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【1月の誕生石はガーネット】特徴や石言葉、豊富な種類や希少価値についても解説
1月の誕生石であるガーネットは、古くから人々の生活に根付いている宝石であり、お手元にある方も多いでしょう。
また、ガーネットはカラーバリエーションが豊富で、種類によって価値が変わる宝石です。
この記事では、ガーネットの特徴や石言葉、種類や希少価値について解説します。
更に、ガーネットの売却をお考えの方に、高く売るコツも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
【1月の誕生石】ガーネットの基本情報
ガーネットは「1月の誕生石」です。
しかし、そのほかの情報については、よく知らない方もいるのではないでしょうか。
それでは、ガーネットの基本情報を見てみましょう。
「ガーネット」とは?
1月の誕生石であるガーネットは、さまざまな色合いを持つ宝石です。主に赤色が知られていますが、緑色やオレンジ色、紫色のガーネットも存在します。
ガーネットの名前は、ラテン語で「ザクロ」を意味するgranatum(グラナートゥム)や「種子」を意味するgranatus(グラナタス)が由来とされています。
そのため、ガーネットの和名は「ザクロ石」です。
1月の誕生石がガーネットである理由
誕生石は国によって石の種類が違ったり、同じ月に数種類の石が選ばれていたりします。
「1月の誕生石」も国によって異なりますが、日本をはじめアメリカ、イギリス、オーストラリアなどではガーネットが「1月の誕生石」です。
ガーネットが1月の誕生石として選ばれた理由には、名前の由来である「ザクロ」が関係しています。深紅色が美しいザクロは、古代より「再生」や「豊穣」の象徴とされてきました。このような特徴が、新たな年を迎える1月にふさわしいことから、ガーネットが1月の誕生石となったのです。
ガーネットの石言葉
ガーネットの石言葉は、以下のとおりです。
- 実り
- 繁栄
- 情熱
- 勝利
- 絆
- 友愛
ガーネットは、赤色の結晶が集まっている姿がザクロを想起させるため「実り」や「繁栄」といった石言葉があります。また、ガーネットの赤い色は血を連想させることから「情熱」や「勝利」の意味も込められています。
さらに海外の一部の地域では古くから、ガーネットを戦場に向かう際の「再会の誓い」や「絆の証」として、恋人や友達同士で贈りあう風習もありました。そのため「絆」や「友愛」も石言葉になっています。
結婚18年目の記念石もガーネット
日本ではいまいち馴染みはありませんが、ガーネットは結婚18年目を指す「ガーネット婚」の記念石でもあります。
結婚18年目の記念石として選ばれた明確な理由や由来は確認できません。
ただし、ガーネットは「変わらない愛情」を象徴する宝石であるため、結婚18年間の努力や実りを祝う意味が込められていると言えるでしょう。
相手への愛情の証として、ガーネットはおすすめのプレゼントの1つです。
ガーネットの色の特徴
ガーネットの色は「赤色系」と「緑色系」の2つに大別されます。色の系統と代表的な種類は、以下のとおりです。
- 赤色系
- パイロープガーネット(赤色・深い赤色)
- アルマンディンガーネット(暗赤色)
- スペサルティンガーネット(黄色・オレンジ色)
- 緑色系
- ウバロバイトガーネット(緑色・深緑色)
- グロッシュラーガーネット(緑色・白色・黄色・オレンジ色)
- アンドラダイトガーネット(深緑色・暗い緑色)
また、ガーネットには「固溶体」と呼ばれる、2種類以上の成分が混ざり合ったものも存在します。固溶体のガーネットの種類は、以下のとおりです。
- ロードライトガーネット(赤紫色)
- マリガーネット(黄色・緑色)
このように、ガーネットは色の種類が豊富で、赤色以外にも数多くの色があります。
ガーネットの効用
ガーネットには、以下の効用があると信じられています。
- 実りの象徴
- 愛情の循環
- ポジティブなエネルギー
- 精神的なサポート
- 健康への影響
【1月の誕生石】ガーネットの主な種類6つ
ガーネットには、さまざまな種類があります。
主な6種類の特徴について、詳しく見てみましょう。
ロードライトガーネット
ロードライトガーネットは、パイロープガーネットとアルマンディンガーネットの固溶体です。
主にタンザニアやインド、スリランカ、ブラジル、モザンビークなどで産出されます。
ロードライトガーネットは、赤色と紫色が混ざり合った、美しいワインレッドが特徴です。
紫色を帯びた、くすみのない赤色をしているものは、高く評価されます。
パイロープガーネット
パイロープガーネットは、燃えるような赤色が特徴のガーネットです。
チェコのボヘミア地方で発見され、現在は南アフリカやアメリカ・アリゾナ州などで採掘されています。
多くの宝石は、より美しさや耐久性を増すために「トリートメント」と呼ばれる処理が施されます。一方で、パイロープガーネットは自然界で形成される時点で赤く輝いているため、トリートメントを必要としません。
