バーキンの買い方ガイド｜30分ルールと購入制限・買えない理由を解説

バーキンの歴史は約40年ですが、近年は品切れや品薄状態が継続しており、レアな商品となっています。そのため、「バーキンを購入できない」という声も多いです。

バーキンを買えない理由として、「初めてエルメスで買い物する人はバーキンは買えない」「担当販売員が付かないと買えない」などがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

今回は、バーキンは本当に買えないのか、バーキンの効率的な買い方について解説します。　　

バーキンは売ってもらえないって本当？

バーキンはエルメスを代表するバッグですが、近年「バーキンは買えない」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

実際、バーキンは長らく品薄の状態が続いており、担当販売員が付いていない方にとってエルメス直営店でバーキンを購入するのは非常にハードルが高いです。

ここでは、バーキンが買えないというのはどういう状況なのか、また、担当販売員が付いていないとバーキンを買えないのかを解説します。

バーキンは直営店では買えない？

エルメスのバーキンは希少価値の高く人気のアイテムのため、常に品薄状態であり、直営店に足を運んですぐに商品を購入できる方は非常に少ないでしょう。

直営店に展示してあるバーキンも”ディスプレイオンリー”と呼ばれる展示専用のもので、購入することはできません。

また、東京にある本店や都内の直営店では、予約をしないと行列ができる店舗もあります。

バーキンは公式オンラインショップでも買えない？

エルメスには公式オンラインショップがあり、複数の商品が販売されています。

バーキンは直営店で買えなくても、オンラインショップなら買えるのではと思う方もいるかもしれません。

しかし、エルメスのオンラインショップでバーキンは販売されません。

オンラインショップでバーキンが販売されているのを誰も見たことがないのです。

仮に、バーキンが公式オンラインショップで販売される日が来たとしても、商品を購入することは極めて難しいでしょう。

全国どこからでも閲覧・購入できる公式オンラインショップはライバルが多いためです。

常にインターネットサイトで入荷状況をチェックしている方もいるため、忙しい方はそういった時間のある方に比べて購入のチャンスが低くなります。

一見さんはバーキンを買えない？

バーキンを手に入れるには、運のよさと、諦めずに待つこと、店舗に通う努力が必要です。

バーキンには2種類あり、常連客のために用意されたバーキンと、購入者が決まっていない「フリー」と呼ばれるバーキンに分かれています。

常連客とは、バーキンのアイテムをたくさん所有し、商品の購入履歴が複数あり、担当の販売員がいる方のことです。

ロイヤルカスタマーになり、エルメスの担当者がつくと、バーキンが入荷したタイミングで優先して紹介を受けられます。

また、バーキンにイニシャルを刻印するなどのオーダーメイドも可能です。

一方、フリーとは誰も購入予約していないバーキンのことで、不定期に直営店に届けられます。

購入履歴がない方は、直営店でフリーのバーキンに出会う運のよさが必要です。

一見さんでもバーキンを購入できる可能性はあるものの、購入履歴がある方と比較すると買える確率は下がります。

また、フリーのバーキンは、色、素材、サイズにおいて人気がないものがほとんどです。

バーキンの買い方にルールがあるのは本当？

エルメスのバーキンは欲しい方が多いため、欲しくてもなかなか買えないという噂があります。

また、バーキンの買い方には、暗黙のルールがあると言われています。

ここでは、バーキン購入前に知っておきたいルールを確認しておきましょう。

バーキンの30分ルール

エルメスには、30分ルールという暗黙のルールがあります。

例えば、エルメスの直営店に行き運良くバーキンを見つけたものの、ウェイティングリストがあり、自身が3番目だったとします。

