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【金の価格推移と今後を推測!】最新のトレンドや売却するためのポイントも解説
ここ数十年にわたり、金の価格推移は上昇を続けており、常に世界中から注目を集めています。
この記事では、過去の金価格推移を詳しく分析し、現在の相場状況を踏まえた今後の見通しについて専門家の意見を参考にしながら解説します。
また、金の購入や売却を検討している場合は、早めに推移や動向を確認することで利益を最大化できる可能性があります。最適なタイミングを見極めましょう。
金価格推移の歴史と現在の市場動向
金価格は、過去数十年の間に大きな変動を見せています。
例えば、2008年のリーマンショックを機に世界的な経済不安が高まった際は、安全資産とされる金の需要が急増しました。それ以降も金価格は世界の経済動向に大きく左右されています。
また2020年の新型コロナウイルスによるパンデミックも、金価格に大きな影響を与えた一因です。
世界的なロックダウンや経済の停滞が進む中、多くの投資家が金を安全な資産として選び、価格が急上昇しました。具体的には、2020年8月には史上最高値を更新し、1オンスあたり2,000ドルを超える場面もありました。
これらを参考にすると、今後も経済的な不確実性が続く限り金価格は高値を維持する可能性があると考えられます。
過去20年間の金価格の推移
金価格は、世界経済や政治的な出来事に大きく左右される特性を持っています。
過去20年間をみても、さまざまな要因が金価格の急激な変動を引き起こしてきました。この章では、主な経済的・政治的出来事とそれが金価格に与えた影響を分析していきます。
参照データ:https://www.gold.org/
①2007年のサブプライムローン問題
出来事: 2007年夏、米国のサブプライムローン市場が崩壊し、これが後のリーマンショックの前兆となりました。
金価格への影響: サブプライムローン問題が明らかになった後、金融市場は不安定化し、投資家はリスクヘッジとして金の購入を増加させました。この結果、金価格が上昇し始めました。
②2008年のリーマンショック
出来事: 2008年9月15日に米国の大手投資銀行であるリーマン・ブラザーズが破綻し、世界的な金融危機を引き起こしました。
金価格への影響: リーマンショック後、世界の株式市場が急落し、投資家は安全資産である金に資金を移しました。この時期、金価格は急上昇し、金への需要が大幅に増加しました。
③2010年の欧州債務危機
出来事: 2010年、ギリシャをはじめとする欧州諸国が債務問題に直面し、欧州全体で経済不安が広がりました。
金価格への影響: 欧州の債務危機により、ユーロの信頼性が揺らぎ、金が再び安全資産として注目を集めました。このため、金価格はさらに上昇しました。
④2012年から2015年頃の金価格下落
2008年のリーマンショックへの対策として施されていた米国の金融緩和策が縮小される可能性が示唆され景気回復が見込まれました。
そのため、投資家による金への投資が減少し金価格は2010年頃の水準まで下落しました。
⑤2020年のコロナパンデミック
出来事: 2020年1月、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、パンデミックが発生しました。
金価格への影響: 経済活動の停滞と世界的な不確実性が増す中、金価格は史上最高値に達しました。特に金融市場の混乱が続く中、金は「安全資産」として多くの投資家に選ばれました。
⑥2022年のロシア軍によるウクライナ侵攻
出来事: 2022年2月、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始し、国際的な緊張が高まりました。
金価格への影響: この侵攻により、エネルギー価格やインフレ懸念が高まり、金価格は再び上昇しました。特に、政治的な不安が強まると、投資家はリスク回避のために金を選びやすくなります。
経済や政治の動向の注視が重要
このように、過去20年間における金価格の推移は、世界的な経済危機や政治的不安が大きく影響しています。特に、リーマンショックやコロナパンデミックのような大規模な危機が発生すると、金の価格は急激に上昇する傾向が見られます。
なお、日本円とUSドルの動きも違いがあるため、今後も、経済や政治の動向を注視しながら、金の売却タイミングを見極めることが重要です。
金価格が変動する理由
金は歴史的に価値がほとんど変わらず、世界中で需要があり供給量が限られているため、長期的に価値が保たれやすい「安全資産」として知られています。
その金の価格は、世界経済の動向や政治的リスク、金融政策、そして金の需給バランスが複雑に絡み合いながらその価格が上下します。
この章では、金価格がどのような要因で変動するのか、主なポイントをご紹介します。
世界経済の動向と金相場変動の関係
金は「安全資産」であると広く認知されているため、多くの投資家は経済が不安定な時期や危機が起こるとリスク回避のために金を購入する傾向があります。
こういった投資家の金売買は、金価格に大きな影響を与える要因となっています。
景気後退が金の価格を上昇させる
先述した2008年のリーマンショックは金融市場に大きな混乱をもたらし、世界的な不況を引き起こしました。また、2020年に発生したコロナウイルスのパンデミックも多くの国でロックダウンや経済活動の停止が続きました。この際は共に金価格が急上昇しています。
