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【金価格の今後の推移を予想】買取価格の相場や見方、チャートが変動する要因も解説
金価格の今後の推移についてお調べですか?
金価格は2019年頃から少しずつ上昇を続け、2024年には過去最高水準となっています。
このような状況から「今が売りどきなのか」「今後も上昇を続けるのか」気になる方は多いでしょう。
この記事では、金価格の今後の推移予測や、金を高価格で売るためのポイント、買取業者に金を売るときの具体的な流れなどを解説します。
金をいつ売れば良いのか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
金価格の今後の推移を予想
金価格の今後の推移を、長期的・短期的の2つの視点で予想しました。
なお、あくまで推移の予測であり、必ずこのように推移するとは限らないためご了承ください。
長期的な推移予測
10年スパンの長期的な推移としては、金価格は上昇すると予測できます。
理由は、投資用・工業用として需要が高いことや、地球に埋蔵する金の絶対量が少なくなってきていることなどです。また、残りの金が少なくなることで、採掘のためのコストもかさんでくるでしょう。このコストが金価格に上乗せされることも予想されます。
このほか、緩やかなインフレが続いていることからも、長期的な金価格の上昇が予測できます。
短期的な推移予測
金価格の短期的な推移については、予測することは難しいといえるでしょう。金の価格は、さまざまな要因が複雑に絡み合って決まるからです。
くわしくは後述しますが、金価格は需要と供給のバランスのほか、為替相場や世界各国の政策金利、世界情勢などの影響を受けます。そのため、投資の専門家であっても短期的な推移を予想するのは困難です。
このような理由から、金投資では短期売買ではなく、長期保有を基本としたほうがよいでしょう。
金を高価格で売るためのポイント6つ
金を高価格で売るためには、以下6つのポイントを押さえておきましょう。
- ポイント1.金価格についての基礎知識を得る
- ポイント2.金価格に影響する要因を理解する
- ポイント3.現在の金価格上昇の理由を知る
- ポイント4.金価格相場の見方を理解する
- ポイント5.金の売却で課税される条件を知る
- ポイント6.失敗しない買取業者の選び方を理解する
それぞれくわしく見ていきましょう。
ポイント1.金価格についての基礎知識を得る
ポイントの1つ目は、金価格に関する基礎知識を得ることです。基礎知識があれば、金を売る適切なタイミングを自分で判断できます。
たとえば、金価格の現状や、ほかの投資対象商品の価格との関係性を理解することが大切です。
くわしくは後ほど取り上げますので、基礎知識を学んで金を少しでも高い価格で売りましょう。
ポイント2.金価格に影響する要因を理解する
2つ目のポイントは、金価格に影響する要因を理解することです。影響する要因がわかれば、基礎知識同様に、金が高く売れるタイミングを自分自身で判断できます。
金価格に影響を及ぼす要因としては、需給バランスや為替相場だけでなく、世界情勢なども挙げられます。
こちらもくわしく後述しますので、金価格にどのような影響を与えるのか確認しておきましょう。
ポイント3.現在の金価格上昇の理由を知る
3つ目は、現在の金価格が上昇している理由を知ることです。
現在、金の価格は上昇を続けています。これには、円安や世界的な低金利などが関係しています。
なぜ金の価格が上昇しているのか理由を知ることで、さまざまな視点で金の価格を捉えられると同時に、今が金の売り時であることが理解できるでしょう。
後述する価格上昇の理由5つを、ぜひチェックしてみてください。
ポイント4.金価格相場の見方を理解する
ポイントの4つ目は、金価格相場の見方を理解することです。
金の価格は、市場で定まる相場に基づいて決められています。そのため、金を高く売るには相場の理解も重要なのです。
金価格の相場は、長期保有か短期保有かによって見方が異なります。くわしく後述するため、金の保有方法に応じてチェックしてみてください。
