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シャネル プルミエールは時代遅れ?再評価される理由と魅力を徹底解説
かつて女性たちの憧れだったシャネルのプルミエールも、スマートウォッチの普及やファッションの多様化が進む中で、「古い」「今っぽくない」という声が見受けられます。
しかし、本当にプルミエールは時代遅れなのでしょうか?
この記事では、プルミエールの魅力や現代の時計事情、そして“時代遅れ”と言われる背景まで、徹底的に解説します。
「今、プルミエールを選ぶ価値はあるのか?」と迷っている方も、ぜひ最後までご覧ください。
シャネルの高貴な時計「プルミエール」とは?
シャネルの「プルミエール」は、1987年に誕生したブランド初のレディースウォッチ。ジュエリーのような美しさと、時代を超えるエレガンスを兼ね備えた名品です。
まずはプルミエールの特徴を見ていきましょう。
特徴的な八角形のケース
プルミエール最大の特徴は、パリのヴァンドーム広場や、シャネルのNo.5香水ボトルのストッパーからインスピレーションを受けた八角形のケースです。
この独特なフォルムは、直線と曲線が織りなす美しいバランスで、他の時計にはない個性と高級感を演出しています。
手首に乗せた瞬間から気品と存在感が際立ち、一目でシャネルと分かる象徴的なディテールが魅力的です。
洗練されたシンプルな文字盤
プルミエールの文字盤は、数字やインデックスを一切排除したミニマルなデザインが特徴です。
ブラックやホワイトなどの単色ダイヤルに、シャネルのロゴと時針・分針だけを配したシンプルさは、無駄を削ぎ落とした美しさを際立たせています。
また、このシンプルさはどんなファッションにも合わせやすく、ジュエリー感覚で身につけられるのも人気の理由です。
クラシックなデザイン
プルミエールは、流行に左右されないクラシックなデザインも大きな魅力です。
レザーを編み込んだチェーンブレスレットや、ダイヤモンド装飾が施されたモデルなどもあり、ジュエリーとしての美しさも兼ね備えています。
普段使いからフォーマルなシーンまで幅広く活躍し、まさに「一生もの」と呼べる存在です。シャネルのエッセンスが凝縮されたプルミエールは、時代を超えて愛され続けるタイムレスな逸品です。
シャネル プルミエールが「時代遅れ」と言われる背景を考察
シャネル初の腕時計として1987年に登場した「プルミエール」。
しかし近年、一部では「時代遅れ」との声も聞かれます。では、なぜそう言われるようになったのでしょうか。
考えられる要因を3つ挙げて解説します。
スマートウォッチ・デジタル時計の台頭
Apple Watchをはじめとするスマートウォッチの普及により、腕時計には「時間を知る道具」以上の機能が求められる傾向が強まっています。
そのため、装飾性を重視したクラシカルな時計が、デジタル世代の一部からは「実用性が乏しい」と受け取られる可能性もあります。
このような価値観の変化が、「プルミエール=時代遅れ」という印象につながってしまうかもしれません。
新作ラインとの比較
シャネルは「J12」や「ボーイフレンド」といった、より現代的なデザインの時計ラインを展開しています。
それらと比較して「プルミエール」は、華奢でクラシカルなデザインが特徴的であり、相対的に古風な印象を与えることがあるかもしれません。
こうした比較が、時代とのギャップを意識させている可能性も否定できないでしょう。
ファッションの変遷とユーザー層の変化
ファッションの潮流がエレガントなスタイルからカジュアル・ストリート寄りへとシフトする傾向がある中で、「プルミエール」のような上品なジュエリーウォッチが、日常使いに馴染みにくいと感じる方もいるでしょう。
さらに、当時のプルミエールを愛用していた世代の年齢層が上がったこともあり、「母世代の時計」というイメージがついているケースもあると考えられます。
こうしたファッションの変遷やユーザー層の変化によって、プルミエールに限らず「時代にそぐわないアイテム」という認識をもたれてしまう可能性があります。
シャネル プルミエールのバリエーション
シャネルのプルミエールは、バリエーションが豊富にあることもポイントです。ここでは主要なプルミエールのモデルについて、それぞれ紹介します。
プルミエール オリジナル エディション
1987年に登場したシャネル初の腕時計「プルミエール」の復刻版。
八角形のケースとブラックラッカー仕上げの文字盤が特徴で、シンプルながらもエレガントなデザインが魅力です。
チェーンとレザーを組み合わせたブレスレットが、シャネルらしい洗練された印象を与えます。
プルミエール ロック
チェーンブレスレットにレザーを編み込んだデザインが特徴の「プルミエール ロック」。
ブラックとゴールドの組み合わせがシックで、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルにマッチします。
