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【純金積立はやめとけって本当?】その理由や投資が向いている人の特徴も解説
純金積立は、少額から始められる手軽な投資として注目されています。
しかし実際には、「純金積立はやめとけ」という意見も少なくありません。
そこで本記事では、純金積立の基本的な仕組みから、そのリスクやデメリット、また純金積立が向いている人と向いていない人の特徴まで詳しく解説します。
これから純金積立を始めようと考えている方にとって、後悔しない判断ができるための情報をお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
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そもそも純金積立とは?仕組みを解徴


純金積立とは、毎月一定額や一定量の金を購入していく投資方法です。純金積立には「定額積立」と「定量積立」の2種類があります。
定額積立は、毎月決まった金額で金を購入する方法です。そのため、金価格が高いときには少量しか買えず、逆に価格が低いときには多くの金を購入できます。価格変動の影響を平均化できる「ドルコスト平均法」を活用した投資が可能です。
購入する量が価格に左右されるため、どれだけの金を保有できるかは金価格次第となります。しかし、毎月の負担額は変わらないので、続けやすい点が特長です。
一方で定量積立は、1gや5gなど毎月一定の量の金を購入する方法です。購入する金の量は固定されているため、月々の支払い金額が金価格によって変動します。金価格が高騰すると支払額が増える一方、価格が下がれば支払額が減るのが特徴です。
どちらの方法も、現物の金を保管する必要がなく、オンラインで管理することが一般的です。少額から始められるため初心者でも取り組みやすい投資ですが、仕組みや特性をよく理解して選ぶのが大切です。
純金積立は「やめとけ」と言われるのはなぜ?おすすめしない理由


純金積立は手軽に始められる投資手法として人気がありますが、「やめとけ」と言われることも少なくありません。その理由として、手数料の高さや収益性の低さ、税制面での不利さが挙げられます。
ここからは純金積立がやめとけと言われる理由について詳しく解説していきます。純金積立の仕組みや特徴を正しく理解して、自分に合った投資方法かどうかを見極めるための参考にしてください。
手数料が高い
純金積立の最大のデメリットの一つは、手数料が高い点です。積み立てる際の購入手数料や売却時の手数料が投資収益を圧迫する要因となります。
多くの金融機関では、積立金額の1〜3%程度の手数料が課されます。割合的に見ればそこまで大きくありませんが、毎月積み立てるたびにかかるため、長期的な視点で見ると大きな負担です。
一方で、株式投資なら1%以内で済むことがほとんどで、証券会社によっては無料での売買もできます。
手数料が高い純金積立は、特に長期運用を考える場合に利益を圧迫しやすい点がやめとけと言われる理由です。純金積立を行うなら手数料が安い金融機関を選ぶことや、手数料を考慮した上で投資判断を行うのが大切です。
配当金や利息がない
純金積立は、配当金や利息といった形での収益を期待できない投資手段です。金は現物資産であり、株式や債券のように保有することで定期的な収益を生むものではありません。
そのため、投資元本が増加するには金価格の上昇が必要不可欠です。しかしながら、金価格が一定もしくは下落している場合、収益を得る手段がないため、資産を効率的に増やすことが難しくなります。
さらに、純金積立をする際に年会費や口座管理に手数料が発生する場合には、金を保有しているだけでマイナスになるリスクもあります。
NISAのような非課税制度を利用できない
純金積立はNISAやiDeCoといった非課税制度の対象外であるため、税制面においては大きな欠点です。
一般的な投資信託や株式投資では、これらの制度を活用することで得られる利益が非課税となり、投資効率が向上します。
しかし、純金積立で得た利益は課税対象となり、売却益に対して約20%の税金が課されます。
税負担は、純金積立が他の投資手段と比較して相対的に不利になる要因です。
売買価格差が大きく、売却益が減少しやすい
純金積立では、買値と売値の差が大きいことが利益を削る要因です。この価格差は「スプレッド」と呼ばれ、金融機関によって設定されています。
例えば、1グラムあたりの買値が8,000円の場合、売値は7,500円といった具合に差額が発生します。このスプレッドの大きさは、現物金の売買や、金の先物取引と比較しても大きい場合が多いです。
現物金の売買ではスプレッドが1%未満のことが多いのに対し、純金積立では2%~5%程度のスプレッドが設定されていることがあります。そのため、純金積立では金価格が一定以上上昇しない限り、利益を出すのが難しくなるのです。
特に短期的な運用では、スプレッドが収益を圧迫するリスクが大きくなります。
メインの投資に向かない
純金積立はリスク分散の一環としては有用ですが、メインの投資としては適していません。純金積立は、収益の源泉が金価格の値上がりだけに限定されるためです。
現物資産としての金は、価格変動が激しく、安定した収益を求める投資家には向かない性質があります。
また、株式や債券のような配当金や利息が得られないことも、純金積立をメインの資産形成手段として選びにくい理由の一つです。
ここまで解説したことから、純金積立はやめとけと言われるのです。
純金積立のメリット