ポイント5.金の売却で課税される条件を知る
5つ目のポイントは、金を売る際の課税条件について知ることです。金売却の利益をできるだけ多く手元に残すには、税金面も理解しておく必要があります。
課税の種類や特別控除の金額など、具体的な内容を後述しているため、課税条件の理解に役立ててみてください。
ポイント6.失敗しない買取業者の選び方を理解する
ポイントの6つ目は、買取業者の選び方を理解することです。
どの買取業者に金を買い取ってもらうかによって、得られる利益は大きく変わります。業者によって、設定されている金買い取りの基準価格が異なるほか、かかる手数料にも違いがあるからです。
業者選びで失敗しないためのポイントを4つご紹介しているので、参考にしてみてください。
金価格に関する知っておきたい基礎知識
金を高く売るために、知っておきたい基礎知識について解説します。
- 金は投資対象として世界的に人気が高い
- 金価格は株価や為替の値動きと逆相関関係になることが多い
- 2024年現在の金価格は過去最高水準
- 金で利益を上げるには売却タイミングが重要
上記の項目を、それぞれ見ていきましょう。
金は投資対象として世界的に人気が高い
まずは、金の投資対象としての価値について押さえておきましょう。
金は日本国内だけでなく、世界的に見ても人気が高い投資商品です。理由には、価値が変動しづらいことや、希少価値が高いことが挙げられます。
価格の安定性や高い希少性などから、金は世界共通で高い人気を誇っているのです。
金価格は株価や為替の値動きと逆相関関係になることが多い
金の価格は、株価や為替の値動きと逆の動きを示すことが多い点も見逃せません。
たとえば、株価が上昇すると金の価格は下落し、株価が下落すると金の価格は上昇します。
これは、株や通貨の価値が下がった場合に、投資家がリスク回避のために金を購入する傾向があるからです。
このように、株価や為替の値動きと逆相関関係になることが多いのも、金の特徴として挙げられます。
2024年現在の金価格は過去最高水準
2024年現在の金価格が、過去最高水準であることも押さえておきましょう。
金の価格は、2019年頃から緩やかに上昇を続け、2024年7月17日には小売価格で過去最高の1gあたり13,879円を記録(※)しました。
その後も高い水準を維持していることから、2024年現在は金の売却に適切な時期といえるかもしれません。
※参照:田中貴金属工業 日時金価格推移
金で利益を上げるには売却のタイミングが重要
金で利益を得るには、売却するタイミングが最も重要です。金は売却するときにのみ、利益を上げられるからです。
たとえば株式の場合には、保有していることで配当金が得られます。一方で、金は保有しているだけでは利益を得られません。
このことから、金は購入したときよりどれだけ高く売れるかが、何より重要といえます。
金価格に影響を与える要因4つ
金の価格は、さまざまな影響を受けて決まります。金の価格に影響を与える主な要因は、以下の4つです。
- 要因1.金の需給バランス
- 要因2.世界経済や世界情勢
- 要因3.為替相場
- 要因4.政策金利
それぞれの要因について、くわしく見ていきましょう。
要因1.金の需給バランス
要因の1つは、金の需要と供給のバランスです。
金は投資目的以外にも、工業利用の目的で需要があります。これに対し供給面は、金の産出量や市場への流通量の増減が影響します。
この需要と供給のバランスによって、金の価格が決まるのです。
なお、近年は金価格が上昇しています。理由は、毎年増加している供給量を上回って、金への需要が高まっているからです。
このことからも、金が世界的に人気を集めていることがわかります。
要因2.世界経済や世界情勢
世界経済や世界情勢も、金価格に影響する要因の1つです。
近年の例では、新型コロナによる世界経済の先行き不安が広がったことや、ロシアのウクライナ侵攻による世界情勢への懸念などにより、金の価格が上昇しています。
世界経済や世界情勢が悪化すると、国の財政面や政府の方針に対する信頼が低下します。
すると、投資家は国の通貨に代えて金など比較的安定している商品を購入するケースが増えるため、金の価格も上昇するという流れです。
