【エルメス】エルメスのバーキンはなぜ高いの? 7つの理由を解説

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世界的なラグジュアリーブランドの1つ「エルメス」を代表するバッグといえば、バーキンではないでしょうか。

バーキンは1984年の誕生以来、日本の女性にも高い人気を誇るバッグですが価格が高価で、お金を持っていたとしても購入が難しいバッグとしても知られます。

今回は、エルメスのバーキンの基本情報や価格が高い理由について解説します。

エルメスのバーキンとはどのようなバッグ?

エルメスのバーキンは、1984年に誕生したバッグです。当時のエルメスの社長であった5代目のジャン・ルイ・デュマは、イギリス出身の女優ジェーン・バーキンとたまたま飛行機で隣り合わせになりました。

その際、ジェーン・バーキンがいつも持ち歩いている籐で編まれたバスケットに無造作に荷物を詰め込んでいた様子を目撃します。そんな彼女に、荷物を整理しやすく使いやすいバッグを作ってプレゼントしたいと提案したのが、バーキン誕生のきっかけです。

ジャン・ルイ・デュマはオータクロアをベースに、「丈夫で大容量、機能的」というジェーン・バーキンのリクエストを叶えたバッグを作成し、そのバッグが彼女の名前を取って「バーキン」と呼ばれるようになりました。

バーキンは、ジェーン・バーキン本人の要望を叶えたたくさんの荷物を収納しても型くずれしにくい耐久性と収納力の高さ、中身が見えないように蓋が付けられた機能性の高さを持ち合わせており、現在バーキンはエルメスでも高い人気を誇るバッグの1つとなっています。

エルメスのバーキンが高い7つの理由

エルメスのバーキンは、非常に高価なバッグとして知られます。

なぜバーキンはここまで高価なバッグなのか、それは以下に挙げる7つの理由があります。

職人が1つずつ手作りしている

バーキンは、1つ1つが熟練の職人の手によって作られています。

製造工程は複数名で分散されるのではなく、1つのバッグを製造工程の最初から最後まで1人の職人が仕上げます。そのため大量生産は不可能であること、機械製造のバッグよりもはるかに時間がかかること、職人の人件費もかかっていることから、バーキンは価格が高くなるのです。

手厚いアフターケアがある

アフターケアが手厚い点も、バーキンの価格が高い理由の1つです。

バッグを使っているとどうしても補修が必要となる場合がありますが、エルメスでは世界12カ所にアトリエを設けており、高度な技術を持つ修理職人がステッチ補修やファスナー交換、リペアなどを行っています。

また、所持するバッグに付与されたIDからそのバッグを作成した職人を割り出し、その職人が直接修理を行ってくれるなど、購入後も長期間に渡って非常に手厚いアフターケアを受けられることが、バーキンの価格設定が高い理由といえるでしょう。

希少素材を使用している

バーキンの素材には、世界トップクラスのタンナー「アノネイ社」や「デュプイ社」などから仕入れた最高級のレザーが用いられています。

高品質な素材で作られているからこそ、一生物のバッグができるというわけです。

また、バーキンの素材には「トリヨンクレマンス」と呼ばれる雄牛の革や「ヴォー・クリスペ・トゴ」という雄仔牛の革のほか、オーストリッチやリザード、クロコダイルなどの希少素材も使用されています。

中でもクロコダイルは入手困難な希少素材として知られており、特にクロコダイルを使ったバーキンは入手困難となっていることも、価格を押し上げている理由です。

バーキン自体の数が少ない

バーキンは、エルメスの店舗すべてですぐに購入できるものではありません。

バーキンが入荷するタイミングは半年に1回ほどと言われるほどで、正規店であっても購入できる店舗は限られています。

前述したように、バーキンは1つずつ職人の手によって作られていることから生産数が少なく、流通しているバーキンの数自体も少ないといえます。販売されるバーキンの数そのものが少ないため、希少価値も高くなり値段も高くなってしまうのです。

