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【金粉の買取は可能?】 金箔との違いや価格相場、 高価売却のコツを解説
「金粉を売りたいけど、いくらで買い取ってもらえるのだろう?」
「そもそも金粉って売れるのかな?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
金相場は年々上昇傾向にあるため、ご自宅にある金粉の買取を考えている方もいるでしょう。
この記事では、金粉の基本情報や価格相場、高値で売却するためのコツについて解説します。
また、買取業者を選ぶコツや売却の流れについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
金粉は買取が可能
結論からお伝えすると、金粉は買い取ってもらえます。
ただし、すべての買取業者が買い取ってくれるとは限らず、買取できない業者もあるため注意が必要です。
また買取可能な場合でも、以下のような条件が付いているケースがあります。
- 食用の金粉は買取できない
- 開封済みの金粉は買取できない
- 10g未満は買取できない
金粉の売却を検討している方は、事前に買取の可否や買取条件を確認すると良いでしょう。
金粉の買取価格の相場
金粉の買取価格の相場は、金の相場の影響を受けます。
2024年現在、金の買取価格の相場は過去最高水準で推移しています。
金粉は金に比べると量が少ないため安くなりますが、相場については金の価格相場を参考にすると良いでしょう。
金粉の買取価格の決まり方
金粉の買取価格は、以下の要素をもとに決定します。
- 金の価格
- 金の含有量(純度)
- 金の質量(重さ)
金粉の買取では「金がいくら含まれているか」が重要です。
特に金粉は、美しさや加工性を向上させるために、ほかの金属が混ぜられる場合も多く、金の含有量は数%というケースも少なくありません。
一方で、金の価格は上昇傾向にあり、2024年11月時点では、金1gにつき12,000〜14,000円が相場となっています。
金粉でもある程度の量が見込める場合は、高価買取の可能性があるでしょう。
金粉の基本情報
金粉は、食品やお酒などの装飾に使われることもあり、一度は見たことがあるでしょう。
しかし、金箔との違いや製造方法、装飾以外の用途については知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
金粉の基本情報について、詳しく見ていきましょう。
「金粉」とは
金粉とは、文字通り「金」を粉状にしたものです。
金を砕いたり、やすりで削ったりして作られ、伝統工芸品の仕上げや、料理やスイーツの装飾に使われます。
日本では着色料や食用添加物として、厚生労働省から認可されている素材です。
「金箔」との違い
金粉が金を砕いたり削ったりして作られるのに対し、金箔は金を叩いて薄く延ばして作られます。
金1gで畳2枚分の広さが作れるほどの薄さで、熟練の職人が作った金箔は、1/10,000mmほどの薄さになります。
金箔は江戸時代から石川県金沢市で作られており、漆器や陶磁器などの伝統工芸品、たんすやふすま、仏壇仏具の装飾に使われてきました。
近年では、料理やスイーツ、化粧品にも使用されています。
金粉の2つの製造方法
金粉の製造方法は、次の2つに大別されます。
- 物理的処理
- やすりで削る
- 金を粉砕する
- 化学的処理
それぞれ詳しく見ていきましょう。
金を粉砕して製造する方法
金を粉砕して製造する流れは、以下のとおりです。
- 金を叩いて薄く延ばし、金箔を作る
- 金箔を乳鉢に入れる
- 乳鉢に樹脂と溶剤を入れ、攪拌(かくはん)棒ですりつぶす
- 洗浄して金粉を取り出す
また、落下する搗砕棒(とうこうき)の衝撃を利用して粉砕する方法もあり、産業用の金粉は、この製法が用いられています。
化学反応を利用して製造する方法
化学反応を利用して製造する方法は、以下のとおりです。
- 金を酸を使って溶解する
- 溶解した金(酸化金)を還元し、細かい粒状の金を沈殿させる
- 金粉をろ過して取り出す
化学反応を用いて作られた金粉は、少量でもきらびやかな見た目になるのが特徴です。
金粉の主な用途
金粉の主な用途は、以下のとおりです。
- 工芸品の仕上げ
- 薬剤のコーティング剤
- 食用
- 料理スイーツ
- お酒
- 日本茶
- 産業用
- 塗料
- 印刷インキ
金粉は、漆器や仏具などの仕上げ作業・蒔絵(まきえ)に多く使用されます。
また、食用の金粉は食品添加物として認められているためは、料理やスイーツの飾り付けに使用可能です。