要因3.為替相場
要因の3つ目は、為替相場です。為替相場が変動すると、金の価格も変動します。
金の取引はドルで行われるのが基本ですが、国内での小売価格は円換算して設定されています。そのため為替相場の影響を受けることになり、円高になると金価格は下がり、円安になると金価格は上がるという仕組みです。
このように、金の価格は為替相場の影響も強く受けます。
要因4.政策金利
金の価格には政策金利も影響します。金利によって通貨の価値が変動し、それに応じて金の価値も変わるからです。
具体的には、政策金利が下がれば通貨の価値が下がり、相対的に金の価格は上昇します。反対に、政策金利が上がれば通貨の価値は上昇し、金の価格は下落します。
このように、金利によっても金の価格は変動するのです。
現在の金価格上昇の主な理由4つ
現在、金の価格は上昇を続けています。背景には、以下の4つの理由が挙げられます。
- 理由1.歴史的な円安
- 理由2.地政学的なリスクの高まり
- 理由3.ドルの価値低下
- 理由4.金の工業利用の増加
上昇理由について理解して、金が高い価格で売れるタイミングを逃さないようにしましょう。
理由1.歴史的な円安
理由の1つは、歴史的な円安です。
ドルに対する円の価値が低くなることで、円への需要が低下します。これにより、国内の金価格が上昇しています。
現在は歴史的な円安のため、金価格の上昇も顕著です。
理由2.地政学的なリスクの高まり
地政学的なリスクの高まりも、理由の1つです。
近年リスクが高まった要因としては、新型コロナの世界的な流行やロシアによるウクライナ侵攻が挙げられます。
このような地政学的リスクが高まったことにより、金価格が上昇しました。
理由3.ドルの価値低下
ドルの価値が低下していることも理由の1つです。
ウクライナや中東の情勢不安による経済悪化に対応するため、ドルが市場に大量に流れました。
これにより、ドルの価値が低下し、連動して金価格が上昇したという流れです。
理由4.金の工業利用の増加
金価格上昇の理由として、工業利用の増加も挙げられるでしょう。
金は投資用以外に、電子機器や医療現場など幅広い分野での利用が増えています。
これにより金の需要が高まっており、価格が上昇しているのです。
金の特徴を踏まえた相場の見方
金に関する基礎知識や関連要因などを踏まえた、金相場の見方についても押さえておきましょう。
- 【長期保有】相場の見方
- 【短期保有】相場の見方
上記のとおり、長期保有・短期保有時の相場の見方をそれぞれ解説します。
【長期保有】相場の見方
金を長期保有する場合、相場を頻繁に確認しなくても問題ありません。長期保有であれば、短期的な価格変動に対応する必要はないからです。
一方で、世界規模の事件や、金の製造や採掘に関する技術革新など、長期的な相場に影響する動きには注意を払わなければなりません。
金の価格は株価に比べて変動しづらいため、長期保有の場合に短期的な相場変動の影響を受ける可能性は低いでしょう。
【短期保有】相場の見方
短期保有の場合、相場に影響を与える要因に常に気を配り、価格変動にはすぐに対処できるよう準備しておかなければなりません。
金価格は長期的には上昇すると予想されますが、短期的に下落するフェーズはありえます。
そのため、相場の急変にも対応できるような心構えが重要です。
金を売却するときにかかる税金について
金を売却する際には税金がかかります。
- 金の売却益は「譲渡所得」扱い
- 50万円以下は非課税
上記2つの項目について、くわしく見ていきましょう。
金の売却益は「譲渡所得」扱い
金の売却益について、個人が金地金を売却した場合などは「譲渡所得」に当たります。譲渡所得は、給与所得などとともに総合課税の対象です。
このほか、金ETFの売却益も基本的には「譲渡所得」扱いですが、分離課税の対象となります。
このように、金を売却すると課税される場合があり、売却益がすべて手元に残るわけではないことは押さえておきましょう。
50万円以下は非課税
金を売却する際には、特別控除についても押さえておきましょう。
具体的には、売却益もしくは譲渡所得の合計額が50万円以下の場合、特別控除により非課税となります。
