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目次
エルメスのファランドールとは?定価やサイズ、シェーヌダンクルとの違いなど徹底解説
エルメスのファランドールは、90年以上の歴史を持つエルメスのシェーヌ・ダンクルを再解釈した派生的なコレクションです。錨の鎖をモチーフとしている点はシェーヌダンクルと同じですが、ファランドールはより軽やかで繊細な印象があります。
この記事では、エルメスのファランドールについて、特徴やシェーヌダンクルとの違い、アイテム展開、定価などを解説します。
エルメスのファランドールについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
エルメスのファランドールとは?


エルメス(Hermes)のファランドール(Farandole)は、エルメスのリングやピアス、ブレスレットなどに用いられているモチーフです。エルメスの主要なジュエリーコレクションといえるでしょう。
ここでは、以下のとおりファランドールについて詳しく解説します。
- デザインの特徴
- ファランドールの意味
- シェーヌ・ダンクルとの違い
- ファランドールの魅力
- ファランドールの歴史
デザインの特徴
エルメス(Hermes)のファランドール(Farandole)は、エルメスを象徴するモチーフ「シェーヌ・ダンクル(Chaine d’Ancre)」を、より繊細かつ軽やかにしたフォルムが特徴です。
通常のシェーヌ・ダンクルよりもコマが細かく、しなやかなラインが表現されています。
ファランドールの意味
ファランドール(Farandole)は、フランス南部にあるプロヴァンス地方の伝統舞踊を示す名詞です。ファランドールでは、軽快なリズムに合わせて人々が手を繋いで流れるように踊ります。
エルメスのファランドールには、ファランドールが持つ軽やかさや優雅さ、自由な精神が反映されているといえるでしょう。
ファランドールとシェーヌ・ダンクルの違い
ファランドール(Farandole)とシェーヌ・ダンクル(Chaine d’Ancre)の違いは、軽やかさや繊細さがあるかどうかといえます。
両者を見分けるために覚えておきたい特徴的な違いは、モチーフの細長さです。通常のシェーヌ・ダンクルと比べ、ファランドールは細長く、丸みを帯びています。
なお、ファランドールはシェーヌ・ダンクルを再解釈したものです。錨の鎖というモチーフが原点であることに違いはありません。
ファランドールは、シェーヌ・ダンクルから派生したものといえます。
1938年、シルバー製ブレスレット《シェーヌ・ダンクル》の登場を皮切りに、メゾンは新たな大海原へと舵を切りました。誕生以来そのモチーフは尽きることのないインスピレーションの源として、自由な解釈によってさまざまなフォルムや素材で生まれ変わり続けています。
引用:エルメス公式オンラインストア
ファランドールの魅力
ファランドールの魅力は非常に多様で、ここですべて語るのは困難です。
しかし、ファランドールが多くの人を惹きつけている最大の理由は、日々の装いに自然と溶け込みながらも、確かで洗練された存在感を放ってくれる点にあるでしょう。
ファランドールはそれほど派手なモチーフではありませんが、熟練の職人技によって、細部までこだわり抜いたディテールが生み出されています。
さりげなく、高い品格や格調を纏うことができる点が、ファランドールの大きな魅力といえるでしょう。
ファランドールの歴史
ファランドールの歴史は、エルメスというメゾンを象徴するシェーヌ・ダンクルの力強いモチーフからインスピレーションを得たことに始まります。
シェーヌ・ダンクルは、1937年にロベール・デュマがノルマンディの海岸を散策中、錨の鎖にインスピレーションを受けて誕生したモチーフです。
ファランドールはシェーヌ・ダンクルの長い歴史に比べると新しいコレクションですが、その美しさから、瞬く間にエルメスの人気シリーズとなりました。
エルメス ファランドールのアイテム展開とサイズ
シェーヌ・ダンクルから派生した人気のある「ファランドール」は、以下のアイテムなどで展開されています。
- ブレスレット
- ネックレス
- ピアス
ファランドールコレクションの購入を検討している方のために、アイテムの特徴やサイズ、素材のバリエーションなどを紹介します。
ブレスレット


ファランドールのブレスレットのサイズ展開は、主に以下の表のとおりです。
サイズ | 内周 | 特徴 |
---|---|---|
SH | 約14.5cm | 手首が細めの方や、フィット感を重視する方向け |
ST | 約15.5cm | 最も一般的なサイズで、多くの方に適しています |
LG | 約16.5cm | ゆったりとした着け心地を好む方や、男性にも人気のサイズ |
ファランドールのブレスレットで最も人気がある定番の素材は、SV925(銀92.5%)です。K18PG(K18のピンクゴールド)も人気があります。
ネックレス


ファランドールのネックレスのサイズ展開は、主に以下のとおりです。
- 80
- 120
- 160
※上記は代表的なサイズであり、モデルによって若干異なる場合があります。
素材は主にSV925(銀92.5%)が使用されています。
ピアス


ファランドールのピアスのサイズは、幅約5.5mm x 高さ約9.4mmのものが人気です。素材はSV925(銀92.5%)のほか、K18PG(K18のピンクゴールド)も少なくありません。
エルメス ファランドールの定価は?


