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目次
【銀貨買取のポイントを紹介】相場・価格・高価買取のコツを徹底解説
銀貨は、地金型として銀相場に基づいて取引されるものと、古銭や記念硬貨として収集価値が評価されるものに分けられます。
本記事では、これらの違いや特徴、買取の際に知っておきたいポイントを解説します。
銀貨の基礎知識から、相場を活用した高価買取のコツもご紹介するので売却前にぜひご確認ください。
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銀貨の基礎知識
銀貨は、古代から人々の生活や取引に深く関わってきた歴史ある通貨です。
ここでは、銀貨の起源や各国で有名な銀貨について、その魅力や特徴を解説していきます。
銀貨とは?その魅力と特徴
銀貨は、銀を主成分とした硬貨で、古くから貨幣や記念品として利用されてきました。
紀元前に遡ると、古代ギリシャやローマでは銀貨が流通しており、商取引や富の象徴として重要な役割を果たしていました。
これは、銀が採掘された後、純度の高い銀に精錬するための作業が非常に手間を要し、その結果、銀がより貴重なものと見なされていたためです。
ですが、現在では精錬技術が進化し、高純度の銀を効率的に生産できるようになり、金やプラチナなどと比べると銀は比較的手に入れやすい貴金属として位置付けられるようになりました。
その一方で、現代の銀貨は、投資家や収集家に人気があり、美しいデザインや歴史的価値がその魅力をさらに高めています。
世界で有名な銀貨とその特徴
世界で発行されている銀貨には、それぞれの国を象徴するデザインや歴史が込められています。
これらの銀貨は、投資用としても収集用としても世界的に評価されており、その人気の高さから高価買取が期待できます。
アメリカ:アメリカン・シルバーイーグル (American Silver Eagle)
特徴:
- 1986年に初めて発行され、アメリカの公式純銀貨
- 銀の純度は99.9% (純銀)
- 表面には「ウォーキング・リバティ(自由の歩み)」のデザイン、裏面にはアメリカ国章の鷲が描かれている
- 世界的に認知度が高く、投資用としても人気
- 重量と直径: 1トロイオンス (約31.1g)、直径40.6mm
カナダ:カナディアン・メイプルリーフ (Canadian Maple Leaf)
特徴:
- カナダ王室造幣局が1979年から発行
- 銀の純度は99.99%で、世界最高レベルの純度
- 表面にはカエデの葉のデザイン、裏面にはエリザベス女王の肖像画
- 偽造防止技術として精密なレーザー刻印が追加されている
- 重量と直径: 1トロイオンス、直径38mm
オーストリア:ウィーン・フィルハーモニー銀貨 (Vienna Philharmonic)
特徴:
- オーストリア造幣局が2008年から発行
- 銀の純度は99.9%
- 表面にはフィルハーモニー管弦楽団の楽器(チェロ、バイオリン、ハープなど)が描かれ、裏面には楽友協会のパイプオルガン
- ヨーロッパで特に人気の高い銀貨
- 重量と直径: 1トロイオンス、直径37mm
中国:パンダ銀貨 (Chinese Silver Panda)
特徴:
- 1983年に初めて発行された中国人民銀行の公式銀貨
- 銀の純度は99.9%
- 表面には毎年異なるデザインのパンダ、裏面には天壇が描かれている
- 世界中でコレクション用として人気
- 重量と直径: 年によって変わるが、1トロイオンスが主流
イギリス:ブリタニア銀貨 (Britannia Silver Coin)
特徴:
- 1997年に初めて発行されたイギリスの公式銀貨
- 銀の純度は99.9%
- 表面にはブリタニア(イギリスの象徴的な女性像)と盾が描かれ、裏面にはエリザベス女王の肖像
- 偽造防止技術が強化されており、視覚的効果が施されている
- 重量と直径: 1トロイオンス、直径38.61mm
メキシコ:リベルタード銀貨 (Libertad Silver Coin)
特徴:
- 1982年に初めて発行されたメキシコの純銀貨
- 銀の純度は99.9%
- 表面にはメキシコ独立記念碑「勝利の天使」とイスタシワトル山とポポカテペトル山が描かれている
- 裏面にはメキシコ国章の鷲と蛇がデザインされている
- 少量発行されるため、コレクターズアイテムとしても評価が高い
- 重量と直径: 1トロイオンス、直径40mm
日本で有名な銀貨とその特徴
日本の銀貨は、主に記念貨幣として発行されることが多く、歴史的な出来事や国際的なイベントを祝う目的があります。
銀の純度が高いものも多く、デザインは日本の文化や伝統を反映しており、美術品としても評価されています。これらの銀貨は投資目的よりも、記念品やコレクター向けとしての需要が高いのが特徴です。
東京オリンピック・パラリンピック記念銀貨 (Tokyo 2020 Olympic & Paralympic Silver Coin)
特徴:
- 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を記念して発行