純金積立はやめとけと言われていますが、他の投資手段にはない特長を持つことから、注目を浴びています。特に、少額から始められる手軽さや、金そのものが持つ希少性と価値の安定性は、大きな魅力です。
また、資産運用の一環としてリスク分散を図る目的で利用するケースも多く、現物を保有せずに金に投資できる利便性も評価されています。
ここからは純金積立のメリットについて見ていきましょう。メリットを理解すると、自分に適した投資法として純金積立を検討する材料になるでしょう。
少額で始められる
純金積立は、初期費用が少なく済むため、投資初心者にとって始めやすい選択肢です。多くの金融機関では月々数千円から積み立てが可能であり、大きな資金を用意する必要がありません。
無理なく資産運用をスタートさせることができるため、収入に余裕のない人や投資経験の少ない人にも適しています。
また、少額から始められることでリスクを抑えつつ、自分のペースで投資を続けられる点も魅力です。
正、定量積立で始める場合は、金価格によって想像よりも積立金額が高くなる可能性もあるので注意しましょう。
希少性が高く価値がなくなることはない
金は古くから希少価値の高い資産として認識されており、その価値がゼロになる可能性は極めて低いです。
地球上の金の埋蔵量が限られていることや、産業需要と装飾品需要が安定していることが理由としてあげられます。
また、経済不安やインフレの際には価値の保存手段として注目されるため、長期的に見ても安定した投資対象とされています。
こうした特性により、資産を守る手段として純金積立を選ぶ人も多いです。
リスク分散が可能
純金積立は、ポートフォリオにおけるリスク分散手段としても有効です。
株式や債券、不動産などの資産が市場変動の影響を受けやすい中、金はこれらの資産と異なる動きをすることが多いため、リスクを分散する効果があります。
特に、株価が大きく下落する局面では金の価値が上昇する傾向があり、全体の資産を安定させるのに効果的です。
こうしたリスクヘッジの特性は、幅広い投資家に支持されています。
現物を保有する必要がない
純金積立は、現物の金を保有する必要がないため、保管や管理にかかる手間やコストが発生しません。
現物の金を購入する場合、盗難リスクや保管場所の確保が課題となりますが、純金積立ではその心配が不要です。
金融機関が預かり証として管理してくれるため、手軽に金への投資が可能になります。
取引会社における金保管にはコストがかかる場合もありますが、貸金庫を準備する費用より格段に安く済むでしょう。
純金積立は20年後どうなる展望を予想


純金積立を20年続けた場合、金の価格がどう変動するかを予想するのは難しいですが、過去のデータから見ても大きな値上がりは期待しづらいとされています。
金はインフレヘッジとしての役割を持つ一方で、投資商品としてはリターンが限定的です。
20年後も金価格が一定の範囲内で上昇する可能性はありますが、金そのものに大きな利益を期待するのは現実的ではありません。
積立を行う際には、リスクとリターンのバランスをよく考える必要があります。
純金積立で成功するためのポイント


純金積立で成功するためには、信頼性の高い運営会社を選び、手数料を含めたコストをしっかりと比較することが重要です。
やめとけと言われる純金積立ですが、もちろん成功している人もたくさんいます。
成功するためのポイントを意識することで、リスクを最小限に抑え、より効果的な資産運用が可能です。次に、具体的な選定基準について詳しく解説します。
信用できる運営会社を選ぶ
純金積立を成功させるためには、まず信用できる運営会社を選ぶことが大切です。
金融機関や証券会社、専門業者など、純金積立を提供する会社はさまざまですが、信頼性を重視することでリスクを軽減できます。
具体的には、会社の運営歴や実績、利用者からの評判を確認することがポイントです。口コミやレビューサイトでの評価に加え、金融庁や業界団体への登録状況を調べるのも有効です。
また、契約内容が透明で分かりやすく、信頼のおけるサポート体制が整っている会社を選ぶことで、安心して長期的な積立を続けることができます。
会社ごとの手数料を比較する
純金積立では手数料が利益を圧迫する要因になるため、運営会社ごとの手数料をしっかり比較することも大切です。
手数料には購入時の手数料、売却時の手数料、管理費用など、さまざまな種類があります。
それぞれの費用体系を詳細に確認し、総合的に見てコストパフォーマンスが優れている会社を選びましょう。
また、手数料が低いだけでなく、サービス内容や取引の利便性も踏まえると、自分にとって最適な選択が可能です。たとえば、一部の会社では定期的なキャンペーンで手数料が割引される場合もあるため、こうしたタイミングを狙うのも賢い方法です。
純金積立をするならどこがいい?おすすめの金融機関3選


