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目次
エルメスのカレ90とは?人気柄や高く売るためのポイントを解説
本記事では、エルメスのカレの人気柄について解説します。
さらに、カレを高く売るためのポイントや、同じデザインのカレでも価値が変わる理由についてもあわせてご紹介しています。
カレの購入を検討している方や、売却を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
エルメスのカレ90とは?


エルメスの「カレ」とは、1937年に誕生した、エルメスを代表するスカーフのひとつです。なかでも「カレ90」は、90cm×90cmのサイズのものを指し、定番サイズとして高い人気を誇ります。
なお、「カレ」はフランス語で「正方形」を意味します。その名の通り、縦横が同じ長さであることからこの名前が付けられました。
エルメスのカレの特徴


エルメスのカレは、誕生から半世紀以上が経った今もなお、高い人気を誇るアイテムです。ここでは、そんなエルメスのカレに見られる代表的な特徴について、詳しく解説していきます。
上質なシルク素材
カレには上質なシルクが使用されています。そのため、肌触りが滑らかで、心地よく使用することが可能です。
さらに、シルクは使い心地だけでなく、見た目の美しさにも優れている点が特徴です。
染色方法にも徹底したこだわりがあり、「シルクスクリーン」と呼ばれる技法によって、一枚一枚丁寧に染め上げられています。
この工程により、美しい発色と繊細なデザインが実現され、他にはない上品な質感と高級感が生まれています。
芸術性の高いデザイン
カレはさまざまなデザインで展開されており、いずれも個性的で魅力あふれる仕上がりとなっています。
一つひとつのデザインにタイトルとストーリーが込められており、スカーフでありながら、まるで芸術品のような存在感を放ちます。
デザインの幅広さや表現の多様性も魅力です。自分の好みに合った一枚を見つけやすいことは、カレが高い人気を誇る理由のひとつです。
エルメスを象徴する馬具のモチーフをはじめ、国や自然、神話など、さまざまなテーマをもとにデザインされています。
熟練職人による手作業
さまざまな工程が職人の手作業によって行われており、それによって高い品質が保たれていることが、エルメスのカレの特徴です。
たとえば、スカーフの縁には、フランス特有の巻き縫い技法「ルロタージュ」が施されています。
この技法は、縁を内側に巻き込みながら美しく仕上げるもので、機械では再現が難しく、すべて熟練の職人による手作業で丁寧に行われます。
エルメスのカレで展開されているサイズ


エルメスのカレは、さまざまなサイズで展開されています。
サイズによって見た目の印象や使用感が異なるため、用途やスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
以下は、代表的なサイズの種類と、それぞれの特徴です。比較しながら、自分に合った一枚を見つけてみてください。
20×20㎝(カレ20)
20×20cmの「カレ20」は、「ナノ」と呼ばれることもある最も小さなサイズです。
コンパクトなサイズ感のため、ポケットに入れて持ち運んだり、手首に巻いたりと、アクセサリー感覚で気軽に使うことができます。
45×45㎝(カレ45)
「カレ45」は、45×45cmのサイズで展開されている小ぶりなスカーフです。プチスカーフとも呼ばれ、ポケットチーフとして使うのに適しています。
また、バッグのハンドルに巻いたり、アクセサリーと組み合わせたりすることで、コーディネートのワンポイントとして華やかさを添えることができます。
55×55㎝(カレ55)
「カレ55」は、その名の通り55×55cmのサイズのスカーフです。
サイズ感はやや小さめではありますが、程よいボリュームもあるため、さまざまな用途に活用できます。
たとえば、髪に巻いてヘアアクセサリーとして使うのは、定番のスタイルです。
ほかにも、トートバッグの中身を隠す目隠しとして使えば、実用性に加えておしゃれなアクセントにもなります。
70×70㎝(カレ70)
使い勝手の良いサイズ感として高い人気を誇るのが「カレ70」です。
大きさは70×70cmで、使い道は多岐にわたります。
たとえば、ワンピースと組み合わせてベルトとして活用したり、リボンやヘアバンドとして頭に巻いてアクセントにしたりと、ファッションの幅を広げてくれるアイテムです。
特に、リボンやヘアバンドとして使う場合は、大きさに余裕があるため扱いやすいのが嬉しい点です。
リボン結びはもちろん、バンダナ風に巻くなど、さまざまなアレンジが楽しめるでしょう。
90×90㎝(カレ90)
カレのサイズのなかで、最も定番といっても過言ではないのが、90×90cmの「カレ90」です。
多くのカレがこのサイズで展開されており、デザインのバリエーションも豊富です。
アーティストやブランドとのコラボレーション商品も数多く登場しています。
使い勝手が良く、日常のスタイリングから特別なシーンまで、幅広く活用できるのも魅力のひとつです。
たとえば、大きめのサイズ感を活かして首元に二重に巻けば、ボリュームが出て小顔効果も期待できます。
ほかにも、結び目を複数作ってネックレス風にしたり、コートの上からベルトのように巻いたりすれば、コーディネートに個性と華やかさを添えてくれます。
140×140㎝(カレ140)
カレ140は、カレのサイズ展開の中でも最も大きなサイズで、「カレ・ジェアン」とも呼ばれています。
この大きなサイズ感を活かして、腰に巻いたり、薄手のショールとして肩からかけたりするなど、他のサイズでは難しい多様な使い方が可能です。
エルメスのカレの人気柄