最初の客は、紹介されたバーキンが好みのデザインでもサイズでもなく、値段も思っていたより高かったため断ります。

次に2番目に並んだ客に案内がいきますが、30分以内に買うか買わないか決められなければ、3番目に並んだ客に譲るというルールです。

30分ルールはエルメスが公式に発表しているわけではないため、30分という時間が厳密に計測されているわけではありません。

しかし、バーキンを買うかどうか迷っている方をいつまでも待っているわけにはいかないため、一定の時間が設けられているといわれています。

基本的に、その場で買うかどうか決めなければならず、バーキンの取り置きはできません。

エルメスの購入制限

バーキンを含むエルメスの人気アイテムのバッグは、購入個数が制限されています。

1人あたり年間（1月～12月）2点まで購入可能です。バーキンを始め、以下のバッグが購入制限の対象とされています。

• バーキン
• ケリー
• ピコタン
• リンディ
• ボリード
• ガーデンパーティー
• エブリン・アマゾーヌ（16）
• イン・ザ・ループ
• 24/24　

過去に、購入個数の制限が変更されています。以前はバーキンとケリーのみが対象でしたが、変更後はコレクションの幅が広がりました。

レザーバッグは、購入個数が今後の情勢によって変更される可能性もあるため、公式サイトで情報を確認しておきましょう。

バーキンに30分ルールや購入制限がある理由

バーキンを含めたエルメスのバッグは、日本だけではなく世界中で人気が高く、簡単に入手できません。

そのため、バーキンは転売目的で商品を入手しようとする方にまで狙われるようになりました。

ブランドを支えている多くの顧客に商品を届けるため、バーキンには30分ルールや購入制限などいくつかのルールが設けられています。

バーキンを買いたい場合、顧客を大切にするブランドのポリシーを理解することが大切です。

直営店でバーキンを購入したいのであれば、積極的に店舗に足を運び、定期的に商品を購入することで、店舗や販売員との信頼関係を築きましょう。

バーキンを正規店で買うためのコツ

バーキンを正規店で買うためには、何度もお店に行き、ほかの商品を購入するなどの工夫が必要です。

ここでは、エルメス正規店でバーキンを買うためのコツを紹介します。

多くのお店に足を運ぶ

バーキンのバッグは、エルメス直営店や百貨店で購入ができます。

店舗によって在庫が異なるため、欲しい商品を見つける確率を上げるためには、できるだけ多くの店舗を回る必要があります。

俗にいうエルパト（エルメスパトロール）です。

たとえ販売員であっても、いつ何が入荷するかわかりません。

エルメスのバッグを探している方は、何度も何度も多くの店舗をチェックします。

バーキンが買えないことはよくあることで、数年間探しても手に入らない方もいます。

簡単に手に入らないアイテムであることを理解し、諦めずに直営店を訪ねてみましょう。

特定のお店に何度も足を運ぶ

エルメスのアイテムを購入すると、担当の販売員がつきます。

購入しなくても、名刺を渡され、別の機会にその販売員から購入することもあります。

買い物を通じて販売員と仲良くなれば、商品情報を教えてもらったり、バーキンを手に入れるチャンスも増えるでしょう。

在庫の多い店をなるべく選択する

エルパト（エルメスの店舗を周る）するときは、在庫数が多いお店を選ぶことが大切です。

在庫が多いお店では、バーキンを購入できる可能性が高くなります。

まずは、近くのエルメス店舗にどんなアイテムがどれぐらい在庫があるのか、実際に確かめに行ってみましょう。

販売員との関係を深める

販売員と打ち解けた会話ができて初めて、バーキンの在庫があるかどうかを聞くことが大切です。

販売員によっては、フリーのバーキンを管理していたり、常連客にキャンセルされたバーキンがあることを把握していたりするため、バーキンを紹介してもらえるかもしれません。

