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【ブラックダイヤモンドとはどんな宝石?】魅力や価値を徹底解説
ブラックダイヤモンドは、漆黒の輝きが特徴的な宝石で、とても希少です。特殊な構造を持っており、他のダイヤモンドとは異なる輝きを見せるため、その魅力は一層際立ちます。本記事では、ブラックダイヤモンドの魅力、価値、そして選び方について詳しく解説します。
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ブラックダイヤモンドとは?その特徴と魅力
ブラックダイヤモンドは、深い黒色と神秘的な輝きが特徴的な宝石です。他のダイヤモンドとは異なる独特の美しさを持ち、メンズのジュエリーや高級腕時計などに用いられることもあります。まずは、ブラックダイヤモンドの特徴や魅力について解説します。
ブラックダイヤモンドの特徴
ブラックダイヤモンドは、内部に含まれる無数の微細な包有物によって黒色を呈する特殊なダイヤモンドです。その独特な色彩と光の反射特性により、通常のダイヤモンドとは異なる魅力を持つ宝石として知られています。
ブラックダイヤモンドは、通常のダイヤモンドと同じく炭素でできていますが、結晶構造が異なります。通常のダイヤモンドは単結晶構造ですが、ブラックダイヤモンドは多結晶構造です。多結晶構造によって、光が散乱・吸収されてしまい黒色に見えるのです。
そんなブラックダイヤモンドは、ダイヤモンドの生成過程に加えて、グラファイト(黒鉛)や鉄鉱石が取り込まれる特殊な条件が必要になります。このような環境は非常に限られており、通常のダイヤモンドが形成される場所でもブラックダイヤモンドができるとは限りません。そのため、天然のブラックダイヤモンドは市場に出回る数が少なく、非常に希少とされています。
また、天然のブラックダイヤモンドには真っ黒なものがあまり発見されません。この事について2018年にGIAの研究員は、重要な原産地として挙げられるジンバブエ産のブラックダイヤモンドに絞って、その特性および可能な処理方法を研究しました。
この研究結果「A Result of Natural Irradiation and Graphite Inclusions」は公開されており閲覧可能です。レポート内で分析されている40粒を見てみると、どれも色味が異なっていてジュエリー向きではないことがわかります。
つまり、現在流通している綺麗な色をしたブラックダイヤモンドの多くは、人工的に処理されたものです。特にメンズジュエリーや高級腕時計のデザインアクセントとして使用されることが増えています。
参考:Black Diamonds from Marange (Zimbabwe): A Result of Natural Irradiation and Graphite Inclusions
ブラックダイヤモンドの歴史
ブラックダイヤモンドの歴史は、他のダイヤモンドとは異なる背景を持っています。
一般的なダイヤモンドは地下深くで長い年月をかけて生成されますが、ブラックダイヤモンド(カーボナード)は、その形成過程が未だに解明されていない部分も多く、隕石の衝突や宇宙起源説も研究されています。
ブラックダイヤモンドが歴史上注目されたのは、主にブラジルと中央アフリカでの発見がきっかけです。これらの地域で採れるブラックダイヤモンドは非常に硬く、通常の研磨技術では加工が難しいため、長らく宝飾品としての価値は認識されていませんでした。
しかし、20世紀後半になるとその独特な美しさが評価され、ジュエリー市場に登場。特にファッション性の高いデザインや個性的な装飾品に用いられるようになりました。
現在では、ブラックダイヤモンドはミステリアスな魅力を持つ希少な宝石として、婚約指輪やハイジュエリーにも取り入れられています。
参考:歴史的書籍リスト:ブラジル産のダイヤモンドおよびカーボナード(第2部)
参考:エニグマ:謎のブラックダイヤモンドがオークションに
ブラックダイヤモンドの価値と価格
ブラックダイヤモンドの価格は、天然か人工かによって大きく異なり、市場での需要やトレンドによっても変動します。ブラックダイヤモンドの価値や価格について解説します。
天然ブラックダイヤモンドの希少性
天然のブラックダイヤモンドは、極めて稀少な存在です。その産出量は限られており、特に色ムラのない美しい個体は非常に貴重です。天然のブラックダイヤモンドは、その希少性ゆえに高い価値を持つことがあります。
特筆すべきは、「ブラック・オルロフ」と名付けられた67.5カラットのブラックダイヤモンドです。このダイヤモンドは、2006年のオークションで約4,000万円で落札されたという記録があります。このような事例は、天然ブラックダイヤモンドの潜在的な価値の高さを示していると言えるでしょう。
人工ブラックダイヤモンドの価格帯
一方、市場に流通しているブラックダイヤモンドの多くは、人工的に処理されたものです。これらは、品質の低いダイヤモンドに放射線照射や熱処理を施して黒色化したものが主流です。
品質の悪いダイヤを使用しているため、人工処理されたブラックダイヤモンドの価格は、天然のものと比べてかなり手頃です。一般的に、1カラットあたり数千円、高くても数十万円で販売されていることもあります。
これは、通常の透明なダイヤモンドの1カラットあたり数十万円〜100万円以上という価格と比較すると、かなりお求めやすい水準といえるでしょう。
ブラックダイヤモンドや販売店の選び方
ブラックダイヤモンドは、黒色が唯一無二の特徴のダイヤモンドです。
より価値の高いブラックダイヤモンドが欲しいという場合は、本章で解説している選び方を理解しておきましょう。
ブラックダイヤモンドの選び方
ブラックダイヤモンドを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
まず、色の均一性が重要です。漆黒で均一な色合いのものほど価値が高くなります。次に、輝きの強さを確認します。ブラックダイヤモンドは他の黒色宝石よりも強い輝きを放つ特徴があります。カラットサイズも考慮しますが、通常のダイヤモンドほど価格への影響は大きくありません。
また、天然か人工処理されたものかを確認することも重要です。天然のブラックダイヤモンドは非常に稀少で価値が高いため、信頼できる販売店で購入することをおすすめします。
鑑定書や付属品の有無も重要な要素ですが、ブラックダイヤモンドの場合、通常のダイヤモンドのような詳細な鑑定書が発行されないことも多いため、あくまでひとつの要素として覚えておきましょう。
信頼できる販売店の選び方
信頼できる販売店を選ぶことは、良質なブラックダイヤモンドを購入する上で極めて重要です。
まずは、宝石の専門知識を持つスタッフがいるかどうかを公式サイトなどでよく確認しましょう。ブラックダイヤモンドの特性や価値について詳しく説明できる店舗を選ぶことが望ましいです。
また、販売店の評判や実績も重要な判断基準となります。オンラインでの口コミや評価を参考にするのがおすすめです。さらに、返品や交換のポリシーが明確に定められているかも確認しておくとよいでしょう。アフターサービスが充実しているところは信頼性が高いと言えます。
最後に、ブラックダイヤモンドの取り扱い経験が豊富な店舗を選ぶことをおすすめします。検討している宝石に関する経験豊富な店舗であれば、品質の見極めや適切なアドバイスを期待できるでしょう。
まとめ
ブラックダイヤモンドは、その独特の黒い輝きから、唯一無二の存在感を放つ宝石です。その歴史は古く、近年ではジュエリーとしても用いられています。
天然のブラックダイヤモンドは非常に稀少であり、高い価値を持つ一方、人工処理されたものはダイヤモンドにしてはかなり手頃な価格で入手できます。購入の際は、色の均一性や輝きの強さなどの品質を見極めることが重要です。
また、天然か人工かの確認や、信頼できる販売店の選択も大切なポイントです。
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