無味無臭で食感はなく、食べても特に問題はありません。
また、薬剤に水分が入らないようにするために、金粉をコーティングすることもあります。
金粉の純度
金粉の純度とは、金粉のなかに含まれている金の割合(含有率)を表す値です。
純度は「K(カラット)」で表記され、以下のように表記されます。
一般的に「純金」と呼ばれるものは、K24の金のことです。
金粉は純度が高いほど高値がつきやすくなります。
金粉を買い取ってもらえないケース4選
以下のケースに該当する場合、金粉を買い取ってもらえない場合があります。
- 純度が確認できない
- 量が少なすぎる
- 入手方法が確認できない
- 産業用の金粉
詳しく見てみましょう。
純度が確認できない
純度が確認できない金粉は、買い取ってもらえない可能性があります。
金紛の買取価格は純度によって大きく左右されるため、純度が分からないと値段が付けられないためです。
さらに、金粉にはほかの金属が混ざっており、金の含有量が分かりにくい場合があります。
そのような場合にも、買い取ってもらえないケースがあるため注意しましょう。
量が少なすぎる
金粉の量が少なすぎる場合も、買い取ってもらえない場合があるため注意が必要です。
金紛は純度を調べるために、焼却や薬剤処理などの「精製分析」を行います。
精製分析を経て残った金の量をもとに査定されることが多いため、量が少なすぎると、買い取ってもらえない場合があるでしょう。
入手方法が確認できない
入手方法が確認できない金粉は、買い取ってもらえない場合があるため注意しましょう。
例えばオークションやECサイトなどで買った金粉で、入手方法がはっきりしない場合などは買い取ってもらえない場合があります。
買取を依頼する際には、入手方法がわかる書類などがあると安心です。
産業用の金粉
産業用の金粉は、買い取ってもらえない場合があります。
産業用金粉は銅や亜鉛を主成分とし、これらの配合比によって色調を変えているものもあるためです。
金粉だと思って査定に出したら、実際は真鍮紛だったことが判明し、査定額が大幅に下がったケースもあります。
金粉を高く売るためのコツ5つ
金粉を高く売るためには、以下のコツが重要です。
- 価格相場が高い時期に売る
- 金の需要が高まるタイミングで売る
- 一定量以上を確保する
- 保存方法に注意する
- 金粉買取の実績が豊富な業者を選ぶ
上記のコツをつかめば、金粉を高価買取してもらえるでしょう。
コツ1.価格相場が高い時期に売る
金粉を高く売るためには、価格相場が高い時期に売るのがポイントです。
2024年11月現在、金の価格相場は上がり続けています。
原因として考えられるのは、以下の6つです。
- 円安傾向にある
- 米ドルの価値が低下している
- 金の需要が増加していえる
- 地政学リスクの影響を受けている
- 世界的に低金利の傾向にある
- 世界各国が金を購入している
長期的に見れば金相場は上がると予測されていますが、売る時期を迷っている場合は買取業者に相談してみると良いでしょう。
コツ2.金の需要が高まるタイミングで売る
金の需要が高まっているタイミングで売ると、金粉を高値で買い取ってもらいやすい傾向にあります。
金の需要が高まる要因として、以下の4つが挙げられます。
- 世界情勢の悪化
- 金投資の活性化
- テクノロジーの進歩
- 宝飾品の売上高の増加
世界情勢が悪化すると株式や証券の価値が低下するため、投資家は安定した価値を持つ金へ投資するでしょう。
また、金は電子機器や半導体、宝飾品にも利用されており、これらの需要が高まれば、金の相場も上がります。
金粉を売る時は、上記のタイミングを見計らうことが重要です。
コツ3.一定量以上を確保する
金粉を高値で買い取ってもらうには、一定量以上を確保するとよいでしょう。
金の買取価格は「純度(K)×質量(g)×査定日の金相場(円)」で求められ、質量が多いと高価買取の可能性が高まるためです。
また、金粉は精製分析によって質量が変わる場合もあるため、一定量を確保しておくと質量変化による影響が少なく済みます。
コツ4.保存方法に注意する
金粉を高く売るためには、保存方法にも注意しましょう。
純度にもよりますが、保存方法によっては金粉を劣化させてしまい、本来持っていた価値を失ってしまうおそれもあります。
金粉の適切な保存方法は、以下のとおりです。
- 高温多湿・直射日光を避ける
- 小さな容器・チャックが付いた袋に入れる
- 銀行の貸金庫に保管する
適切な保存方法をとることで、売却時に損をしないようにしましょう。
