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【鑑定書と鑑別書の違いとは?】有無で買取にどのような影響を与えるのか詳しく解説
鑑定書とは、ダイヤモンドのグレードを証明するものです。一方の鑑別書とは、ダイヤモンドを含めた宝石に発行されるものです。
しかし、鑑定書のように細かく記載はされていません。この記事では、鑑定書と鑑別書の違いについてさらに詳しく紹介します。
鑑定書と鑑別書があるのとないのとではどのぐらい影響が及ぶのか、解説していきます。
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鑑定書と鑑別書の違いとは?


鑑定書と鑑別書は異なるものです。それぞれの違いを見ていきましょう。
鑑定書とは
鑑定書とは、一言でいうならばダイヤモンドのグレードを証明するものです。別名「ダイヤモンド・グレーディングレポート」といい、グレーディングレポートと呼ばれます。
ダイヤモンドの評価が決まる4Cの情報が記載されています。4Cとは以下のことです。
- カラット
- カラー
- カット
- クラリティ
なお、3mm以下のダイヤモンドに鑑定書は発行できません。
カラット
カラットとは、ダイヤモンドの重さのことです。1.0ctは0.200gと定義されています。重量があるほど希少価値が高まります。
つまり、10個で合計0.1ctのダイヤモンドより、1個で0.1ctのダイヤモンドのほうが何倍も高い価値になるのです。
カラー
ダイヤモンドは無色透明に近い方が価値が高くなります。ダイヤが黄色がかかっていたり、くすんでいたりすれば評価は下がります。
とはいっても、ダイヤモンドにもカラーがありその場合は例外です。色味はアルファベットでランク付けされ、最高はDで最低はZです。
カット
カットはダイヤモンドの輝きと煌めきを決める要素です。評価の対象となる形と仕上がりで、評価段階は5つです。
- 「EXCELLENT(EX)」
- 「VERY GOOD(VG)」
- 「GOOD(G)」
- 「FAIR(F)」
- 「POOR(P)」
EXCELLLENTが最も高く、最も低いのはPOORです。
クラリティ
クラリティとは、ダイヤの透明度を指します。透明度が高いほど評価が高くなります。
天然のダイヤモンドには必ず内包物と呼ばれる物質が入っていますが、不純物がないほど価値は高くなります。なお、この不純物は肉眼では見えないことがほとんどです。
鑑別書とは
「鑑別書」とはダイヤモンドを含めた宝石に発行されるものです。宝石の価値を評価するものというより、その宝石の種類や天然石か人工石かなどが記載されたものです。
宝石の重量やサイズなども記載されていますが、鑑定書のように細かく評価されていません。また、鑑別書の付属と宝石の価値は比例するものではありません。
保証書もある
保証書とは、ジュエリーブランドやショップが独自で発行するものです。保証書があれば、宝石の盗難や紛失が起きた際にブランドによる保証を受けられます。有名ブランドであれば、宝石が本物と証明する効力もあります。
公的な評価では鑑定書・鑑別書より弱いものの、あって損することはありません。
鑑定書や鑑別書の信用性


鑑定書・鑑別書も査定機関によって、信用度が異なります。信用度が高いのは、以下の3つです。
CGL(中央宝石研究所) | 国内最大手の鑑定鑑別機関 |
GAAJ(全国宝石学協会) | 国内でもっとも歴史がある |
AGTジェムラボラトリー | 世界的に権威がありダイヤモンドの4Cという基準を作った |
上記の鑑定書・鑑別書であれば効力も高くなります。
鑑定書と鑑別書がないと売却できない?
結論から述べると、鑑定書・鑑別書がなくとも売却はできます。しかし、お店によっては鑑定書・鑑別書がないと断られることもあります。
これは鑑定書・鑑別書が公的な信用のある機関の証明なためです。仮に鑑定書・鑑別書がない状態で買取してもらえるにしても、買取査定に影響を与えてしまいます。
これは、宝石の偽物製造のクオリティが上がって専門の鑑定士でも見分けが難しくなってきたためです。
買取で鑑定書・鑑別書があると良いパターン


