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【金の買取価格が変動する要因は?】価格推移を予想する方法や業者の選び方も解説
この記事では、金の買取価格が変動する要因や価格推移の方法などを解説します。
金を売却する場合、少しでも高く売るためにタイミングを図ることが大切です。
また、どの買取業者を選ぶかによっても、満足度は異なるでしょう。最後には金の買取業者の選び方も紹介するので、ぜひチェックしてください。
金の買取価格が高い理由
金に限らず貴金属は価値が高い傾向にありますが、中でも金は突出して高値で売れる可能性が高いです。最初に、金の買取価格が高い理由について、3つ解説します。
現金化しやすい
金は好きなタイミングで売却できるうえに、すぐに現金化できるという特徴があります。買取業者に依頼すれば、早ければ当日中に現金に変えられるため、すぐにお金が欲しいときにも安心です。さらに、いきなり価値がゼロになるリスクもないため、投資資産の中でも特に流動性が高いといえるでしょう。
一方、株や債券などは企業の経営状況によって資産価値がゼロになったり、不動産は売却までに時間や手間がかかったりするなど、換金性や流動性は高くありません。
希少性が高い
地球上で採掘できる総量が多くないため、金は希少価値が高い傾向にあります。採掘にかかる人員やコスト、時間もかかるため、市場価値が高くなるということです。
もともとの量が少ないため、今後枯渇するリスクも踏まえて、高いお金を支払ってでも金を手に入れたいという人が多いといえるでしょう。
世界中で需要が高い
金は日本に限らず、世界中で需要が高い貴金属です。ジュエリーや腕時計のような宝飾品から工業・医療の機能性が求められる製品にいたるまで、金は幅広い用途で使用されます。
古代文明から貴重品として扱われているように、歴史が長い点からも信頼性が高く、需要が途切れるリスクも極めて低いでしょう。
他の貴金属との比較表
ここでは、金と他の貴金属との価格相場や特徴を比較します。
2024年10月9日時点の中外鉱業株式会社のサイトによると、各貴金属の1グラムあたりの買取価格は以下のとおりです。
貴金属の種類 | 買取価格 |
金 | 13,648円 |
プラチナ | 4,912円 |
銀 | 157.63円 |
パラジウム | 4,841円 |
他の貴金属が3桁もしくは4桁であるのに対し、金は13,000円台と大きく差があります。1グラム単位で数倍から数百倍の差があるため、質量が大きくなるほど差は広がっていくでしょう。
金の買取価格が上がりやすいタイミング
金は毎日価格が変動するものですが、金の買取価格が上がりやすいタイミングというものがあります。以下のような3つのタイミングは、金の価格が上がりやすいといえるでしょう。
地政学リスクが起こるとき
地政学リスクとは、特定エリアの社会的・軍事的な出来事が世界規模に発展し、さまざまなリスクをもたらすことです。
たとえば、以下のような出来事は地政学リスクに該当します。
- 新型コロナウイルス
- ロシアによるウクライナ侵攻
- リーマンショック
- 同時多発テロ
地政学リスクは今後の経済や世界情勢を不安視することから、「何か価値になる資産を保有しなければならない」という考えになり、金の購入者が増えやすい傾向にあります。
安定資産ともいえる金は、世界的なリスクが起こった際に、価値が上がると考えられます。
通貨の価値が下がるとき
通貨の価値が下がる、いわゆる低金利になったとき、金の価値が上がる傾向にあります。資産として現金を保有しても今後価値が上がらないだけでなく、万が一価値がなくなる可能性もゼロではありません。
通貨の価値が下がると、反対に金が安全資産として需要が高まります。
金投資の需要が高まるとき
金投資の需要が高まるとは、金を買いたいという人が売る人よりも多い状態ということです。投資先として金を選ぶ人が増えると、比例して金の価格も高まるでしょう。
金の買取価格が下がりやすいタイミング
一方、以下のような3つのケースでは金の買取価格が下がりやすいので、売却を検討している場合は注意が必要です。以下のようなケースでは、金の売却のベストタイミングとはいえないかもしれません。
買い手より売り手が多くなったとき
金投資の需要が高まると、金の買取価格は上がる傾向にあります。反対に、買い手よりも売り手が多い状態では、金の価格は下がってしまうでしょう。
たとえば、工業製品を製造する際に、金に代わる物質が見つかった場合は金の価格が低下するリスクがあります。投資先としてだけでなく、各業界で金がどのくらい使用されているかは、常にチェックしましょう。
経済や世界情勢が安定するとき
経済や世界情勢が安定すると、お金の価値が高まります。将来価値が下がる不安がなくなるだけでなく、利子や配当などの付加価値も付くようになると、投資先がお金に向く可能性が高くなります。
反対に、金は保有していても利益にならないと考える人が増え、買取価格も下がってしまうでしょう。
米ドルの価値が高まるとき
金は通貨の価値と大きく連動していますが、中でも米ドルは切り離せない存在です。米ドルは基軸通貨であり、米ドルの価値は金の価値と関連しています。
米ドルの価値が高いと資産や投資への満足度が高くなり、相対的に金の価値は下がります。
きましょう。
金の買取価格の相場を調べる方法
金の買取価格は常に変動しているため、こまめに関心をもって調べることが大切です。ここでは金の買取価格の相場を調べる方法について、3つ解説します。
歴史上の出来事を調べる
金の価格は1日単位で見ると数円程度しか変動していないため、あまり変化を感じないかもしれません。しかし、歴史上の出来事と紐づけて調べると、一定期間金の価格に偏りが生まれていることがわかります。
たとえば新型コロナが流行った2020年は、1ヶ月の間に1グラムあたり1,000円ほども変動することもありました。