このような景気後退期には投資家が安全な資産に資金を移動させるため、金の価格上昇がよく起こります。
為替相場が金の価格を左右
金は主にドル建てで取引されているため、為替相場が金価格に直接影響を与えます。
例えば、ドル安になると他の通貨を持つ投資家にとって金が相対的に安く感じられ、金の購入が活発になります。逆に、ドル高になると、金を購入するコストが増加し需要が減少するため価格は下落します。
そのため、“ドルが強くなると金の価格は下がり、ドルが弱くなると金の価格は上昇する”という構図が成立します。
政治的・社会的リスクが金価格に影響
世界的な政治不安や社会的混乱は、金の価格に直接的な影響を与えます。
戦争や地政学的リスク
最近の中東の緊張やウクライナ情勢など、地域的な政治リスクが増すと、金の需要が増えることが多くなります。
これは、政治的な不安があると、通貨や株式市場の価値が不安定になる可能性が高まるため、投資家はより安全な資産として金を選ぶ傾向が強くなることが原因です。
社会的危機や自然災害の影響
パンデミックや自然災害も金価格に大きな影響を与えます。これらは、経済活動に深刻な打撃を与え、社会全体の不安を引き起こすため、多くの投資家が金に目を向けます。
特に、2020年のコロナウイルスのパンデミックでは、世界各地でロックダウンが行われ、経済の停滞と不確実性が急速に広がりました。
結果的に金の需要はさらに強まり、金価格は歴史的な高値を記録しています。
金の需要と需給のバランス
金価格は、単純な市場原理である需要と供給のバランスによっても大きく変動します。
ジュエリー業界の需要が約半数を占める
金は、ジュエリー業界での需要が最も大きく約 40%~50%を占めています。
特にインドや中国では、伝統的な文化的背景から結婚式や祝祭などの機会に金がよく購入され、その結果、金の価格に強い影響を与えます。
またこれらの国々で経済が拡大すると金の需要も高まり、価格が上昇する傾向があります。
地金・金貨・ETFにおける投資需要は約25~30%
金は投資資産としても高い需要があり、地金、金貨、ETF(上場投資信託)による投資需要は、全体の金需要の約25~30%を占めています。
先述の通り、投資目的での金購入は金融危機や政治的不安が高まった際に、投資家心理により需要が 急増し、金価格が急騰することがあります。
中央銀行の金保有量
中央銀行が保有する金の量は、金価格に大きな影響を及ぼします。
中央銀行は、通貨の価値を裏付けるためや国際準備資産として、金を保有していますが、近年、世界各国の中央銀行は経済の不安定さに備えて金の保有を増やす傾向があります。
中央銀行による大量の金購入は、市場における金の需要を押し上げ、価格を上昇させる要因となります。逆に中央銀行が金の売却を行うと供給増加により金価格が下落する可能性があります。
供給側の変動
金価格は、供給側の変動にも大きく影響を受けます。
技術向上によって金鉱山の生産量が増加したり新しい金鉱脈が発見されたりすれば、供給が増えるため金価格が下落する可能性があります。
逆に、金鉱山の労働問題や技術的なトラブル、政治的な不安定さによって、特定地域での金の採掘が減少すれば、供給が不足し、金価格が上昇する可能性があります。
専門家による今後の金価格推移予測
今後の金価格の推移について、世界中のエコノミストや専門家の見解を調べてみました。
金価格に対する専門家の予測
透明性の高い情報供給で世界をリードする金融テクノロジー企業 “Bloomberg”の記事によると、マイアミで開かれたロンドン貴金属市場協会のイベントに出席した代表者たちは、貴金属価格が来年10月下旬までに1オンス当たり2,917.40ドルまで上昇すると予測しています。
これは、金が「安全資産」としての地位を保ち、経済が不安定な状況で特に需要が高まるためです。
” Delegates at the London Bullion Market Association event in Miami expect the precious metal to rise to $2,917.40 an ounce by late October next year, about 10% above current levels.引用: Bloombergのレポート)2024年10月16日”
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-10-15/gold-industry-sees-bullion-surging-10-in-a-year-to-new-record?embedded-checkout=true
また、投資銀行業務を中心とする世界有数の国際金融グループ “Goldman Sachs”は、金の価格は今年、新たな高値に急騰しており、2025年初頭には新たな記録高値に上昇する見込みと予測、「米国が新たな金融制裁を課したり、米国の債務負担に対する懸念が高まったりすれば、金はさらに値上がりする可能性がある。」との見解を示しています。