- 銀の純度は99.9%
- 表面には競技シーンやオリンピックのシンボル、裏面には桜や和風のデザイン
- コレクター向けとして非常に人気が高い
- 重量と直径: 31.1g(1トロイオンス)、直径40mm
- 特記事項: 販売枚数が限られており、公式販売当時すぐに完売
皇位継承記念銀貨 (Imperial Succession Commemorative Silver Coin)
特徴:
- 令和元年(2019年)の天皇陛下の即位を記念して発行
- 表面には菊の紋章や天皇陛下の象徴である稲穂、裏面には鳳凰が描かれている
- 銀の純度は92.5% (スターリングシルバー)
- 記念硬貨としての価値が高く、国内外でコレクターに注目されている
- 重量と直径: 約20g、直径35mm
長野オリンピック記念銀貨 (Nagano Winter Olympics Silver Coin)
特徴:
- 1998年に開催された長野冬季オリンピックを記念して発行
- 銀の純度は92.5% (スターリングシルバー)
- 表面にはオリンピック競技(スキーやフィギュアスケートなど)、裏面にはオリンピックのエンブレムや雪の結晶が描かれています
- 重量と直径: 約20g、直径35mm
万国博覧会記念銀貨 (Expo ’70 Commemorative Silver Coin)
特徴:
- 1970年の大阪万博を記念して発行された日本初の記念硬貨
- 銀の純度は92.5%
- 表面には万博のロゴと太陽のデザイン、裏面には日本の文化や自然を象徴するモチーフが描かれている
- 重量と直径: 約20g、直径35mm
- 特記事項: 記念貨幣文化の始まりとして歴史的価値が高い
地方自治法施行60周年記念千円銀貨 (Prefectural Silver Coins)
特徴:
- 2008年から2016年にかけて、地方自治法施行60周年を記念して発行
- 都道府県ごとに異なるデザインで発行され、それぞれの地域の名所や文化が描かれている
- 銀の純度は99.9%。
- 地域ごとに非常にユニークなデザインが魅力
- 重量と直径: 31.1g(1トロイオンス)、直径40mm
- 例: 北海道は「知床」、京都府は「金閣寺」など
旧日本銀貨 (Historical Japanese Silver Coins)
特徴:
- 明治時代から大正時代にかけて発行された「旧日本銀貨」も有名
- 代表的なものとして、「一円銀貨」や「貿易銀」がある
- 銀の純度は異なるが、90%程度が主流
- デザインは龍や菊の紋章が多く、当時の日本の象徴を反映している
- 現在はアンティークとして人気で、特に保存状態の良いものはコレクターズアイテムとして高値が付くことがある
銀貨買取の基本情報
銀貨を売却する際には、価格の決まり方や市場動向を理解することが重要です。
ここでは、買取価格を決める要因や実際の相場について解説します。
銀貨の買取価格はどう決まる?
銀貨の買取価格は、銀そのものの価値だけでなく、デザインや希少性、状態といった要素によっても大きく異なります。
ここでは、銀貨の価格を決定する主なポイントをわかりやすく解説します。
銀の相場価格とその影響
銀貨の買取価格を決める最も重要な要素は、銀そのものの相場価格です。
銀は国際的な市場で取引されており、その価格は日々変動しています。銀相場は、ロンドン貴金属市場(LBMA)が発表する銀価格を基準に設定されることが多いです。
このため、銀相場が高騰しているタイミングで銀貨を売ると、高い買取価格が期待できます。
銀貨の希少性や状態が与える影響
銀貨の中には、発行枚数が少ないものや特定の年号が短期間だったなどで珍しいものがあり、これらは希少性が高いため買取価格も上昇します。
また、銀貨の状態も重要です。未使用品や傷のないものは高く評価される一方で、汚れや傷があるものは買取価格が下がる傾向にあります。
年号や発行枚数の重要性
特定の年号や限定発行された銀貨は、収集家にとって特に価値が高いとされています。
また、エラーコイン(製造過程で生じた誤りを持つ硬貨)や記念銀貨など、希少性が高いアイテムは通常の銀貨よりも高い価格で取引されます。
「地金型銀貨」と「収集型銀貨」の買取相場の例
地金型銀貨と収集型銀貨の買取相場にはそれぞれ異なる要因が影響を与えます。
それぞれの特徴と相場の違いを見ていきましょう。
「地金型銀貨」の場合
銀貨の買取価格は、グラム単位または1オンス(約31.1グラム)を基準に計算されます。
たとえば、銀の相場が1グラムあたり80円の場合、1オンスの銀貨の素材価値は約2,488円になります。ただし、希少性やデザインによるプレミアムが付加されることもあり、その場合は実際の買取価格はこれを上回ることがあります。
なお、銀貨の買取に関しては、買取り価格から以下のような手数料が引かれることがありますので注意が必要です。
- 買取手数料: 買取価格から一定の割合を手数料として差し引かれる
- 鑑定費用: 銀貨の真贋や状態を確認するための鑑定費用が発生
- その他の手数料: 業者によっては、輸送費や保険料などの追加手数料が発生
