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【貴金属の刻印一覧】それぞれのマークの種類や意味を紹介
貴金属のアクセサリーやジュエリーには、見慣れない数字やアルファベットの刻印が刻まれていることがあります。これらの刻印は、素材の種類や純度を示す重要な情報です。
特に金の刻印は、純金なのか、それとも他の金属を含む合金なのかを見分けるポイントに。
しかし、刻印の種類は多岐にわたり、国やメーカーによっても異なります。そのため、「この刻印はどういう意味?」と疑問に思ったことがある方も多いでしょう。
本記事では、金を中心に、銀・プラチナ・パラジウムなどの貴金属の刻印を一覧で紹介し、それぞれの意味を解説します。
買取や購入の際に役立つ知識として、ぜひ参考にしてください。
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そもそも貴金属の刻印とは?


貴金属のジュエリーやアクセサリーには、必ずと言っていいほど「刻印」と呼ばれる数字やアルファベットのマークが入っています。
この刻印には、素材の種類や純度、製造メーカーなどの情報が記されています。しかし、種類が多く、見慣れない記号も多いため、意味を理解するのは簡単ではありません。
そこでまずは、刻印の「意味」と「役割」について詳しく解説します。刻印の知識を身につけることで、貴金属の価値を正しく判断できるようになります。
刻印の意味
貴金属の刻印は、その素材や純度を示す重要な情報です。特に金やプラチナの刻印は、純度を数値で表していることが多く、ジュエリーやアクセサリーの品質を判断する際に欠かせません。
- 純度表示:金なら「K18」、プラチナなら「Pt950」など、金属の含有率を示す
- メーカー刻印:ブランドや工房名が刻まれていることもある
- 国際的な規格:国によって異なる刻印ルールがある
例えば、「K18」と刻印されている場合、金の含有率は75%で、残り25%は他の金属が混ざっていることを意味します。一方、「999」や「24K」といった刻印は純金を示します。純度が高いほど価値は上がりますが、柔らかく傷つきやすいという特徴もあります。
このように、刻印を理解することで、貴金属の価値をより正確に極めることが可能です。
刻印の役割
刻印は、貴金属の品質や価値を保証するための重要な役割を持っています。これは購入者が安心してジュエリーを選べるようにするための指標となります。
刻印が持つ主な役割は以下の通りです。
- 素材の識別:金・プラチナ・銀など、見た目では区別しにくい素材を判別できる
- 純度の証明:K18やPt950など、含有率を明確にすることで価値を保証する
- 買取時の査定基準:刻印の有無で買取価格が大きく変わることもある
例えば、同じ金色の指輪でも、K18と刻印されているものと、メッキ製品では価値が大きく異なります。純度が明記されていることで、購入時だけでなく買取時にも適正な価格がつきやすいです。
また、一部の高級ブランドでは独自の刻印を使用し、模倣品との識別に役立てています。このように、刻印は単なる目印ではなく、品質を証明し、資産価値を保つために欠かせないものなのです。
貴金属の刻印の種類一覧


貴金属の刻印には、金・銀・プラチナ・パラジウムといった素材ごとに異なる種類が存在します。特に金は「K18」「999」、プラチナは「Pt950」など、純度を示す数値が刻印されることが一般的です。
銀やパラジウムにも独自の刻印があり、これらのマークを知っておくことで、貴金属の価値をより正確に判断できます。
ここからは、各貴金属ごとの刻印の種類を一覧表で紹介し、それぞれの意味を解説します。
金の刻印一覧表
金の刻印には、純度や製造国による違いがあります。基本的な刻印とその意味を以下の表にまとめました。
刻印の種類 | 純度 |
K24、1000、999.9、Au1000、Au999、FINEGOLD、純金など | 99.9%〜100% |
K22、916、917、Au916など | 91.6% |
K18、750、Au750など | 75% |
K14、585、Au585など | 58.5% |
K10、416、417、Au416など | 41.7% |