アルマンディンガーネット
アルマンディンガーネットは、最も古い歴史を持つガーネットです。
一般的に「ガーネット」と呼ばれる宝石は、アルマンディンガーネットを指す場合が多いでしょう。
名前の由来は、紀元前3世紀頃の古代ギリシアにあった都市・アラバンダといわれています。
アルマンディンガーネットは、ブラジルやマダガスカル、タンザニア、スリランカなど、幅広い地域で採掘されます。
希少性は低いものの、流通が安定しているのが特徴です。
グロッシュラーガーネット
グロッシュラーガーネットは、さまざまなカラーを持つガーネットです。
世界中で採掘されており、タンザニアやケニア、ブラジルのほかに、日本の福島県や新潟県で採れることもあります。
グロッシュラーガーネットは、カラーバリエーションが豊富なガーネットのなかでも、非常に多くの種類があります。
とくに緑色の「ツァボライトガーネット」や、オレンジ色の「ヘソナイトガーネット」などが有名です。
アンドラダイトガーネット
アンドラダイトガーネットは、鉄を主成分とするガーネットです。
世界中で産出され、日本の奈良県天川村でも発見されています。
アンドラダイトガーネットのカラーは、黄色や緑色、茶色、黒色などです。なかでも緑色のものは「デマントイドガーネット」と呼ばれ、高値で取引されます。
アンドラダイトガーネットは、光の屈折率と分散率が高いのが特徴で、キラキラとした輝きを思う存分楽しめます。
スペサルティンガーネット
スペサルティンガーネットは、ドイツのシュペッサルト地方に由来するガーネットです。
現在は主にアフリカ諸国で産出されており、なかでもナミビア産は高品質なものが多い傾向にあります。
スペサルティンガーネットは、黄色やオレンジ色、赤色、赤褐色、茶色など、さまざまなカラーが存在します。とくに明るいオレンジ色は「マンダリンガーネット」と呼ばれ、非常に高く評価されるでしょう。
【1月の誕生石】希少価値が高いガーネットの種類5選
先ほど紹介した6種類に加えて、希少価値が高いガーネットも存在します。
これから紹介する5種類の特徴も押さえておきましょう。
デマントイドガーネット
デマントイドガーネットは、アンドラダイトガーネットの一種である、美しい緑色のガーネットです。
1868年にロシアのウラル山脈で発見され、ロマノフ王家によって宝飾品として広く使用されました。
デマントイドガーネットには「ホーステール」というインクルージョン(内包物)が見られる場合があります。ホーステールは、クリソタイルという鉱物が放射状に広がったもので、デマントイドガーネットの価値をさらに高めます。
ツァボライトガーネット
ツァボライトガーネットは、ケニアやタンザニアで産出される、美しい緑色のガーネットです。別名「グリーンガーネット」と呼ばれており、鮮やかな緑色と高い透明度で知られています。
ツァボライトガーネットは、1961年に発見された比較的新しい宝石です。1973年にアメリカの宝飾店・ティファニーによってプロモーションされ、知名度が高まりました。
ツァボライトガーネットの市場価値は、色合いや透明度、大きさによって変動します。
ベキリーブルーガーネット
ベキリーブルーガーネットは、1990年代後半にマダガスカル・べキリー鉱山で発見された、非常に珍しいガーネットです。
1Kを下回るサイズが多いため、大粒のベキリーブルーガーネットは、高値で買取されます。
ベキリーブルーガーネットは青色を基調としていますが、光源によって赤紫色や紫色に変化します。この変色効果から「アレキサンドライトタイプ」とも呼ばれ、見る人を魅了するでしょう。
マンダリンガーネット
マンダリンガーネットは、マンダリンオレンジを彷彿とさせる、鮮やかなオレンジ色が特徴のガーネットです。
ナミビアで最初に発見されましたが、のちにナイジェリアやマダガスカルでも産出されています。
マンダリンガーネットは、色彩が濃いものでも明るい輝きを放ちます。一方で、インクルージョンを多く含むため、透明度の高いものを見つけるのは難しいでしょう。
ウバロバイトガーネット
ウバロバイトガーネットは、鮮やかな緑色が特徴的なガーネットです。
1800年代前半にロシアのウラル山脈で初めて発見され、当時の文部大臣「セルゲイ・ウヴァーロフ」にちなんで名付けられました。
ウバロバイトガーネットは、カッティングできないほど小さい結晶が見つかる場合が多く、
ガーネットのなかでも極めて希少性が高い宝石です。
【1月の誕生石】ガーネットを用いたジュエリー5選
ガーネットは、主に以下のジュエリーに使用されます。
- リング
- イヤリング
- ピアス
- ネックレス
- ジュエリーウォッチ
各ジュエリーの魅力について、詳しく見てみましょう。
リング
ガーネットは、婚約指輪や結婚指輪としても人気があります。
とくに赤系のガーネットは、シックでエレガントな印象を与えるでしょう。
また、カラーストーンとしてほかの宝石と組み合わせると、個性的なデザインが楽しめます。
イヤリング
