【エルメス】ボックスカーフとは?素材の弱点・経年変化の有無・お手入れ方法を解説

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エルメスのボックスカーフは、すっきりとした印象の美しい光沢感が特徴的な素材です。今回はボックスカーフの弱点や経年変化の有無、お手入れ方法などを詳しく解説します。

エルメスのボックスカーフとは?

ボックススカーフはエルメスの牛革の中でも代表的な素材です。

生後6ヶ月以内の雄の仔牛の革を使用。

エレガントな光沢感ときめ細やかな質感

ボックスカーフは表面に施されたガラス加工による光沢感や艶感、きめの細やかさが特徴です。

光沢感や艶感を出すために職人によって「グレージング」という革の表面を擦り磨く作業が行われています。

また、革表面の凹凸がほとんどなく、水シボと呼ばれる一方向へ流れるような繊細なシワがあることで、きめ細やかな質感を感じられます。

柔らかさがあり、曲げ伸ばしに強いため紳士靴にもよく使用される素材です。

デメリットは傷が目立ちやすいこと

ボックスカーフは凹凸のない滑らかな素材のため、傷が目立ちやすいことがデメリットです。

例えば、ブラックのバッグにスレ傷がついてしまうと遠くからでも白い傷跡がついていることがわかります。そのため、使用時には十分注意する必要があります。

また、開閉時に頻繁に使用するフラップ部分やバッグ側面の下部はシワができやすく、定期的に磨くことでシワを目立たなくさせることが重要です。

ボックスカーフは他の素材に比べて傷つきやすい一方で、磨くことでより一層美しさが増すため、定期的なメンテナンスを行うことでとても魅力的な素材となるでしょう。

革そのものの強度は高く劣化しにくい

ボックスカーフは革そのものの強度が高く劣化しにくい特徴があります。そのため、小さな傷は目立ちやすいですが、深い傷にはなりにくいです。

強度が高い理由は製造過程においてシュリンク加工を施しているためです。シュリンク加工とは革の表面を収縮させて細かいシボを施す加工のことです。

また、「クロム鞣し(なめし)」加工も行っているため丈夫な仕上がりになっています。鞣しで使用される成分は「タンニン」か「クロム」が多く、クロムのほうが繊維の繋がりが強く強度が上がります。

しかし、クロム鞣しの場合、革本来の表情がなくなりやすく経年変化しにくいため、敢えてクロム鞣しの時間を短くすることで経年変化も楽しめるような工夫が行われています。

ボックスカーフとタデラクトの違い

ボックスカーフのバーキン

タデラクトのバーキン

ボックスカーフとタデラクトは非常に似ている素材ですが、両者には主に二つの違いがあります。

一つ目は「硬さ」です。ボックスカーフのほうがタデラクトよりもわずかに硬い素材となっています。

二つ目は「光沢感」です。ボックスカーフのほうがタデラクトよりも光沢感が強い素材となっています。

ボックスカーフの定番色

ケリー28のショコラ

ベアンのブラック

ボックスカーフはブラックやショコラ、ルージュアッシュなどが人気の色です。

ブラックは言わずと知れた王道色で高級感があり、どんなコーディネートにも合わせやすい色です。光沢感が特徴のボックスカーフとの相性が抜群です。

ショコラはブラックに近いブラウンで、ボックスカーフと合わせることで艶感が出て上品な仕上がりになります。

ルージュアッシュは大人な色気を放つ赤色です。鮮やか過ぎないため原色が苦手な方でも持ちやすくなっています。

ボックスカーフが使われているエルメスの人気バッグ

ここでは、ボックスカーフが使われているエルメスの人気バッグを3種類紹介します。

バーキン

バーキンはエルメスの中で最も人気と知名度が高いバッグです。

イギリスの映画女優ジェーン・バーキンのニーズに応えて作られ、その最大の魅力は収納力の高さにあります。

フラップを開けると大きな開口部が現れ、仕切りがないため大きな荷物も収納可能です。どんなシーンでも使えるところも魅力の使いやすいハンドバッグです。

特にボックスカーフのバーキンは上品な光沢感がエルメスらしい雰囲気をより高めます。

ケリー

エルメスのケリーバッグは、エレガントなデザインと高い機能性を兼ね備えたエルメスを代表するバッグの一つです。

ミニマルな台形型のフォルムは芸術的で、フラップが被さりベルトで開閉するシンプルなデザインです。フォーマルからカジュアルまで相性が良く、さまざまなシーンで活躍するアイテムです。