“The price of gold has soared to new heights this year and is positioned to climb into early 2025, rising to new record highs, according to Goldman Sachs Research.(参照: Goldman Sachsのレポート)2024年9月12日”
https://www.goldmansachs.com/insights/articles/gold-prices-forecast-to-climb-to-record-high
さらに、金業界の市場の育成を目的とする世界的権威を持つ組織“世界金協会 (World Gold Council) ”によれば、2023年に中央銀行が購入した金の量は1,037トンと史上2番目に高い年間購入量であり「回答した中央銀行の29%が今後12か月で金準備を増やす予定であり、これは2018年にこの調査を開始して以来最高の水準」と発表しました。
“which was conducted between 19 February and 30 April 2024 with a total of 70 responses, 29% of central banks respondents intend to increase their gold reserves in the next twelve months, the highest level we have observed since we began this survey in 2018.(参照: 世界金協会の報告)2024年6月18日”
https://www.gold.org/goldhub/data/2024-central-bank-gold-reserves-survey
中央銀行が大量に金を購入すると、市場での金の供給が相対的に減少し需要が供給を上回るため、価格が上昇する傾向があります。
また、中央銀行が金を購入することは、金が資産を守る手段として信頼されていることにつながるので投資家が金を購入するきっかけにもなり、さらに金の価格が上がることがあります。
以上のように、世界的な専門家が今後も金の価格は上昇すると予測しています。
金取引市場の最新トレンドを知ろう
2024年に入り、金の価格は引き続き歴史的な高値を記録しています。
そのため、投資家だけでなく多くの一般の方々も金の売却を検討するようになりました。その流れを受け下記のようなトレンドが生まれています。
買取業者の活発化
金価格の上昇に伴い、金買取業者の活動も活発化しています。
これまで眠っていたネックレスや指輪、金貨などの貴金属が資産として再評価され、高額で査定されるケースが増加しています。また、これに応じて、多くの買取業者が積極的なキャンペーンを展開し、競争も激化している状況です。
オンライン市場の拡大
便利さを求める消費者に応じて、オンラインの金買取サービスが増加しています。これにより、以前に比べ査定や取引がより簡単になっています。
ただ、インターネット上でより良い条件の業者を選ぶことも容易となっていますが、業者は多数存在するため悪質な業者に騙されないよう信頼できる業者を見極める必要があります。
ビットコインでもデジタルゴールドとして登場
金の所有権をデジタル資産として表現するプラットフォームやサービスが増え、特に若い世代の投資家に人気を集めています。
例えば世界で初のブロックチェーンを基盤としたデジタル通貨で有名な“ビットコイン(BTC)”でも、物理的な金(ゴールド)を取引できるようになるなど話題を集めています。
デジタルゴールドの登場は、金の取引方法や所有権の概念に大きな変革をもたらしています。
今後、さらにデジタルゴールドが普及すれば、買取市場や投資のあり方にも大きな影響を与えることが予想され注視が必要です。
一方で金需要に地域差も
ゴールド・デマンド・トレンド2024年第2四半期によると、金の需要は地域によって差があり、アジアでは、金地金や金貨、ETFの需要が旺盛である一方、欧米では減少傾向が見られています。
ただし、第3四半期に入ってからは、欧米のETF投資の流れが戻り始めているとの報告もあります。
(参照:https://www.gold.org/ja/goldhub/research/gold-demand-trends/gold-demand-trends-q2-2024)
これは地域ごとの経済状況や投資家の心理、地政学的な要因などが影響していると考えられます。
今すぐ金価格の査定を受けるべき理由
金価格は常に変動しており、特に近年は歴史的な高値を記録しています。
このような状況では、金を売却する絶好のタイミングとも言えます。金の価格が高騰している今、早めに査定を受けておくことで、資産を最大限に活用することが可能です。
金価格が上昇する前に査定を依頼するメリット
金価格は長期的には右肩上がりに上昇していますが、短期的には価格が下がる局面も見られます。
そうしたタイミングを見逃さず、事前に査定を依頼しておくことで、いつ価格が下落しても売却準備を整え、適切な判断を下せるようになります。
特に、相場が下がっている時に売却を控えつつ、再び価格が上昇するタイミングを待つことで、最も有利な条件で金を売却することが可能です。
早めに査定を受けておけば、金の価値を把握した上で冷静な判断ができるため、資産を最大限活用するチャンスが広がります。
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