買取で鑑定書・鑑別書は基本的にあるに越したことはありません。中でも、あると良いパターンは以下の4つです。
- 人にプレゼントする
- ジュエリーの品質を保証したい
- カラーストーンの買取
- パールの買取
それぞれのパターンを詳しく見ていきましょう。
人にプレゼントする
人にあげる場合は、鑑定書や鑑別書を付けましょう。特に品質を評価するダイヤモンドでは、鑑定書をつけることでより信用や価値が高まります。
ダイヤモンド以外であっても、本物との証明になるため鑑定書や保証書はあるのがベストです。
ジュエリーの品質を保証したい
自分用のジュエリーであっても、品質を証明するために鑑定書・鑑別書は手元にあると良いでしょう。公的に価値のあるもの、本物との証明ができます。
また、万が一売却することになっても鑑定書・鑑別書は役立ちます。いずれにしても大切に保管しておくと良いでしょう。
カラーストーンの買取
基本的に鑑定書・鑑別書はなくとも宝石は買取してもらえると述べましたが、カラーストーンの場合は鑑別書が必要になることがあります。
カラーストーンとは、ルビーやエメラルドといった色彩を持った宝石のことです。これは、カラーストーンは人工的な処理が加えられていることが多く、経験豊富な宝石鑑定士でも査定が難しいケースがあるためです。
さらにカラーストーンはダイヤモンドのように評価基準がないのも理由です。近年は人工的であっても、天然石のように見えるクオリティの高いものもあります。そのため、鑑別書があった方がより正確な査定額が出る可能性があります。
パールの買取
パールの買取でも、鑑別書があるのが理想です。パールは他の宝石に比べて、劣化しやすくなっています。たとえ、状態が良くとも品質の見極めにくいものです。
鑑別書がなくとも買取できる業者もありますが、高価買取を望むのであれば鑑別書はあるのがベストです。
鑑定書と鑑別書がない状態で買取を依頼するとどうなるのか


鑑定書と鑑別書がない状態でも売却はできるものの、以下の3つのデメリットがあります。
- 査定に必要な時間が増える
- 買取金額が低くなる可能性がある
- 買取してもらえない可能性がある
それぞれのデメリットを見ていきましょう。
査定に必要な時間が増える
鑑定書・鑑別書があれば、ダイヤを査定するうえで必要な4Cの情報をすぐに得られるためスムーズに査定ができます。しかし、鑑定書・鑑別書がないと4Cの評価から始まるため、査定に必要な時間が増えてしまいます。
とはいっても、経験豊富な鑑定士であれば鑑定書のない状態でも的確に評価できるため、正確な価格を出すことは自体は可能です。
買取金額が低くなる可能性がある
鑑定士の腕にかかわらず、宝石の鑑定書や鑑別書がないと査定額を低く提示されるケースがあります。これは、鑑定書・鑑別書はジュエリーの品質を保証するもので購入者に安心感を与えるためです。
また、経験の少ない鑑定士の場合は宝石の価値を適切に判断できず、買取価格が相場より低くなる可能性も。したがって、鑑定書や鑑別書を添えるのがベストです。
買取してもらえない可能性がある
「鑑定書と鑑別書がないと売却できない?」でも述べたように、鑑定書・鑑別書がないと買取を断られるケースがあります。これは鑑定書・鑑別書がないものは購入者に安心感を与えられないためです。
とはいっても、腕の有る鑑定士が在籍している買取専門店であれば、査定額が下がっても買取自体は可能です。買取業者の選択肢を広げるのであれば、鑑定書・鑑別書は用意しておきましょう。
鑑定書・鑑別書のために再査定はできる?