限定モデルも多くあり、コレクターからの人気も高いシリーズです。
プルミエール ヴェルヴェット
2019年に登場した「プルミエール ヴェルヴェット」は、ラバーベルトにベルベット調の加工を施したモデル。
ブラックラッカーダイヤルとイエローゴールドの組み合わせが高級感を演出し、シンプルかつ存在感のあるデザインが特徴です。
プルミエール チェーン
1990年代頃に流通した「プルミエール チェーン」は、チェーンを編み込んだブレスレットが特徴のモデル。
シャープなスクエアケースと丸みを帯びたチェーンブレスレットの組み合わせが、フェミニンな印象を与えます。スモールとミディアムの2サイズ展開です。
プルミエール カメリア
シャネルのアイコンであるカメリア(椿)のモチーフを取り入れた「プルミエール カメリア」。
ゴールドやダイヤモンドをあしらったチャームが特徴で、エレガントでゴージャスな印象を与えます。
限定モデルとして発売され、希少価値も高いシリーズです。
プルミエール フライング トゥールビヨン
2012年に登場した「プルミエール フライング トゥールビヨン」は、シャネル初の自社製フライングトゥールビヨンキャリバーを搭載した限定20本の希少モデル。
文字盤にはカメリアの装飾が施され、芸術性と技術力を兼ね備えた逸品です。
シャネル プルミエールは新旧(オリジナルと復刻版)の違いを比較
2022年には、「プルミエール オリジナル エディション」として復刻版が登場し、再び注目を集めました。
オリジナルと復刻版ではどのような違いがあるのでしょうか?以下の表にまとめました。
比較項目 | オリジナル(1987年発売) | 復刻版(2022年発売) |
---|---|---|
発売時期 | 1987年 | 2022年 |
ケースサイズ | スモール:20×28mm 他複数展開 | 26.1 x 20 x 7.6 mm |
ケース素材 | イエローゴールド、ステンレスなど | ステンレススティールに18Kイエローゴールドのコーティング(0.1ミクロン) |
ムーブメント | クオーツ | クオーツ |
ブレスレット | レザー編み込みチェーンブレスレット | 同様のレザー編み込みチェーン(若干細身) |
文字盤 | ブラックラッカー | ブラックラッカー |
防水性能 | 日常生活防水 | 30m防水 |
デザイン | クラシカルでボリューム感あり | より軽量・洗練された仕上がり |
市場価格 ※2025年時点 | 約20〜40万円(中古) | ¥1,045,000(新品) |
復刻版はオリジナルの魅力を忠実に再現しつつ、現代的な仕様にアップデートされています。
とくに、サイズ感や着け心地は、より日常使いしやすい仕上がりとなっており、再評価される要因の一つと言えるでしょう。
シャネルのプルミエールを愛用している芸能人
シャネルの「プルミエール」は、1987年の登場以来、多くの芸能人やセレブリティに愛され続けているアイコニックな腕時計です。
そのエレガントでクラシカルなデザインは、時代を超えて多くのファッションアイコンたちに支持されています。
最後に、プルミエールを愛用している芸能人をご紹介します。
髙橋真麻さん
フリーアナウンサーの髙橋真麻さんは、シャネル プルミエール Ref. H2132を愛用されています。
このモデルは、極細ベゼルにダイヤモンドをセットし、ホワイトセラミックとステンレススティールを組み合わせたブレスレットが特徴です。
朝比奈彩さん
モデル・女優の朝比奈彩さんは、シャネル プルミエール ヴェルヴェット Ref. H6125を愛用されています。
18Kイエローゴールドとブラックのコントラストが美しいモデルで、ラバーストラップにヴェルヴェットタッチの加工が施されています。
ダレノガレ明美さん
タレントのダレノガレ明美さんは、シャネル プルミエール ブラック×ゴールド H0001を愛用されています。2014年に自身のTwitterで着用画像を公開されていました。
Jennie(BLACKPINK)さん
韓国のアーティストであるJennieさんは、シャネルのグローバルアンバサダーとして、プルミエール オリジナル エディションのキャンペーンに登場されています。
◆参考:「シャネル」のフロントローにBLACKPINKのJENNIE オールブラックのコーディネートを披露 – WWDJAPAN
まとめ
シャネルのプルミエールが「時代遅れ」と語られることもありますが、それは必ずしもネガティブな意味ではありません。
デジタルウォッチやスマートウォッチが主流となった現代においても、プルミエールのクラシックな佇まいは“変わらない美”として評価されています。
今なおコレクターやファッション感度の高い層から注目を集めるこのモデルは、「時代遅れ」ではなく“時代に左右されない”存在として、これからも愛される時計と言えるでしょう。

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