協力してブランドの魅力を発信。コレクションの発表や舞台裏の様子をリアルタイムで共有することで、より身近にブランドを感じられる仕組みを作り上げています。
  • バーチャルファッションショーとメタバースへの参入:従来のファッションショーの枠を超え、バーチャルファッションショーを開催。デジタル空間でのランウェイショーや3Dアバター向けのデジタルクチュールの発表など、新しいファッションの可能性を追求しています。
  • NFTコレクションとデジタルアート:NFT技術を活用し、デジタルアートや限定NFTコレクションを発表。ブランドの希少価値を高め、新たなコレクター層へのアプローチを実現しています。
  • オンラインショッピングとデジタル体験の強化:公式サイトやECプラットフォームを通じたオンライン販売を強化。バーチャル試着機能やAIを活用したパーソナライズされたショッピング体験を提供し、顧客一人ひとりに寄り添ったデジタルサービスを展開しています。

普遍的な価値と魅力を持つディオール

普遍的な価値と魅力を持つディオール
普遍的な価値と魅力を持つディオール

ディオールは、時代を超えて愛されるデザインやクラフトマンシップに支えられ、ファッション業界において特別な存在感を持ち続けています。

  • 時代を超えて愛されるディオール:
    ディオールは単なるファッションブランドではなく、洗練されたデザインと職人技によって、長く愛され続けるブランドです。
    ディオールの初期のオートクチュール作品や限定コレクションのバッグは、高品質な素材と職人技による美しさから、長い年月を経ても高い人気を誇ります。
    特に「レディ ディオール」や「サドルバッグ」などのアイコニックなデザインは、クラシックな魅力を持ち、世代を超えて支持されています。
  • 希少性とブランドの影響力:
    ディオールの製品は職人の手による精巧な技術が施され、限定品や特別なコレクションには特別な価値が加わります。さらに、世界的なセレブリティやインフルエンサーがそれらを愛用することで、その魅力は広まり続けています。

クリスチャンディオールとディオールの違い

結論、クリスチャン・ディオールとディオールに大きな違いはありません。

クリスチャン・ディオールとディオールは、どちらも創設者を指して使われることもあれば、ブランドを示すときにも使われているからです。

ちなみに、ディオール公式が以下のとおりブランドとしてクリスチャン・ディオールの存在を明記していることから、クリスチャン・ディオールはブランドではないと限定することはできません。

クリスチャン・ディオール・クチュール(以下「クリスチャン・ディオール・クチュール」といいます。)は、世界中でオートクチュール、並びにプレタポルテ、ファッションアクセサリー、靴、革製品、女性及び男性のラグジュアリーアクセサリー、家の装飾及びデザイン商品、特にクリスチャン ディオール、ディオール、ベビーディオール、CDブランドによる商品(総じて「クリスチャン・ディオール・クチュール商品」といいます。)を考案、製造、販売しています。

出典:DIOR

もっとも、現在はディオールのブランド名が浸透しているため、クリスチャン・ディオールと呼ぶときはブランド創設者であるクリスチャン・ディオールのことを、ディオールと呼ぶときはブランドを示していることが多いといった現実的な違いはあるといえるでしょう。

また、後述するとおりクリスチャン・ディオールのアイテムには「Christian Dior」のサインが目立つものと「Dior」のサインが目立つものがあるといった違いもあります。

クリスチャン・ディオールが強く打ち出されている人気アイテム

それでは、実際に「クリスチャン・ディオール」が強く打ち出されている人気アイテムを紹介します。

Dior Book Tote バッグ ラージ

Dior Book Tote バッグ ラージ
Dior Book Tote バッグ ラージ

まず紹介するのは、クリスチャン・ディオール(CHRISTIAN DIOR)のサインが強く打ち出されたアイテム、「Dior Book Tote バッグ ラージ」です。

マリア・グラツィア・キウリが発表したアイテムで、コットン素材に特徴的な刺繍が施されています。

ディオールのバッグのなかでは大きめのサイズで、必要なものをすべて収納できる実用性も高めです。

Lady D-Lite バッグ ミディアム

Lady D-Lite バッグ ミディアム
Lady D-Lite バッグ ミディアム

次に紹介するのも、クリスチャン・ディオール(CHRISTIAN DIOR)のサインが強く打ち出されたアイテム、「Lady D-Lite バッグ ミディアム」です。

マリア・グラツィア・キウリがシーズンごとにアレンジを重ねているアイテムで、さまざまなデザインバリエーションが展開されています。

「Christian Dior」の刺繍入りショルダーストラップもあり、手で持つ、肩にかけるなどその日のスタイルを楽しめるアイテムです。

ディオールが強く打ち出されている人気アイテム

ここからは、ディオール(Dior)が強く打ち出されている人気アイテムを紹介します。

Saddle バッグ

Saddle バッグ
Saddle バッグ

Saddle バッグは、マリア・グラツィア・キウリによる独特なデザインのアイテムです。

Saddle バッグはその名のとおり馬の鞍(サドル)をモチーフにしたデザインで、正面のフラップには鐙(あぶみ)を形どったディオール(Dior)を示すDストラップの存在が目立ちます。

トップハンドルにはCDシグネチャーがあしらわれているなど、他のバッグにはない非常に個性的なシルエットです。

Dior トロッター ショルダーバッグ

最後に紹介するのは、Diorのメタリックプレートが印象的なアイテム、「Dior トロッター ショルダーバッグ」です。

Diorのバッグには「CD」があしらわれたものが多いところ、このアイテムは「Christian」のCが目立たず、Diorが目立っているのが特徴といえます。

柔らかい曲線のシルエットで女性らしさを強調しながら、メタリックのプレートで洗練された上質さも演出しているアイテムです。

まとめ

ディオールは創設者クリスチャン・ディオールのビジョンを受け継ぎながらも、時代に合わせた革新を続けてきました。

オートクチュールからプレタポルテ、アクセサリー、フレグランスに至るまで、幅広い分野でエレガンスと洗練を追求し、世代を超えて愛されるブランドとなっています。

今後もディオールは、伝統を守りながらも新たな挑戦を続け、ファッション界をリードし続けることでしょう。

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