ガーネットのイヤリングは、幅広いデザインが特徴です。
例えば、ピンクゴールドとガーネットの組み合わせは、ゴージャスな印象を与えるでしょう。
ほかにも、ドロップ型にカットされた、上品さとカジュアルな雰囲気を兼ね備えたイヤリングもあります。
ピアス
ガーネットのピアスは、エレガントなアイテムがそろっています。
とくにガーネット特有の深みのある赤色は、お肌にもよく映え、コーディネートのアクセントにも最適です。
自分へのご褒美や、大切な人へのプレゼントとして購入される方もいます。
ネックレス
ガーネットネックレスは、普段使いから特別な場面まで、幅広く活用できます。
ダイヤモンドと組み合わせることで華やかさが増し、フォーマルな場面でも活躍するでしょう。
ガーネットは「誓いの石」でもあるため、大切な方への贈り物にもおすすめです。
ジュエリーウォッチ
ガーネットのジュエリーウォッチは、高品質な素材と巧みな技術を用いて製造されます。
ステンレス製のケースや、サファイアクリスタル製のガラスを使用し、耐久性と美しさを兼ね備えているアイテムもあります。
手元にあるガーネットを高く売るコツ5つ
手元のガーネットをできるだけ高く売りたい場合には、これから紹介する5つのコツを押さえておきましょう。
コツ1.ガーネットの種類を確認する
業者に売却する前に、ガーネットの種類を確認しましょう。透明度が高くキラキラと輝いているものは、高額買取が期待できます。
また、ガーネットのカラーは、発色のよい緑系が人気です。とくにデマントイドガーネットやツァボライトガーネットは、高く評価されやすいでしょう。
反対に、アルマンダイトガーネットは産出量が多いため、価格も低くなる傾向があります。オレンジ系のガーネットは、インクルージョンが含まれているものが多いため、こちらも評価が下がる可能性があるでしょう。
コツ2.鑑定書などを用意する
ガーネットを高く売るためには、鑑定書や付属品などを用意しましょう。
鑑定書はガーネットの品質を証明するため、合わせて売ると買取価格が上昇する可能性があります。鑑定書がなくても買取は可能ですが、価格が下がる場合もあります。
鑑定書だけでなく、購入時に付いていた箱や保証書などの付属品も一緒に持参すると、高額買取が期待できるでしょう。
コツ3.需要が高まる1月直前に売る
ガーネットは1月の誕生石として人気があるため、1月に需要が高まります。したがって、ガーネットを高く売りたい場合は、需要が高まる1月直前に売却しましょう。
また、ガーネットに限らず、ジュエリーアクセサリーを買取に出す場合は、アクセサリーのデザインも重要です。売却したときに流行っているデザインであれば、高額買取が見込めます。
流行りのデザインを知るには、インターネットを活用し、実際に高く売れたアイテムを把握しましょう。
コツ4.複数の買取業者に見積もりを依頼する
ガーネットを高く売るには、複数の買取業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。複数の業者に査定を依頼し、最も高い価格を提示してくれる業者を選ぶとよいでしょう。
業者によっては、LINEにガーネットの写真を送るだけで見積もりを出してくれる「LINE査定」を実施している場合もあります。店舗に出向くのが難しい方は、ぜひご活用ください。
コツ5.信頼できる買取業者で売る
ガーネットの高価買取を目指す場合は、信頼できる買取業者に売りましょう。買取業者の信頼性は、主に以下の5つから判断できます。
- 専門知識を持つ鑑定士の在籍
- 買取実績
- 明確な買取価格
- キャンセルポリシー
- 顧客対応
宝石に関する資格を持つ査定士がいる業者や、ガーネットの買取実績が豊富な業者を選ぶと、適正価格で評価される可能性が高まります。
査定後にキャンセル料がかからない業者を選べば、査定額に納得できない場合でも安心して取引を進められるでしょう。
査定士やスタッフの対応がよい業者は、信頼感があります。査定額や料金システムについて、こちらが納得できるまで説明してくれる業者を選びましょう。
貴金属やジュエリーの買取実績が豊富な業者をお探しの方は「ブランドオフ」がおすすめです。
ガーネットの買取実績もあり、2023年にはツァボライトガーネットのブレスレッドを85万円で買取しました。
まとめ
ガーネットは「1月の誕生石」として有名です。自然界できれいな結晶を形成するため、万国共通で1月の誕生石として選ばれています。
ガーネットは赤色のイメージが強い宝石ですが、実際には緑色や黄色、オレンジ色、赤紫色など、さまざまなカラーが採掘されています。
とくに緑色の「ツァボライトガーネット」や「デマントイドガーネット」は、市場人気も高く、高価買取が見込めるでしょう。
ガーネットを高く売るためには、種類や付属品の有無、売却のタイミング、業者選びが重要です。「ブランドオフ」では無料査定を行っているため、お気軽にご利用ください。
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