エルメスのカレは、さまざまなデザインで展開されており、その種類は毎年増え続けています。
ここからは、その中でも特に人気の高い代表的なデザインをピックアップして紹介します。
動物
動物は、カレのデザインの中でも特に人気の高いモチーフのひとつです。
特に、エルメスというブランドの発祥とも深く関わりのある馬は、動物モチーフの柄の中でも象徴的な存在です。
また、同じ動物モチーフの柄でも、絵の雰囲気やテイストは多岐にわたります。
たとえば、絵画や図鑑のような精密なタッチで描かれる馬を一頭、大きく大胆に描いたものもあれば、ポップでカラフルな馬が群れで登場するようなデザインもあります。
馬具
馬具も、カレの人気柄のひとつです。馬具店から始まったエルメスの伝統を感じられるモチーフとして、多くの人に親しまれています。
鞍や手綱などの代表的な馬具に加え、鞍に足をかけるための鐙や、馬のひづめを保護する蹄鉄など、さまざまな馬具がデザインに取り入れられています。
鍵
カレで人気のある柄のひとつとして、「鍵」が挙げられます。
無機質で単調な印象を持たれがちな鍵をモチーフにしながらも、精密に描かれ、華やかに並べられたデザインによって、エレガントで芸術的な印象に仕上げられています。
カラーバリエーションも豊富で、選ぶ色によってクラシックにもモダンにも印象を変えることが可能です。
建築物
パリのフォーブル・サントノーレ通りにあるエルメス本社の社屋をモチーフにした柄が、メゾンエルメスです。
エルメスというブランドそのものを象徴するデザインとなっており、エルメスのファンにとっても特別感のある人気の高いデザインです。
国や地域
国や地域をモチーフにした柄も、高い人気を誇ります。
エルメス発祥の地であるフランスはもちろん、世界各国をテーマにしたデザインが展開されています。
中でも人気が高いのが、アフリカをテーマにしたデザインです。
大草原を背景に、シマウマやライオンなどの野生動物が描かれており、躍動感あふれるワイルドな雰囲気が魅力です。
そのほか、北極をモチーフにしたデザインもあります。
こちらは、ホッキョクグマや先住民族のエスキモーなどが登場し、他の柄とは一線を画す、独特で印象的な存在感を放っています。
神話
神話からインスピレーションを受けたデザインも、カレで人気のある柄のひとつです。
たとえば、「オルフェウスに誘われて」というテーマは、ギリシャ神話をモチーフにしています。
竪琴を奏でる詩人オルフェウスのもとに、動物や神獣たちが引き寄せられるように集まってくる様子が、幻想的かつ繊細に描かれています。
神秘的な魅力に包まれたこのデザインは、物語性あふれる柄として高い人気を誇ります。
自然
カレで人気のある柄として、植物や海、太陽や季節といった「自然」をモチーフにしたデザインが挙げられます。
「海」がテーマの場合、単に海そのものを描くだけではありません。
帆船や航海などの海にまつわる要素が落とし込まれており、物語性と奥行きを感じさせる表現が魅力です。
このように、ひとつのテーマの中でも多様なモチーフが組み合わされています。
さらに、カラーバリエーションも豊富で、シーンや気分に合わせて選べる点も人気の理由です。
幾何学模様
エルメスのカレには、クラシカルなモチーフだけでなく、幾何学模様を取り入れたデザインも展開されています。
直線や曲線、対称性を活かした構成美が特徴で、視覚的なインパクトと洗練された印象を与えてくれます。
シンプルながらも計算されたデザインが光る、知的でスタイリッシュな柄です。
和柄
日本らしいデザインである和柄も、カレのバリエーションの中で高い人気を誇ります。
なかでも、2011年に発売された「Ex Libris en Kimonos」は、日本の伝統的な着物の柄をモチーフにした印象的なデザインです。
市松模様や麻の葉をはじめ、松竹梅、鶴亀、青海波など、多彩な和の要素が散りばめられており、和の趣とエルメスならではの美意識が見事に調和しています。
エルメスのカレを高く売るためのポイント