K9、375、Au375など | 37.5% |
また、宝飾業界では、色味の違いや耐久性の強化を目的とした「カラーゴールド」が使用されることがあります。カラーゴールドには専用の刻印が施されることがあり、代表的なものは以下の通りです。
- グリーンゴールド:GG
- ピンクゴールド:PG
- ホワイトゴールド:WG
- イエローゴールド:YG
金の表面に金を塗布した製品(メッキ)は、以下の刻印が使われることがあります。
- 金メッキ:GP
- 電気メッキ:GEP
- 厚金メッキ:HGE
ただし、刻印がないにもかかわらず金メッキ製品である場合もあるため、購入時には信頼できる販売元を選ぶことが大切です。
銀の刻印一覧表
銀の刻印には、純度ごとに異なる種類があります。一般的なものを以下の表にまとめました。
刻印 | 純度 |
SV1000、SV999、SILVER1000、SILVER999、Ag1000、Ag999、純銀など | 99.9%〜100% |
SV950、Ag950、SILVER950など | 95% |
SV925、Ag925、SILVER925、STERLING SILVERなど | 92.5% |
SV900、SILVER900、Ag900など | 90% |
SV800、SILVER800、Ag800など | 80% |
例えば、「925」と刻印されている場合、これはスターリングシルバーを意味し、純度92.5%の銀が含まれていることを示します。シルバーアクセサリーの多くがこの純度を採用しており、適度な硬さと美しい輝きを持ちます。
一方、「999」刻印の純銀は非常に柔らかく、小さな傷がつきやすいため、ジュエリーよりも銀貨や記念メダルに使われることが多いです。
また、純度92.5%の銀は「本物」「信頼できる」という意味の「スターリングシルバー」とも呼ばれています。
プラチナの刻印一覧表
プラチナの刻印は、金や銀と同様に純度を示すものが使われます。刻印はプラチナの「Pt」と、千分率を組み合わせたものです。代表的な刻印を以下の表にまとめました。
刻印 | 純度 |
Pt1000、Pt999、Pm1000、1000、999、PLATINUM | 99.9%〜100% |
Pt950、Pm950、950 | 95% |
Pt900、Pm900、900 | 90% |
Pt850、Pm850、850、Pt | 85% |
Pm | およそ85% |
プラチナは硬く、変色しにくい貴金属ですが、純度が高いほど柔らかくなるため、用途によって適切な純度が選ばれます。
また、日本のジュエリーには「Pt900」や「Pt850」といった刻印が多く見られますが、海外では「950」や「900」といった数字だけの刻印が主流です。プラチナ製品を選ぶ際は、刻印を確認することで品質を見極めることができます。
パラジウムの刻印一覧表
パラジウムはプラチナと似た特性を持つ貴金属で、刻印にも独自の種類があります。代表的なものを以下にまとめました。
刻印 | 純度 |
Pd1000、Pd999 | 99.9%〜100% |
Pd950 | 95% |
Pd900 | 90% |
Pd500 | 50% |
例えば、「Pd950」と刻印されたジュエリーは、95%のパラジウムを含んでおり、プラチナと似た上品な輝きを持っています。特に、金属アレルギーを起こしにくい特性があるため、肌が敏感な人にも人気です。
また、パラジウムはプラチナの代替素材としても使用されることがあり、「ホワイトゴールド」に混ぜられることも多々あります。
ここまで貴金属の刻印の種類を紹介しました。刻印を見て素材を正しく理解すれば、自分に合ったジュエリーを選ぶ際の参考になります。
ジュエリーブランドの刻印一覧


ジュエリーブランドの刻印は、そのブランドが製造したことを示すための印で、製品に付けられることが多いです。刻印は主にブランド名やロゴ、またはそのブランドが使用する特有の記号で構成され、製品のオリジナリティや信頼性を証明する役割を果たします。
有名なジュエリーブランドの刻印を紹介します。
刻印 | ブランド名 |
ハート形と「P」のイニシャルが組み合わさったデザイン | アイプリモ(I-PRIMO) |
ブランド名の明朝体と筆記体の2種類 | アンナマリア・カミリ(ANNAMARIA CAMMILLI) |