ボックスカーフは高級感が感じられる人気の素材のため、ケリーのエレガントなデザインをより引き立ててくれます。

ボリード

1923年に誕生したボリードはファスナーで簡単に開閉できるのがポイントのハンドバッグです。

クラシックで正統派なデザインと切り替えのステッチや楕円形のネームタグが特徴です。

広いマチで収納力が高くショルダーストラップをつけることでショルダーバッグとしても使用できます。

サイズ展開も豊富で大きなサイズは旅行用のバッグとしても人気があります。

ボックスカーフを使用したボリードはよりクラシックな印象になりフォーマルなシーンにもぴったりです。

ボックスカーフが使われているエルメスの人気財布

ここでは、ボックスカーフが使われているエルメスの人気財布を紹介します。

べアン

ベアンはエルメスの定番財布として人気で、カラーバリエーションも豊富です。

エルメスのアイコン「H」金具をベルト部分に施しており、さりげない上品さを表現しています。

ベアンの上品さにボックスカーフの光沢感と艶感を合わせることで一層美しい仕上がりになっています。

ボックスカーフのお手入れ方法

傷がつきやすいボックスカーフは、特にお手入れが大事な素材です。

一般的な革製品のお手入れではクリームの使用が推奨されていますが、エルメスでは市販のアイテムを使用したお手入れは推奨していないため、購入した店舗やブランドの公式ガイドラインを確認してアイテムを選ぶことをお勧めします。ボックスカーフは傷がついても磨くことで美しさを蘇らせることができるため定期的にお手入れを行いましょう。

またエルメスの直営店ではメンテナンスも受け付けています。大切なアイテムを長期間きれいな状態で保つためにも、定期的に直営店でメンテナンスをしてもらいましょう。スレや傷などができた場合は、修理も受け付けてもらえます。

ボックスカーフ以外のエルメスの代表的な革素材

エルメスには、ボックスカーフ以外にもさまざまな革素材があります。ここでは、ボックスカーフ以外のエルメスの代表的な革素材を6種類紹介します。

クシュベル

クシュベルは、正式名称を「ヴォー・グレネ・クシュベル」といい、雄仔牛のレザーに光沢のあるガラス加工が施された素材です。

細かい革目の型押しが施され、軽量で耐久性や防水性に優れているため、ケリーやバーキンなどエルメスのアイコンバッグにも使われていました。

非常に使い勝手の良い人気の高い素材でしたが、現在は廃盤となっており、似た特徴を持つヴォーエプソンがその後継としてエルメスの定番素材になっています。

フィヨルド

雌の子牛の革を用いた素材で正式名称は「ヴァシェット・クリスペ・フィヨルド」です。

柔らかく革目が大きくソフトな質感が特徴です。マットな仕上がりで傷や擦れに強く高い防水性を持っています。

ヴォーエプソン

ヴォーエプソンは2003年にエルメスのラインナップに追加された新しい素材で廃盤となったクシュベルの後継となる素材です。

クシュベルには光沢のあるガラス加工が施されていたのに対し、ヴォーエプソンはガラス加工がなくマットな仕上がりとなっており、落ち着いた印象を与えてくれます。また、適度な固さとハリがあり型崩れしにくいのが特徴です。