エルメスのカレを高く売るためには、いくつか意識すべきポイントがあります。
以下に、具体的なポイントとその詳細を示しますので、参考にしてください。
付属品を揃える
エルメスのカレに限らず、ブランド品は付属品が揃っていると、より高い価値がつく傾向があります。
具体的には、その商品独自のオリジナルの箱や保存袋などが付いていると、買取価格が上がる可能性があります。
また、鑑定書や保証書などが揃っていると理想的です。
これらは、そのアイテムが本物であることを証明してくれます。信頼性が高まり、より高値での取引につながることがあります。
クリーニングで綺麗な状態にする
汚れがなく綺麗な状態であるほうが価値が高まり、高値で売ることが可能です。
ただし、エルメスのカレは基本的にシルクで作られているため、汚れを落とす際には注意が必要です。
洗濯機は使用せず、手洗いをするか、専門店にクリーニングを依頼しましょう。
なお、自分で洗う場合は、誤った手順で洗って縮ませてしまわないよう十分に気をつけてください。
時間が経つ前に手放す
基本的に、新しいものであるほど需要が高く、時間の経過とともに価値が下がる傾向があります。
特にブランド品は価格が変動しやすいため、売るタイミングが重要です。
そのため、可能な限り早く手放すことで、高く売れる可能性が高まります。
ただし、アイテムによっては年月を経ることで価値が高まることもあります。
ヴィンテージ品として再評価され、希少価値が見出されることがあるからです。
エルメスは安定した人気を誇るブランドであり、特定のモデルやデザインは、時間が経っても高値で取引されやすいです。
複数のアイテムをまとめて売る
単品で売るのではなく、複数のアイテムをまとめて売ることで、高値が付きやすくなります。
例えば、買取業者に複数点をまとめて査定に出すことで、効率的に買取が行えると判断され、査定額がアップすることがあります。
単品では値段がつかないようなアイテムでも、他の商品とまとめて売れば値段がつきやすいです。
業者によっては、まとめ売りによって買取金額がアップするキャンペーンを実施している場合もあります。
複数の業者で比較検討する
同じアイテムでも、買取業者によって査定額は異なります。
これは、各業者の在庫状況や販売方針、得意とするブランドなどが異なるためです。
そのため、エルメスのカレを高く売りたい場合は、複数の業者を比較検討することをおすすめします。
買取業者に依頼を出す際は、あらかじめ口コミや買取実績、対応の丁寧さなどを確認しましょう。
信頼できる業者を選ぶことで、安心して取引を進めることが可能です。
同じデザインのカレでも価値が変わる理由


同じデザインのカレでも、いくつかの要素が影響して価値が変わる場合があります。
ここからは、価値が変わる具体的な理由とその詳細について解説します。
サイズが違う
カレは、1つのデザインに対して複数のサイズが展開されていることも珍しくありません。
そして、サイズが異なれば価値も変わります。一般的には、サイズが大きいものほど価値が高くなりやすいです。
タグが違う
同じデザインのカレでも、タグの違いによって価値が変わることがあります。
これは、過去の人気デザインが復刻版として再販された場合に起こる現象です。
一般的に、オリジナルの初期モデルのほうが希少性が高く、高値で取引されやすくなります。
まとめ
エルメスのカレは、上質な素材と芸術性の高いデザイン、そして職人による手作業によって仕立てられた、エルメスを象徴するスカーフです。
定番の「カレ90」をはじめ、さまざまなサイズやデザインが展開されており、自分のスタイルや用途に合わせて選べるのが魅力です。
また、カレのデザインには動物や馬具、神話など多彩なテーマが取り入れられており、一枚一枚にストーリーと美しさが宿っています。
長年にわたり愛され続けている理由が、こうしたディテールに表れています。エルメスのカレの購入や売却を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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