また、2020年からの新型コロナウイルス感染症流行により、世界中の経済活動がストップしたと同時に物流量も低下しました。

元々流通量が少ないバーキンの希少価値がより高まったと同時に、資産価値が変わらない高級ブランド品としてのバーキンの資産としての需要が高まっています。

さらに2023年1月の価格改定により10%以上も価格が上がったことも、バーキンの価格が高い理由です。

圧倒的な人気がある

エルメスのバッグの中でも、バーキンは圧倒的な人気を誇るモデルです。

ブランドを代表する人気モデルでありながらバーキンは生産数が非常に少なく、その反面需要が高いため、供給が間に合っていないことも、価格高騰の理由に挙げられます。

正規店での購入が難しいばかりか中古市場でも流通数が少ないため、中古でも価格が高いどころか、定価以上の価格で取引されているほどです。

ブランド力を押し上げる歴史がある

エルメスの歴史は1837年、フランス王侯貴族の馬具を担当した高級馬具工房から始まりました。ナポレオンやロシア皇帝などを顧客に抱えていたエルメスは、自動車の発展から馬具の衰退を予見して革製品事業に転換し、現在に至るという歴史を持ちます。

高級馬具製品の製造から受け継がれた革製品製造技術を活かしたエルメスの歴史がブランド力を押し上げています。

時代にとらわれないデザインや長く使い続けられる品質とともに、信頼性のあるブランドとなっていることも、バーキンをはじめとしたエルメスのアイテムが高価な理由でしょう。

エルメスの優先顧客にならなければ購入できない

バーキンの需要は高いため、たとえ正規店に入荷されたとしても希望する顧客すべてが購入することは困難です。

多数の人が購入を希望するバッグであるため、購入するにはまずはエルメスの顧客になる必要があります。

顧客の中でも、購入回数が多い優先顧客にならなければバーキンの購入は難しいでしょう。

優先顧客になるだけでも、数百万円はかかるといわれます。エルメスでの購入額が多く、かつ店舗の担当と良好な関係を築くことも、優先顧客になるために必要です。そして優先顧客になるとバーキンが入荷した際に店舗側から案内が来ることがあり、そこでようやく購入が叶うというわけです。

しかし、優先顧客になったとしても年間購入制限がかかることもあるため、すぐには購入できません。また、購入の機会を得たとしても希望の素材やカラーを自由に選択はできず、もしバーキン購入の案内を断った場合は次回以降案内してもらえないこともあります。

このように、エルメスの優先顧客になるだけでもハードルが高く、優先顧客になったとしても必ずしもバーキンが購入できるとは限らないため、購入が難しいバッグといわれているのです。

バーキンの定価はサイズによって異なる

バーキンは、小ぶりな「バーキン25」、日本人に適したサイズの「バーキン30」、ノートパソコンを収納できる「バーキン35」、A4サイズ対応の「バーキン40」の4種類のサイズが展開されています。

当然ながらサイズによって定価は異なり使用される素材によっても価格は異なります。

バーキンは2023年1月に値上げが行われたため、以前よりも10%程度価格が高くなりました。最も小さなバーキン25の定価はは145万円前後、次いで小さなバーキン30は162万円前後です。バーキン35は180万円前後、バーキン40万円は195万円前後がおおよその定価です。

まとめ

エルメスバーキンは非常に高い人気を持ち、資産としても需要が高いアイテムです。

購入するだけでもハードルが高いバッグなので、もし手持ちのバーキンを手放したいと考えているのであれば、できるだけ高額買取をしてくれる買取業者に依頼しましょう。

ブランドオフは、エルメスをはじめとしたラグジュアリーブランドの買取を行っており、宅配買取出張買取にも対応しています。

LINE査定も行っているので、大事なバーキンの買取を検討するならまずはブランドオフへ相談してみてはいかがでしょうか。

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