傷や擦れにも強く軽量で持ち運びしやすいため、大きなサイズのバッグにおすすめです。発色も良いためバッグや財布、小物など幅広いアイテムに使用されています。

アルデンヌ

フランス北部からベルギー南部に位置するアルデンヌ地方の雌仔牛の革です。

粗めの型押しで重厚感があるのが特徴です。

しかし現在は廃盤となり、後継素材としてヴァッシュリエジェが使用されていましたが、ヴァッシュリエジェも既に廃盤となっています。

トゴ

トゴの正式名称は「ヴォー・クリスペ・トゴ」で、1997年にエルメスのバッグ素材として誕生しました。

雄の仔牛の皮から作られ、細かなシワ模様が特徴です。指で触れると分かるほど深い型押しが施され、適度な柔らかさで傷や擦れにも強く、扱いやすい素材です。

その艶消しの質感と発色はエレガントさを演出し、さまざまなコーディネートに合わせやすく、エルメスの牛革の中でも人気があります。

バッグや小物に広く使用されています。

トリヨンクレマンス

トリヨンクレマンスは、かつて「ムー」とも呼ばれていた、雄牛の革から作られる素材です。

柔らかくマットな質感と大きめの革目が特徴で、適度なハリがあるため傷や擦れに強い反面、水分には弱いため注意が必要です。

エルメスのアイテムの中でもよく使われており耐久性がありますが、こまめなお手入れが大切な素材です。

ボックスカーフのアイテムの買取相場価格

エルメスのボックスカーフ素材が使われている主なアイテムの買取価格の一例を見ていきましょう。

モデル買取価格
バーキン35ブラック100万円
バーキン35レッド105万円
ケリー32ブラック90万円
ケリー28ノワール115万円
ボリード27ブラック22万円
ボリード31ルージュアッシュ27万円
ベアン・コンパクトブラック14万円

上記の買取価格はあくまでも一例です。状態はもちろん、色によっても買取価格が異なるため、詳細な金額が気になる方は無料査定を利用しましょう。

エルメスのアイテムを高価買取してもらう5つのコツ

エルメスのアイテムを高価買取してもらうためには、アイテムの状態の良し悪しだけではなく、付属品を揃えることやキャンペーン情報などをチェックする必要があります。

そこで、エルメスのアイテムを高価買取してもらうためのコツを紹介します。

付属品を揃える

エルメスのアイテムを高価買取してもらう場合、付属品の有無が査定額に影響することが多いです。

状態付属品査定額への影響
未使用品

箱、保存袋影響あり
サイテス(エキゾチックレザー)、ショルダーストラップ、クロシェット、カデナ、鍵など影響あり
中古品

箱、保存袋影響なし
サイテス(エキゾチックレザー)、ショルダーストラップ、クロシェット、カデナ、鍵など影響あり

例えば、購入時に付いていた箱や保存袋などがあると買取価格がアップする可能性があるためとても重要です。もちろん付属品がなくても買取は可能ですが、高額買取を狙うなら付属品は取っておきましょう。

なお、中古品の場合、箱や保存袋の有無が買取価格に大きな影響を与えることはあまりありません。

複数の買取業者を比較する

エルメスのアイテムを高く買取してもらいたいなら、複数の買取業者を比較しましょう。

1社だけの査定だと提示金額が高いのか安いのかを判断することが難しくなってしまいます。

他の買取業者の方が査定金額が高かったり、サービスの質が高いのに査定金額が安かったりと、買取業者によって特徴が様々です。

したがって、複数の買取業者に査定を依頼して比較検討することがとても重要で、この査定金額を軸に金額よりもサービスの質を重視するのか、サービスよりも金額を重視するのかなど、自分に合った買取業者を選ぶことができます。

不要な物をまとめて売却する

エルメスのアイテムだけを売っても、高く買取してもらえる可能性はありますが、他にも売りたいブランドアイテムがあれば同時に売却することをおすすめします。

お店にもよりますが、複数のブランドバッグを一緒に売ることで買取価格が高くなるケースもあります。

ひとつひとつ買取に出すのは手間も時間もかかるため、一緒に売りたいブランドアイテムがある場合は、まとめて買取してもらいましょう。

売却前に簡単な手入れをする

バッグの状態を良くするために、自宅でメンテナンスをしましょう。

表面についた目立たない汚れやホコリを丁寧に拭き取るだけでも、印象は大きく変わります。

ブランドバッグの買取では、商品の状態が買取価格に大きく影響します。内側に溜まっている黒ずみやホコリも、落としておくとよいでしょう。

キャンペーンを利用する

買取店の中には「期間限定で買取価格が〇%アップ!」といったキャンペーンを行っていることがあります。

こういったキャンペーンを行っている買取店で買い取ってもらうことで、買取相場よりも高い金額で売却できるのがポイントです。

高価買取を狙うのであれば、何らかのキャンペーンが行われている買取店を狙って探すのがおすすめです。

ブランドオフは「エルメスのアイテム」を高価買取中!

現在、ブランドオフでは、エルメスのアイテムを高価買取中です。

ブランド品の買取に特化しており、エルメスのアイテムの買取実績も豊富です。

全国約40店舗展開中で各店舗にブランド品を熟知したプロの査定士が在籍、業者専用のオークションも運営してるので、最新の相場に合わせた買取が可能です。

状態や状況によっては、相場以上の買取金額がつく可能性があるため、エルメスのアイテムの買取をご検討中の方はぜひ当社ブランドオフにご相談ください。

店頭、宅配、出張の3つの買取方法に加えて、LINE査定も行っております。

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