ブランド名である「Ambrose」 | アンブローズ(Ambrose) |
ブランドの頭文字である「VCA」 | ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels) |
六芒星の中央に「S」が配置された、通称「ホシエスマーク」 | ギンザ・タナカ(GINZA TANAKA) |
ブランド名である「Queen」 | クイーン(Queen) |
頭文字の「C」と「H」を重ねた形 | クリスティーナハン(Christina Han) |
ブランド名である「K.UNO」 | ケイウノ(K.UNO) |
ブランド名の頭文字「ST」 | サマンサティアラ(Samantha Tiara) |
ブランド名に基づく刻印「SAMISTAR-D」 | サミスターダイヤモンド(Samistar-Diamond) |
頭文字の「C」と「J」を組み合わせた形 | シチズンジュエリー(CITIZEN JEWELRY) |
「GEM」のGと「CEREY」のCを左右反転にさせた形 | ジェムケリー(GEMCEREY) |
ブランド名である「CHAUMET」がそのまま | ショーメ(CHAUMET) |
四つ葉のクローバーのような形をしたひし形のマーク | ジュエリーマキ(JEWELRY MAKI) |
鳥の刻印 | セイコージュエリー(SEIKO) |
ブランド名である「TASAKI」 | タサキ(TASAKI) |
ブランド名である「DAMIANII」 | ダミアーニ(DAMIANI) |
ブランド名である「TIFFANY & CO.」 | ティファニー(TIFFANY & CO.) |
ブランド名の頭文字「NR」 | ニナリッチ(NINA RICCI) |
ブランド名である「Pierre Cardin」 | ピエール・カルダン(Pierre Cardin) |
頭文字「P」をゴシック体にしたようなロゴマーク | ポーラ(POLA) |
中央に「M」を配置したアコヤ貝のシンボル | ミキモト(MIKIMOTO) |
ブランド名の頭文字「M」 | モニッケンダム(MONNICKENDAM) |
ブランド名である「LUCIE」 | ルシエ(LUCIE) |
これらのジュエリーブランドの刻印は、それぞれのブランドのアイデンティティを表現する重要な要素です。各ブランドの刻印は、独自のデザインやシンボルを採用しており、顧客に対して品質と信頼の証となります。
海外と日本で貴金属の刻印は違う?
貴金属の刻印は、国によって基準や表記方法が異なります。日本では「K18」や「Pt900」のようにカラット(K)やプラチナ(Pt)を表記するのが一般的ですが、海外では数字のみで表記されることが多いです。
貴金属 | 日本の刻印 | 海外の刻印 |
金 | K24, K18, K14 | 999, 750, 585 |
銀 | SV925, 純銀 | 950, 900 |
プラチナ | Pt950, Pt900 | 925, 999 |
日本では「K(カラット)」や「Pt(プラチナ)」といったアルファベットが付くのに対し、欧米では数値のみで純度を示すことが一般的です。例えば、日本の「K18(金75%)」は、海外では「750」と表記されます。
また、ヨーロッパでは国ごとに刻印の規定が異なり、フランスではホールマーク(保証刻印)が施されることが多いです。一方、アメリカでは「14K」「18K」のようにK表記が使われることもあります。
海外製のジュエリーを購入する際は、刻印の違いを理解しておくと安心です。
まとめ
貴金属の刻印は、素材や純度、製造元などの重要な情報を示すため、ジュエリーやアクセサリーの価値を理解するために欠かせないものです。
金、銀、プラチナ、パラジウムそれぞれには、異なる刻印が存在し、それぞれの刻印が意味する内容も多岐にわたります。
購入や買取時に正しい価値判断を行うためには、刻印の意味や役割を理解しておくことが重要です。
本記事では、貴金属の刻印の種類とその詳細な意味について解説しました。刻印をしっかりと把握することで、貴金属をより安心して取引できるようになるので、ぜひ参考にしてください。
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