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目次
【金相場の今後予想】相場の決まり方や変動理由、高く売るためのコツを解説
金相場の今後の動きが気になりますか?
ご存知かと思いますが、2024年現在、金の相場は過去最高の水準で推移しています。
「高いうちに金を売りたいと思う」方がいる一方で「今後も相場が上昇を続けるなら売らずに保有しておきたい」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、金相場の今後の予想や相場が決まる仕組み、相場の変動理由について解説します。
金を高く売るためのコツについてもくわしくご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
金相場の今後の予想
金相場の今後を予想してみましょう。
- 金相場の長期予測
- 金相場の短期予測
上記のとおり、長期予測と短期予測にわけて解説します。
金相場の長期予測
金相場は、10年単位の長期的には上昇傾向が予測されます。
主な理由は以下のとおりです。
- 緩やかなインフレが続いている
- 投資先として需要が高い
- 工業利用が増加している
- 埋蔵量に限りがあるため希少価値が高い
- 採掘コストがかさんできている
上記のような理由から、金の相場は長期的に上昇していくと予測できます。
金相場の短期予測
金相場を短期的に予測するのは困難といえます。金相場にはさまざまな要因が影響を与えており、そのすべてを正確に把握することはできないからです。
具体的に、金相場は金利や物価、為替相場や世界情勢などから影響を受けます。これらの影響で金相場がどのように変動するのかを予測するのは、専門家でも難しいことです。
これらのことから、金投資は短期保有ではなく、長期保有を行うほうがリスクは低いでしょう。
金相場の決まり方
金相場はどのように決まっているのでしょうか?
- 金の取引には「現物市場」と「先物市場」の2つがある
- 「現物市場」の相場はロンドン金市場が指標
- 「先物市場」の相場はニューヨーク金市場が指標
- 日本の金相場には為替相場も影響する
上記の項目にわけて解説します。
金の取引には「現物市場」と「先物市場」の2つがある
まず、金の取引には大きく分けて2種類あります。「現物市場」と「先物市場」です。
現物市場とは、金を現物で取引する市場を指します。一方の先物市場は、将来の定められた日に、取引時点の価格で金を売買する約束取引を扱う市場のことです。
金の取引は「現物市場」と「先物市場」で行われています。
「現物市場」の相場はロンドン金市場が指標
金の「現物市場」の相場については、ロンドン金市場が指標とされています。
ロンドン金市場は、金の現物取引を取り扱う市場のうち、最も大きな市場です。
買取業者が設定する金の買取価格などは、ロンドン金市場の相場を指標に定められています。
「先物市場」の相場はニューヨーク金市場が指標
金の「先物市場」の相場は、ニューヨーク金市場が指標とされます。
国内においても金の先物取引が取り扱われていますが、東京商品取引所の相場もニューヨーク金市場から大きな影響を受けています。
日本の金相場には為替相場も影響する
日本国内の金相場については、ロンドン金市場・ニューヨーク金市場が指標になるほか、為替相場も影響しています。
具体的には、円安時には金相場は上昇し、円高になると金相場は下落します。
このように、日本の金相場は為替相場の影響も受けているのです。
【日本国内】金相場を確認する方法
日本国内の金相場は、金の取引について認定を受けている企業のホームページで確認可能です。
たとえば、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)から認定を受けている「田中貴金属工業」などが金相場を公表しています。
ただし、企業によって相場(設定価格)は多少異なるため、注意が必要です。
金相場に影響を与える要因4つ
金相場は、さまざまな要因から影響を受けます。主な要因は以下の4つです。
- 要因1.金利
- 要因2.物価
- 要因3.為替相場
- 要因4.世界情勢
それぞれくわしく見ていきましょう。
要因1.金利
要因の1つ目は、金利です。金利が通貨の価値を変え、連動して金の価値も変化します。
たとえば、金利が下がると通貨の価値は下がる傾向があります。これにともない、需要が高まった金の相場が上昇する流れです。反対に、金利が上昇すると通貨の価値も上がり、金への需要が下がるため、金相場も下落します。
金利の変動は、金価格の変化に密接に関わっているのです。
要因2.物価
物価も金相場に影響します。
具体的には、物価が上昇すると通貨の価値が下がります。これにより、価値変動が比較的少ない金の需要が高まって、金相場が上昇する仕組みです。
このように、物価が金相場に影響を与えています。
要因3.為替相場
為替相場も要因の1つです。
金は、世界的にはドル建てで取引が行われますが、国内で売買されるときの小売価格は円換算して算出されます。これにより為替相場の影響を受けて、円高で金相場は下がり、円安になると金相場は上昇するという流れです。
このように、金相場は為替相場とも関連しています。
要因4.世界情勢
世界情勢も金相場に影響を与えます。
具体的には、新型コロナの世界的な流行やロシアによるウクライナ侵攻が世界情勢を悪化させたことで、近年は金相場が上昇しています。
これは、世界情勢の悪化で世界の通貨価値が下がり、金の需要が高まったためです。
金相場が近年高騰している理由4つ
金相場は近年、上昇を続けています。理由は以下の4つです。
- 理由1.金の需要と供給のバランス
- 理由2.不安定な世界情勢
- 理由3.歴史的円安
- 理由4.低金利政策