そのため、買い物をする際には特定のお店に行き、特定の販売員の接客を受けて関係を深めることがコツです。

購入履歴を作る

エルメスのアイテムを購入し、直営店で実績を積んでからバーキンを手に入れる方法もあります。

ただし、実績があるからといって必ずバーキンを購入できるわけではないため注意が必要です。

また、1年などの短期間にエルメスのアイテムを大量に購入するよりも、10年などの長い期間をかけて実績を増やしていく方が効果的という意見もあります。

直営店の店員にアピールし、覚えてもらうためには、購入実績を増やす方法が効果的なようです。

バーキンを買うときの注意点

正規店でバーキンを購入したい場合、転売を疑われる行動を避け、無理な買い物をしないことが大切です。

そこで、バーキンを買うときの主な注意点を2つ紹介します。

入店後すぐにバーキンの在庫を聞かない

バーキンが欲しいと先走って、店に入った瞬間に在庫を聞くことは止めましょう。

理由は、転売を疑われるリスクが高いためです。

バーキンは簡単に購入できず、非常に希少価値が高いため、転売のために購入する方もいます。

当然、エルメスは転売ではなく、自身でバーキンを使いたいと考える方に売りたいのです。

転売の疑いがあると、さらに入手が難しくなるため、販売員との信頼関係を深めながら、少しずつ調べていくことをおすすめします。

無理に購入履歴を作ろうとしない

バーキンを買うためには、エルメスでの購入履歴の蓄積が重要です。

自分で使うものであれば問題ありませんが、バーキンのために必要ないアイテムを買うのはお財布と相談してから。

バッグ以外はほぼ定価割れになりますし、転売を疑われることもあるため要注意です。

エルメスのバーキンをどうしても買いたいときは？

バーキンは、とにかく入手が難しいバッグです。

何年もエルメスに通っても買えないとなると、疲れてあきらめたくなるかもしれません。

ここでは、エルメスの国内店舗以外でバーキンを購入する3つの方法を紹介します。

海外で購入する

日本だけではなく、海外のエルメスショップで購入する方法もあります。

なかでも、エルメスの本社があるフランスなど、国によっては、日本よりも安い価格で購入できるためおすすめです。

エルメスの製品は多くがフランスで生産されているため、輸送コストが抑えられ、税金も優遇されるからです。

ヨーロッパに旅行する機会があれば、ついでにチェックしてみましょう。

並行輸入品店で購入する

並行輸入品は、品揃えが豊富で、エルメス直営店よりも商品を入手しやすいというメリットがあります。

正規店とは販売価格が異なる場合がありますが、バーキンを購入できる可能性があるでしょう

ただし、並行輸入品は100％本物とは言い切れません。

通常、並行輸入店は正規品を輸入販売しているはずですが、なかにはコピー品や偽物を販売する悪徳業者もいます。

購入前には、必ず商品詳細や販売者情報の信頼性を確認しましょう。

中古ブランド品専門店で購入する

中古といっても、全ての商品に使用感があるわけではなく、数回使用しただけの新品同様の商品も販売されています。

人気のバーキンは中古市場でも高額なため、定価よりも高値で取引されますが、正規店と違ってお金さえ出せれば入手することができます。

バーキンが簡単に買えない理由

バーキンのバッグは大量生産ができないため、需要に供給が追いつかず、購入したくても買えない非常に貴重なバッグとなっています。ここでは、バーキンを簡単に購入できない主な理由を紹介します。

需要が高いから

バーキンの需要は高く、現在「世界で最もラグジュアリーなバッグ」「世界で最も人気のあるバッグ」といわれています。

また、資産価値の高さと入手が難しいことから、バーキンを所有することがステータスと感じる方も多数います。

大量生産できないから

バーキンは職人の手によって、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。

しかも、1人の職人が裁断から縫製まですべて行います。そのため、時間がかかるのです。

エルメスは世界中に約300の店舗を構えていますが、バーキンの生産数は少なく、正規店に入荷する数も需要の高さと比べると多くありません。

そのため、正規店に頻繁に足を運んでも、手に入れることができないこともよくあります。

転売目的で買う人が多いから

エルメスのアイテムは資産価値が高いため、転売目的で購入する方も多いです。

需要に対して一切供給が追いついていない現状で、転売目的で購入する方がいると、本当にバーキンを所有したい方に届きません。

バーキンは、本当に大切に使ってくれる方の手に渡すために年間の購入制限を設けています。

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