金の買取価格が極端に上がり下がりした出来事を振り返って、今後の相場を予想してみてください。
経済や工業などのニュースをチェックする
金の買取価格はインフレや米ドル安など、経済と大きくかかわりがあります。また、スマートフォンやパソコンの部品の原材料として使用されるため、工業にも欠かせない存在です。
経済や工業の状況によって金の買取価格が変動することはおおいにあるため、常に関連ニュースはチェックしておきましょう。
貴金属買取業者のチャートを見る
歴史上の出来事やニュースを調べる時間がない場合は、貴金属買取業者が公表している価格推移のチャートをチェックしましょう。
業者によってチャートの期間を設定できたり、他の貴金属と比較できたりするなど、それぞれ特徴が異なります。欲しい情報を効率的にチェックできるサイトを見つけて、毎日確認する習慣を付けましょう。
金の買取価格をアップさせるコツ
金を少しでも高く売却するには、相場が上がるタイミングだけでなく、さまざまなコツがあります。ここでは金の買取価格をアップさせるコツについて3つ紹介します。
純度が高いものを売る
金は純度によって種類がわけられ、純度が高いほど買取価格も高くなる傾向にあります。純度が高いほど金の割合が多く、いわゆる純金に近づきます。
金の純度は以下のとおりです。
金の純度 | 金の割合 |
24金・K24 | 99.99%~100% |
22金・K22 | 91.7% |
18金・K18 | 75% |
14金・K14 | 58.5% |
10金・K10 | 42% |
Kとはカラットのことで、24金とK24は同じ純度になります。純度は本体の刻印をチェックすれば判断できますが、表示がない場合は買取業者の査定で調べてもらいましょう。
付属品と一緒に売る
金は単体で売却するより、レシートや領収書、箱などの付属品とセットで売る方が高くなる可能性があります。金のスペックを客観的に判断できるものや、買取品をプレゼントとして贈りやすいものなどがないか、売却前にチェックしましょう。
複数社で見積もりをもらう
金の買取業者によって、買取価格は異なります。同じ金でも業者によって価格差があり、本来受け取れる買取価格よりも安く売ってしまうリスクもゼロではありません。
納得して高値で売却できるように、見積もりは1社ではなく複数社でもらうことをおすすめします。都度店舗に行く時間がない場合は、出張やWEB査定などをうまく活用しましょう。
金の買取業者の一例
金を売却する際に限らず、チャートをチェックするなどにおいても買取業者は重要です。ここでは金の買取業者について3社紹介します。ニーズに合った企業で、見積もりを検討してください。
BRAND OFF
BRAND OFFは買取対象が多いうえに、買取方法が豊富という特徴があります。
店頭買取と出張買取に限らず、宅配買取にも対応しています。宅配買取を利用すれば、箱に詰めた査定品を自宅から送るだけで手続きが完了するため、持ち運ぶ必要がありません。
品物が多い人や店舗が遠い人などにおすすめの買取業者です。
田中貴金属工業
田中貴金属工業は、有名な金の買取業者のひとつです。新聞の全国版朝刊に前日の金価格を掲載した初めての企業で、金の買取に関して高い信頼性があるといえるでしょう。
金だけでなく銀やプラチナのチャート・価格表を公表しており、幅広く貴金属の買取価格を知りたい人におすすめです。
おたからや
おたからやは全国に店舗があるだけでなく、出張買取も受け付けているため、多くの人にとって金の査定を依頼しやすい業者といえます。
金に限らず宝石やブランド品なども査定・買取対象としているため、家にある貴重品をまとめて売りたい人におすすめです。
金の買取業者の選び方
最後に、金の買取業者の選び方について3つ解説します。金の買取業者は複数社に及び、どこに依頼するのがベストか迷ってしまうかもしれません。以下のようなポイントに注意して、依頼先を選びましょう。
査定基準が明確で信頼性が高い
多くの人にとって、金の相場を正確に知ることは簡単ではないでしょう。買取業者に提示された金額で、言われるがままに契約しようと考えている人もいるかもしれません。本来の価値よりも安く売却するリスクを防ぐためにも、査定基準が明確で、信頼性が高い業者を選ぶことが大切です。
ただ単に査定結果を報告するだけでなく、どのような理由でその金額になったか、明確に伝えてくれる業者を選びましょう。
スタッフの説明が丁寧でわかりやすい
金の買取査定は多くの人にとって身近な出来事ではないため、スタッフがわかりやすく説明してくれるかどうかは大切なポイントです。丁寧に説明してくれるか・査定物を傷つけないように扱ってくれるかなど、スタッフの言動はチェックしましょう。
事前の確認が難しい場合は、公式ホームページなどの口コミなどを確認することをおすすめします。
買取方法が豊富である
金の買取方法として、代表的なものに店頭買取があります。店頭買取は利用者が現物を店舗まで持っていき、店舗で査定して売却するという方法です。
店頭買取のみ受け付けている場合、近くに店舗がない・査定品が多すぎて持っていけない・貴重品を持ち運ぶことに抵抗があるなどのケースには対応しきれません。
スタッフが家まで査定・預かりをしてくれる出張買取など買取方法が豊富な業者を選ぶとニーズに応じた方法で金を売却しやすいでしょう。
まとめ
この記事では、金の買取価格が変動する要因や価格推移の方法などを解説しました。金は経済や工業の状況によって変動することが多く、歴史上の出来事やニュースをこまめにチェックすることが大切です。
経済が不安定で現金に代わって資産として選ばれる機会が増えると、金の買取価格も高くなるでしょう。
金を売却する際は、ベストな買取業者を選ぶようにしてください。査定価格だけでなく、スタッフの対応や買取方法の豊富さなども併せてチェックし、納得して金を売却できる業者を探しましょう。
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