相場の高騰理由を理解して、高価格での金売却につなげましょう。
理由1.金の需要と供給のバランス
理由の1つには、金の需要と供給のバランスが挙げられるでしょう。
金は投資目的のほか、工業利用でも需要が高まっています。具体的には、電子機器や医療器具などへの利用です。
供給面においては、金の供給量は年々増加しています。しかし、供給量の増加を上回る勢いで需要が増加しており、供給不足に陥っているのが現状です。
今後も供給量は増加していく可能性が高い一方で、需要の増加が続けば金相場の高騰はしばらく続くでしょう。
理由2.不安定な世界情勢
不安定な世界情勢も、金相場が高騰している理由として挙げられます。
新型コロナによる影響はピーク時に比べると限定的ですが、ウクライナや中東情勢は予断を許しません。
世界情勢の不安定さが続く状況では、各国通貨への不安感から金需要が高まり、相場も高騰し続けるでしょう。
理由3.歴史的円安
理由の3つ目は、歴史的円安です。
円安によって円の価値が下がり、金相場が上昇しています。
現在は歴史的な円安のため、金相場も大幅に上昇している状況です。
理由4.低金利政策
低金利政策も、理由の1つに挙げられます。
日本では景気を刺激するために、1990年代から低金利政策が続いています。これにより、市場に大量の通貨が流通し、通貨の価値が下がっているのです。
このことが、相対的な金相場上昇を生み出しています。
相場以外で金の価格に影響する要素
相場以外にも、金の価格に影響する要素があります。
- 金の純度
- 種類の希少性
- デザイン
- 買取業者
上記の4要素について見ていきましょう。
金の純度
相場以外では、金の純度が価格に影響します。
金の純度はK(カラット)で示され、K24が純度100%(実際は純度99.99%以上)、K18は75%が金(25%は別の金属など)という意味です。
純度が高いほど価格も上昇します。
他の金属の種類
混じっている金属の種類も、金価格に関係します。
基本的に、金は純度が高いほうが高価です。その上で、純金ではなく、銀やプラチナなどのほかの種類の金属と混ぜ合わせて作られている場合、使用される金属の希少性によって価格が変化します。
このように、金以外に含まれる金属の種類の希少性によっても、金の価格は変わるのです。
デザイン
デザイン面が金価格に影響する場合もあります。
たとえばアクセサリーや金貨は、人気の高いデザインになると高値がつくことがあるでしょう。
一方でデザインや希少性に価値がない場合には、一般的な金の買い取りと同じ様に、素材の質で価格が決まります。
アクセサリーや金貨でも、希少価値の低いものは素材としての買い取りになるため、注意しましょう。
買取業者
金価格が大きく変わる要因として、買取業者も挙げられるでしょう。買取業者ごとに金の買取価格が異なるだけでなく、かかる手数料も違うためです。
また、買取業者によっては違法な買取手法をとるところもあるため、注意しなければなりません。
金を高く売るためには、適切な買取業者を選ぶことが重要です。
金を高く売るためのコツ4つ
金をできるだけ高く売るには、以下の4つのコツを押さえておくとよいでしょう。
- コツ1.金相場が高騰しているときを逃さない
- コツ2.金売却時の税金についても考慮する
- コツ3.買取業者の手数料を確認する
- コツ4.複数の買取業者に査定してもらう
それぞれくわしく解説します。
コツ1.金相場が高騰しているときを逃さない
コツの1つ目は、金相場が高騰しているタイミングを逃さないことです。
2019年頃から金価格は上昇し続けており、2024年現在は過去最高水準の価格になっています。金を高く売るためには絶好のタイミングといえるでしょう。
10年スパンの長期的な視点では、金価格はさらに上昇すると予測されますが、正確にはわかりません。短期的には急落する可能性もゼロではないでしょう。
これらのことを踏まえながら、高騰しているタイミングを逃さないことが、金を高く売るための鉄則です。
コツ2.金売却時の税金についても考慮する
2つ目のコツは、金を売るときの税金についても頭に入れておくことです。
金の売却で得た利益は、基本的には譲渡所得として総合課税の対象となります。特別控除が50万円ありますが、それを超えると税負担が生じます。
そのため、事前にどのくらいの税金が発生するのか、手元にはいくらぐらい残るのかを試算しておくとよいでしょう。これにより、税金面も踏まえて最適な金売却が可能です。
コツ3.買取業者の手数料を確認する
買取業者の手数料を確認することも忘れてはいけません。
手数料は買取価格と同様に、買取業者によって異なります。中には、買取価格は高く見せつつ、手数料も相場より高く取ろうとする業者もいるため、注意が必要です。
買取業者に金を買い取ってもらう際には、手数料が高すぎないか確認しましょう。
コツ4.複数の買取業者に査定してもらう
4つ目のコツは、複数の買取業者に査定してもらうことです。
複数の業者に査定依頼することで、買取金額や手数料を比較できるだけでなく、買取業者の対応も確認できる点がメリットとして挙げられます。
複数の買取業者に査定を依頼し、自分に合う業者選びの参考にしましょう。
金の買取は「ブランドオフ」にご相談を!
この記事では、金相場の今後の予想から、相場が決まる仕組みや変動理由、金を高く売るためのコツについて解説しました。
金投資で利益を得るには、金相場が高騰しているタイミングを逃さずに売却することが重要です。
2024年現在は金相場が最高水準のため、タイミングとしては問題ないでしょう。
その上で、売却する際には適切な買取業者を選ぶ必要があります。
買取業者選びでお悩みの場合には、長年の実績と信頼を誇る「ブランドオフ」にぜひ一度ご相談ください。
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