また50万円を超える場合にも、50万円分は特別控除が受けられます。
特別控除を上手く活用することで、金の売却益を可能な限り手元に残せるでしょう。
金の買取業者を選ぶときのポイント4つ
金を高く売るには、適切な買取業者に依頼することが重要です。
- ポイント1.運営元が信頼できるか
- ポイント2.手数料が高すぎないか
- ポイント3.買取の方法や流れが明確か
- ポイント4.買取方法が豊富か
金の買取業者は、上記4つのポイントを押さえて選ぶとよいでしょう。それぞれくわしく見ていきます。
ポイント1.運営元が信頼できるか
金の買取業者を選ぶ際のポイントの1つが、運営元の信頼性です。
買取業者の中には、自宅に押しかけて十分な説明もないまま金を買い取る「押し買い」と呼ばれる強引な手法を使ったり、不用品販売を装って金を安く買い取ったりするところもあります。
このような悪徳な業者を避けるには、運営元を確認するのがおすすめです。
ポイント2.手数料が高すぎないか
手数料についても、買取業者を選ぶポイントの1つです。
具体的には、手数料が高すぎないかチェックするとよいでしょう。
一般的に、金の買い取り手数料は買取金額の1〜2割ほどとされています。気になる方は、複数の買取業者に確認することをおすすめします。
なお、買取業者の中には、買取金額を高く見せて手数料で相殺するような手法をとっているところもあるため、注意が必要です。
ポイント3.買取の方法や流れが明確か
ポイントの3つ目は、買取の方法や流れが明確かどうかです。
買取のために必要な書類や手続きの方法、流れについて明確な買取業者は、信頼できる業者といえます。一方で、買取方法や流れをはっきり示さずに、契約を急かすような業者には注意が必要です。
買取業者を選ぶ際には金額面だけでなく、手続き方法や流れが明確で、安心して買取を任せられるかどうかにも気を配るとよいでしょう。
ポイント4.買取方法が豊富か
買取方法が豊富かどうかも、ポイントの1つに挙げられます。
「ポイント1.運営元が信頼できるか」とも重なりますが、買取方法が豊富な業者は、社内の体制やノウハウがしっかりしている場合が多く、信頼できるでしょう。
また、買取方法が豊富にあれば、自分に最適な方法を選択できるのもメリットです。
金を買取業者に売る流れ
買取業者に金を売る流れについても押さえておきましょう。
- 売却方法の選択
- 業者への査定依頼
- 査定結果の確認・買取依頼
- 売却益の受け取り
各ステップを理解することで、スムーズに金を売却できます。それぞれくわしく見ていきましょう。
1.売却方法の選択
まず、売却する方法を選びます。
金を売る方法としては、買取業者の店に出向く店頭買取や業者に金を郵送する宅配買取、業者に家に来てもらう出張買取などが選べます。
買取業者が対応している買取方法を確認の上、自分に合った方法を選びましょう。
2.業者への査定依頼
選択した買取方法(売却方法)にしたがって、業者に査定を依頼します。
査定を依頼する際には、鑑定書や保証書などの書類も忘れずに添付しましょう。
また、査定依頼前には金の相場をチェックしておきましょう。
3.査定結果の確認・買取依頼
業者から査定結果が示されたら内容を確認し、問題なければ買取を正式に依頼します。
査定結果の確認では、査定額だけでなく、手数料や注意事項についてもしっかり確認することが重要です。
また、不明点がある場合には、ためらわずに業者に確認しましょう。
4.売却益の受け取り
買取依頼まで終えたら、売却益の受け取りです。
査定内容どおりの金額かその場でチェックし、手数料が変わっていないかなども忘れずに確認しましょう。
まとめ
この記事では、金価格の今後の推移予測や、金を高価格で売るためのポイント、買取業者に金を売るときの具体的な流れについて解説しました。
金の価格は、今後も長期的には上昇を続けると予測されます。一方で、2024年時点で過去最高水準の価格を記録しているのも事実です。
そのため、現在は金の売却時期としては絶好のタイミングといえるでしょう。
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