ファランドールに限らず、エルメスは定価を一般に公表していません。ただし、2025年5月現在、エルメスの公式オンラインストアではファランドールコレクションの一部が掲載されていました。
商品名 | 品番 | 価格 | 素材 | サイズ |
---|---|---|---|---|
リング 《ファランドール》 | H221625B | 855,800円 | ホワイトゴールド ダイヤモンド0.45ct | 50/53/55 |
ペンダント 《ファランドール》 PM | H221303B | 1,507,000円 | ピンクゴールド 750/1000 ダイヤモンド 0.45ct | ST |
ピアス 《ファランドール》 | H221516B | 1,606,000円 | ピンクゴールド 750/1000 ダイヤモンド0.9 ct | - |
2025年5月時点で、エルメスの公式オンラインストアにおける最安のファランドールは、リングの855,800円です。ただし、いずれもダイヤモンドがあるものでした。
なお、エルメスでは価格の改定も比較的頻繁に行われているため、今後、値上げなどの改定により変動する可能性があります。
ブレスレットなど、公式オンラインストアにはないファランドールのアイテムについて定価を知るには、実際にエルメスの正規店(ブティック)に問い合わせることが確実です。
エルメス ファランドールはどこで買う?


エルメスのファランドールコレクションを買う場所(チャネル)には、以下の3つがあります。
- エルメスの正規店(ブティック)
- エルメスのオンラインストア
- ブランド専門店
それぞれメリットとデメリットがあるため、ご自身の状況や希望に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、それぞれの購入場所(チャネル)について、特徴や注意点を解説します。
エルメスの正規店(ブティック)
エルメス製品を最も安心して購入できるのは、正規店(ブティック)です。
正規店(ブティック)に在庫があれば、実際に商品を手に取って試着しながら選ぶこともできます。
また、専門知識を持つセールスアソシエイト(担当者)から、丁寧な商品説明やコーディネートのアドバイスを受けられる点も大きなメリットです。
ただし、当然ですが正規店(ブティック)では基本的に定価での販売となります。セールや割引は期待できません。
エルメスのオンラインストア
エルメスの公式オンラインストアでも、ファランドールコレクションの一部が販売されていることがあります。
公式オンラインストアは、近くに正規店(ブティック)がなくてもオンラインで注文できる点が便利です。
しかし、オンラインでは実物を試着したり、担当者から接客を受けたりすることはできません。アクセサリーの付け心地やサイズなど、事前に慎重に検討することが大切です。
ブランド専門店
ブランド品を取り扱っている専門の業者も、エルメスのファランドールコレクションを販売していることがあります。
エルメスの正規店ではないため、ブランド専門店では新品を購入することはできません。いわゆる中古品であり、品物の状態は多様です。
また、品物だけでなく、店舗自体の信頼性も一律に信頼できるとは言い切れません。例えば、正規品ではないもの、すなわち偽物や改造品を本物として販売しているかもしれません。
一方で、ブランド専門店なら、正規店(ブティック)では取り扱っていない廃盤モデルや希少なヴィンテージアイテムにも出会える可能性があります。正規品(ブティック)ではなかなか出会えないアイテムも、ブランド専門店では取り扱っているかもしれません。
ブランド専門店でファランドールを購入する際は、そのブランド専門店の評判などから信頼性を確認しましょう。
エルメス ファランドールの買取価格は?


エルメスのファランドールは、中古市場でも非常に人気が高いため、アイテムや状態によっては高く売れます。
一般的に、買取価格に影響する要素は以下のとおりです。
査定ポイント | 詳細 |
---|---|
種類・モデル | 人気の高いモデルやサイズは高値がつきやすい |
素材 | シルバー、ピンクゴールド、ダイヤモンドの有無など。貴金属の価値も価格に影響する |
状態 | 目立つ傷や変色、破損がないか。未使用品は高評価 |
付属品の有無 | 購入時の箱、保存袋、リボン、取扱説明書、レシートなどが揃っているかどうか |
お持ちのファランドールについて買取価格を知りたい場合は、ブランド専門店に無料査定を依頼してみてください。
エルメス ファランドールに関するよくある質問(FAQ)


最後に、エルメス ファランドールに関するよくある質問(FAQ)にお答えします。購入前の検討材料として、ぜひ参考にしてください。
エルメス ファランドールは予約できますか?
エルメスで商品の予約ができるかどうかは、具体的な商品や店舗、人気度、時期など多様な要因によって異なります。したがって、ファランドールの予約ができるかどうかを一概に答えることはできません。
しかし、エルメスは人気のある商品の予約や取り置きには原則として対応していないことは事実です。そのため、ブティック(店舗)でファランドールがほしいと伝えていたとしても、入荷・入庫したときに連絡が来る可能性は高くないと考えておくべきでしょう。
エルメス ファランドールにメンズはありますか?
ファランドールは基本的にレディースコレクションですが、愛用している男性も少なくありません。特にLGサイズのブレスレットなどは、男性が着用してもスタイリッシュです。
もっとも、男性がファランドールを購入する場合は、試着などでサイズ感やバランスをよく確認することが大切です。
【まとめ】
エルメスのファランドールは、シェーヌ・ダンクルから派生したコレクションです。シェーヌ・ダンクルよりも細長く、繊細で軽やかなフォルムが特徴といえます。
ファランドールは日々の装いに自然と溶け込みながらも、確かで洗練された存在感を放ってくれます。
この記事でファランドールの魅力を再確認し、ぜひファランドールのアイテムを日常に取り入れてみてください。

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