このため、実際の買取価格を知るためには手数料についても事前に確認することが重要です。
信頼できる業者に相談し、詳細な説明を受けることで、安心して銀貨の売却を進めることができます。
「収集型銀貨」の場合
収集型銀貨は、そのデザインやブランド価値、希少性によって買取価格が大きく変わります。
以下のような古くてアンティークの価値があるものや発行数が少なく人気で希少価値がある銀貨があります。
- モルガンシルバーダラー(Morgan Silver Dollar)
発行年: 1878年から1904年、1921年
特徴: アメリカのモルガンシルバーダラーは、その美しいデザインと歴史的価値から高い評価を受けています。特に状態の良いものや特定のミントマークを持つものは、コレクターの間で非常に人気があります。
参考買取価格:約5,000円〜8,000円 - シーバードラッピル(Seated Liberty Dollar)
発行年: 1840年から1873年
特徴: シーバードラッピルは、その古い歴史と繊細なデザインから希少価値が高く、高価な買取価格が期待できます。
参考買取価格: 約16,000円〜78,000円 - 明治一円銀貨(Meiji One Yen Silver Coin)
発行年: 1870年から1914年
特徴: 明治時代の銀貨で、龍のデザインが特徴的です。特に保存状態の良いものや限定発行されたものは、非常に高い価値があります。
参考買取価格:約8,00円〜50,000円 - 大正銀貨(Taisho Silver Coin)
発行年: 1912年から1926年
特徴: 大正時代の銀貨で、菊の紋章がデザインされています。歴史的な価値が高く、コレクターズアイテムとして評価されています。
参考買取価格:約4,000円〜1,300,000円(八咫烏50銭銀貨)
これらの収集型銀貨は、銀の素材価値だけでなく、歴史的価値やデザイン、限定発行などの要因から、非常に高価な買取価格が期待できます。
コレクターや投資家にとって、これらの銀貨は非常に魅力的なアイテムです。
銀の相場と市場動向
銀の価格はさまざまな要因で変動しますが、売却のタイミングを見極めることでより高価な買取が可能になります。ここでは、銀の市場動向とその影響について解説します。
銀の相場価格はどう決まる?
銀の相場価格は、国際市場における需要と供給のバランスによって決まります。
特に、ロンドン貴金属市場(LBMA)やニューヨーク商品取引所(COMEX)での取引価格が指標となります。
また、これらの市場では、投資家の動向や経済情勢、産業需要などが価格に影響を与えます。
産業需要と供給の関係
銀は、電気自動車や太陽光パネルなどの産業用途で重要な役割を果たしており、需要が増加しています。
一方で、鉱山での採掘量やリサイクルによる供給量が不足すると、相場が上昇する傾向があります。
投資需要の増加
銀は投資対象としても注目されており、銀地金や銀ETF(上場投資信託)の購入が増えています。
このような投資需要の増加は、銀価格を押し上げる要因となります。
世界情勢と為替の影響
経済危機や地政学的リスクが高まると、銀は安全資産としての需要が高まり、価格が上昇することがあります。
また、米ドルの為替レートも銀相場に影響を与える重要な要素です。
銀貨買取で高く売るためのコツ
銀相場の変動を活用することで、銀貨や銀製品をより高値で売却することが可能です。
ここでは、買取に最適なタイミングを見極めるためのヒントを解説します。
高価買取を目指すための3つのポイント
- 買取業者を比較して選ぶ
複数の業者に査定を依頼し、買取価格を比較することが重要です。特に収集型銀貨の場合は、専門知識を持った業者を利用するようにしましょう。同じ銀貨でも、業者ごとに評価が異なるため、慎重に選んでください。 - 銀価格が高騰しているタイミングを見極める
銀相場が高い時期を選んで売却することで、より高い価格を得ることができます。日々の相場チェックを欠かさないようにしましょう。 - 銀貨の鑑定書やケースを活用する
オリジナルケースや鑑定書がある場合、それらを一緒に提示することで、買取価格が上がる可能性があります。
買取前に注意すべきポイント
買取に出す前に、銀貨の状態を確認し、汚れや傷を可能な限り取り除いておきましょう。
ただし、自分で過度に磨いたりすると、かえって評価が下がる可能性があるため注意が必要です。
売却する予定ならば、良いタイミングですぐに売却できるように準備しておくのがおすすめです。
銀貨買取のポイントまとめ
銀貨の買取価格は、銀相場や希少性、状態などによって大きく変わります。
そのため、相場情報を常にチェックし、信頼できる業者に相談することが重要です。
また、複数の業者で査定を受けることで、より高価な買取価格を得ることが期待できます。
まずは、無料査定を利用して、自分の銀貨がどのくらいの価値があるのかを確認してみましょう。
賢い売却で、あなたの銀貨の価値を最大限に引き出しましょう。
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