コツ5.金粉買取の実績が豊富な業者を選ぶ
金粉を高く売りたい方は、金粉買取の実績が豊富な業者を選びましょう。
金の買取を行っている業者でも、金粉買取は行っていない業者もあります。
ホームページをチェックして、買取の可否や買取実績をチェックしましょう。
また、金粉は買取条件が決まっている場合もあるため、事前に相談するのがおすすめです。
金粉の買取業者を選ぶときのチェックポイント4つ
金粉買取を成功させるには、業者選びも重要です。
買取業者を選ぶときは、次のチェックポイントに注目してみましょう。
- 金粉買取の実績
- 運営元
- 買取方法
- 買取の流れ
これらの情報は、基本的にはすべて公式ホームページに掲載されています。
ポイント1.金粉買取の実績
金粉の買取実績を確認するときは、以下のポイントに注目してみましょう。
- 公式ホームページなどに「金粉買取可能」と明記している
- 公式ホームページなどに「金粉〇gを△万円で買い取った」など、具体的な実績を公表している
- 自社で精製分析を行っている
上記の条件を満たしている業者は、金粉買取の実績が豊富と判断できます。
ポイント2.運営元
金粉の買取業者を選ぶときは、運営元もチェックしましょう。
運営元の公式ホームページを見ると、その会社の事業内容や取り扱っている商品が分かります。
例えば、公式ホームページに「金地金」や「地金」などの表記がある会社は、金の買取に長けていると判断できるでしょう。
また、運営元によっては、金属の分析事業を行っている場合もあります。
分析事業を行っている会社は、金粉の精製分析から買取までを自社で行ってくれる場合が多いでしょう。
ポイント3.買取方法
金粉の買取方法も、業者を選ぶうえで大事なポイントです。
主な買取方法として、以下の3つが挙げられます。
- 店頭買取
- 宅配買取
- 出張買取
近くに店舗がない場合、宅配買取や出張買取にも対応しているか確認しましょう。
ポイント4.買取の流れ
金粉の買取業者を選ぶ際には、買取の流れについても確認しましょう。
信頼できる業者は、公式ホームページに金粉買取の流れを掲載しています。
詳しい流れについては、このあと説明します。
金粉買取を業者に依頼する流れ
金粉買取を業者に依頼する流れは、次のとおりです。
- 買取業者の選定
- 買取業者への査定依頼
- 査定結果の確認買取依頼
- 売却益の受け取り
以下より詳しく見てみましょう。
1.買取業者の選定
はじめに、金粉買取を依頼する業者を選びます。
業者を選ぶときは、前述したポイントを満たしているかどうかをご確認ください。
2.買取業者への査定依頼
買取業者を選んだら、金粉買取について次の方法で相談します。
- 電話
- メール
- LINE
先述のとおり、金粉の買取業者のなかには、条件付きで買取を行っているところもあります。
金粉の買取に関しては、いきなり店頭に持って行かず、事前に相談するのがおすすめです。
予約した日時になったら、店頭または出張買取を依頼しましょう。
宅配買取の場合は、事前に梱包した金粉を集荷してもらいます。
3.査定結果の確認・買取依頼
金粉の査定が終わり、結果が出たら内容を確認しましょう。
査定結果には、以下の項目が書かれています。
- 貴金属の含有率
- 貴金属の重量
- 買取価格
金粉の状態によっては、査定に時間がかかる場合もあります。
買取依頼した日に査定が終わるとは限らないため、注意が必要です。
また、査定した結果、金粉ではなく別の金属粉だと判明するケースもあります。
この場合、実際の買取金額が想定した金額よりも下回ってしまうでしょう。
4.売却益の受け取り
業者が金粉を買い取ったあと、査定結果に応じた売却益を受け取ります。
売却益の受け取り方法は、以下の2つです。
- 直接お渡し
- 口座振り込み
なお、売却益が50万円を超える場合は、超えた金額が「譲渡所得」となり、給与所得や退職所得など、別の所得と合わせて課税される点に注意しましょう。
まとめ
金粉は、業者に依頼すれば買い取ってもらえます。
ただし、金粉買取に対応している業者であっても、金粉の量が少ない場合や金粉の種類によっては買い取ってもらえないケースもあるため注意が必要です。
金粉の売却を検討されている方は、ぜひ「ブランドオフ」をご利用ください。
初めての方でも納得して売却いただけるよう、丁寧な説明で真摯に対応させていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
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