結論から述べると、鑑定書・鑑別書を紛失しても再査定を依頼すれば鑑定書・鑑別書を入手できます。まずは専門の期間に相談してみると良いでしょう。
費用の相場は1,000円〜15,000円と幅広く、宝石のサイズや記載される項目でトータル料金が変わります。
費用を抑えたいのであれば、宝石の鑑定・鑑別専門機関よりも、宝石買取専門店に依頼するのがおすすめです。ここでは、鑑定書・鑑別書の再発行方法を以下の3つに分けて紹介します。
- 宝石の鑑定・鑑別機関へ依頼する
- 宝石の買取専門店へ依頼する
- 購入したジュエリーショップで行う
宝石の鑑定・鑑別機関へ依頼する
1つ目が宝石の鑑定・鑑別機関へ依頼する方法です。日本で鑑定書や鑑別書の統一化を推進した、AGL(宝石鑑別団体協議会)が存在します。AGLは世界で共通の査定方法が採用されており、中立的な立場でジュエリーの鑑定・鑑別を行っています。
AGL以外ではGCL(中央宝石研究所)や「AGT/AGTジュムラボラトリー」も信頼が高く、日本のダイヤモンド市場では同社の鑑定書が指標になることも。これらの査定期間に依頼は信用度が高く、精度の高い鑑定書・鑑別書を発行してもらえるのがメリットです。
宝石の買取専門店へ依頼する
2つ目は宝石の買取専門店へ依頼する方法です。GIAをはじめ信用度の高い鑑定士が在籍している買取専門店であれば、1つ目の方法よりも依頼しやすいでしょう。
さらに鑑定を依頼すれば、そのまま査定から買取まで行ってくれるため手間も最小限で済みます。
購入したジュエリーショップで行う
ジュエリーを購入したお店でも再発行が可能です。効力自体は1つ目より劣るものの、気軽に鑑定を依頼できるのがメリットです。
再発行の料金は一律で決まっておらず、いくらかかるかはダイヤモンドのカラット数や各鑑別機関の基本料金によって異なります。詳しいことは購入したジュエリーショップに聞いてみるのが確実です。
再発行は多くの鑑定・鑑別機関でできない
これまで鑑定書・鑑別書の再査定ができると言いましたが、再発行はほとんどの鑑定・鑑別機関でできません。
そもそも再発行とは再査定という意味ではなく、本来の鑑定書の内容を発行するという意味です。
再発行ができない理由としては、鑑定対象の宝石と希望する再発行を希望する鑑定書・鑑別書が同じものかを判断できないためです。
鑑定書に記載されているレポートナンバーがわかれば発行してもらえるケースもありますが、できないケースが多いことを押さえておきましょう。
鑑定書・鑑別書がない場合は査定力あるお店に買取を依頼する
鑑定書・鑑別書がなくとも買取ができるケースがほとんどですが、ないことで買取価格が下がってしまうケースがあります。
さらに査定時間にかかる時間も長くなるでしょう。もしも鑑定書・鑑別書がない場合は、鑑定実績、買取実績が豊富な買取業者を選ぶことをおすすめします。
ここでは、おすすめの買取業者を以下の3つに分けて紹介します。
- ブランドオフ
- リクロ
- なんぼや
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ブランドオフ
買取方法 | 宅配買取・出張買取・店頭買取 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
電話番号 | 0120-604-117 |
ブランドオフは、ブランド品の買取実績が豊富なお店です。ブランド品リユースシェアNo.1の上場企業「コメ兵」のグループなため、安心して依頼できるでしょう。
貴金属・宝石の査定、高価買取も多く行っており、まさにジュエリーの買取をしたい方にぴったりです。買取方法は「店頭買取」「出張買取」「宅配買取」の3つで、店舗に足を運ぶほか、自宅で買取もできます。
ブランド品や貴金属の買取を検討している方はぜひ利用してみてください。
リクロ
買取方法 | 宅配買取 |
営業時間 | – |
電話番号 | メール・LINEよりお問い合わせ |
リクロはファッションアイテムとジュエリーの買取に特化したオンライン買取業者です。スマホ、PCから簡単に査定を依頼でき、24時間以内に査定結果が通知されます。
買取価格に関しても過去の買取実績をもとにしているため、査定額が理由なしに相場より大きくかけ離れることもないでしょう。利便性の高い買取業者を探している方におすすめです。
なんぼや
買取方法 | 宅配買取・出張買取・店頭買取・オンライン買取 |
営業時間 | 11:00~19:00 |
電話番号 | 0120-66-3401 |
なんぼやは、ブランド品年間買取金額で3年連続1位を獲得している実績のある買取業者です。バッグや財布、ジュエリーなど幅広い商品を高価買取しており、貴金属の買取にぴったりです。
買取方法は「宅配買取」「出張買取」「店頭買取」「オンライン買取」の4つで、LINEから査定ができるため手軽に利用できるでしょう。
まとめ
本記事では、鑑定書と鑑別書の違いについて紹介しました。どちらも信用度に大きく関わるもので、あるに越したことはありません。
しかし、持っていなくとも買取は可能です。特に買取実績が豊富な業者であれば、相場よりも大きく離れた査定額になることはないでしょう。
買取を依頼する際は、本記事で紹介した業者を利用してみてくださいね。ブランドオフでは、知識のある査定員が買取に対応しています。
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