純金積立を検討する際、どの金融機関を選ぶかによって手数料や利便性に大きな差が生まれます。
ここでは、特におすすめの金融機関3選を紹介し、それぞれの特徴を詳しく解説します。自分の投資スタイルに合った選択肢を見つけるために、ぜひ比較してみてください。
楽天証券
- 楽天ポイントが貯まり、ポイントを利用して手数料の一部を節約できる
- 楽天市場など楽天経済圏との連携が強く、生活費と資産運用を一体化しやすい
- 楽天カードのクレジット決済が利用可能
楽天証券は、楽天ユーザーにとって使い勝手が良いです。
ポイント還元を活用しながら、純金積立の手数料を節約できるのが魅力です。
また、楽天市場との連携により、ポイントが効率的に貯まるため、資産運用を生活の一部として捉えやすくなります。
マネックス証券
- スマホアプリが使いやすく、簡単に資産管理ができる
- 取扱商品が豊富で、純金積立だけでなく他の投資商品も選びやすい
- 金融商品ごとの手数料が透明で、コスト比較がしやすい
マネックス証券は、操作性に優れたスマホアプリを提供しており、投資の管理が簡単にできる点が特徴です。
また、純金積立だけでなく、投資の選択肢が広く、手数料が明確であるため、コストを意識した選定が可能です。
SBI証券
- 最低積立金額が1,000円と純金積立のコストを抑えられる
- 積立金額の引き落とし日を自由にカスタマイズできる
- SBIグループのサービスと連携し、他の金融商品との組み合わせも可能
SBI証券は、低コストで取引できる点が大きなメリットです。積立金額の引き落とし日を自由に設定できることも、SBI証券を利用する魅力です。
また、SBIグループのサービスとの連携により、幅広い金融商品との組み合わせができるので、自分のスタイルで積立ができます。
純金積立がおすすめな人・おすすめでない人


純金積立の特徴は理解できたけど実際に自分が向いているのかわからない方も多いでしょう。
純金積立をすることで得られるメリットや注意点を理解し、自分にはあっているのかどうかを判断するのが大切です。
ここからは純金積立が向いている人、向いていない人の特徴を把握し、自分の目的に合った投資を選ぶためのポイントを解説していきます。
純金積立がおすすめな人
- 長期的な資産形成を目指している人
- リスク分散を重視する人
- インフレ対策として資産を守りたい人
金投資は安定した資産運用を目指す人に適しています。金は価値が下がりにくく、長期的にはインフレリスクを抑える役割を果たすため、安定した資産形成を志向する人にとって魅力的です。
金は流動性が低い資産であるため、短期的な利益を追求するのではなく、リスクを分散して安全に資産を保ちたいと考える人に向いています。
また、投資初心者にとっても、金はリスクが比較的低く、資産運用の入り口として適しています。
純金積立がおすすめでない人
- 短期的な利益が欲しい
- 流動性の高い資産を求める人
- 経済情勢について詳しくない人
短期的な利益を追求する人には、金投資は向いていません。金は価格の変動が少なく、短期間での大きな利益を狙うのは難しいため、短期的な収益を求める投資家には適さないと言えます。
また、金は流動性の低い資産であり、すぐに現金化するのが難しいため、すぐに資金を動かしたい人にも不向きです。
経済情勢に詳しくない人も、金投資を避けた方が良いでしょう。金の価格は世界情勢や通貨の価値、インフレなどの要素に影響されるため、これらの要素に対する理解がないと、適切な判断が難しくなるからです。
経済の知識が不足していると、価格の変動に対応できず、逆に損失を被るリスクが高まります。
純金積立よりも現物所持の方がおすすめ?


純金積立のデメリットを踏まえると、現物で金を所持する方がリスクを抑えつつ、利益を上げる方法として考えられます。
純金積立には手数料がかかり、購入時と売却時に価格差が生じるため、最終的に損失を抱える可能性もあります。
これに対して、現物の金を購入することで、安価で買い、将来の高値で売ることで利益を得やすいです。
現物で金を持つ場合、手数料が発生しないため、資産の管理がシンプルになり、コスト負担も軽減されます。
リスクを抑えつつ金投資を進めるのであれば、純金積立よりも現物での所有が、より安全で効率的な選択肢となるでしょう。
「ブランドオフ」では金製品の高価買取実績が多数あります。金をお得に売却したい方は査定だけの利用でもできるので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は純金積立を「やめとけ」と言われる理由について解説しました。
手数料が高い、売買価格差が大きい、税制のメリットを活かしづらいといった問題があり、やめとけと言われているのです。
一方で、現物としての金を保有する方法は、資産の価値を確保しやすく、安定した運用を目指すには適していると言えます。
結局のところ、純金積立を始める前には、自身の投資目的やリスク許容度を冷静に考慮し、慎重な選択が必要です。
金投資を検討する際は、無理に積立をする前に、買取サービスなどを利用して現物保有を視野に入れるのも一つの選択肢です。
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