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エルメスのピコタンが人気な理由とは? サイズ・素材・カラー展開をご紹介
エルメスは、1837年創業以来、発祥の地フランスをはじめ、世界中でファンを獲得してきたハイブランドの一つです。
発売以来、実用性の高さや飾らないデザインで多くのファンを魅了しているのが、トートバッグのピコタンです。
本記事では、ピコタンがなぜ長きにわたって幅広い年齢から人気なのか理由をご紹介します。
併せてピコタンとピコタンロックの違いや人気のサイズ、素材、カラー展開に関しても分かりやすく解説します。エルメスのピコタン、ピコタンロックが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
エルメスのピコタンとは?
ピコタンはハイブランドで知られるエルメスが販売するトートバッグで、上品で丸みのある柔らかなデザインが特徴です。2003年の発売以来、多くのファンを獲得してきました。生産中止となった今でも、若者を中心に性別に関係なく高い人気を誇っています。
ピコタンの語源は、餌袋の単位と言われています。フランス語では、1升分の牛や馬の餌を入れる袋ボワソの4分の1を示す単位を「ピコタン(PICOTIN)」としているため、そこから名前をつけたのでしょう。
また、ピコタンは内側に仕切りがなく空間を無駄なく使える収納力に加え、レザーの剥がれにくさにも定評があるバッグです。底面に金具があるため、傷が付きにくく長く同じバッグを使いたい方にもおすすめです。
こだわり抜かれたピコタンのバッグには、至るところにエルメスの使う方への気遣いが感じられます。
ピコタンとピコタンロックの違い
ピコタンには、ピコタンとピコタンロックの2種類が存在します。ピコタンロックとは、ピコタンを世に送り出した5年後の2008年頃にエルメスが発売した現行モデルの商品です。
ピコタンロックには、先行のピコタンの大まかなデザインはそのまま残しつつも、開口部に細長いベルトを追加し、エルメスらしさをより感じられるガデナ(南京錠)と鍵を加えています。開口部分に新たにベルトを付け加えたことで荷物が先行モデルのピコタンよりも落ちにくくなり、実用性が大きく向上しました。さらにガデナと鍵で防犯面でも安心して使える点が、ピコタンとの大きな違いになります。
エルメスのピコタンが人気な理由
エルメスのピコタンは、なぜ人気なのでしょうか。ここからは、ピコタンが多くの人から長らく愛されている理由をご紹介します。
品質が良いから
ピコタンは、馬具工房から始まったブランド「エルメス」から生み出されたトートバッグです。高品質なレザーと丁寧な手仕事が高く評価されている職人の手業が見事に融合し、ピコタンはもちろん、長きにわたって使用できる品質の良いバッグを数多く作り出しているのです。
サイズ展開が豊富だから
エルメスでは、使う人が自分のライフスタイルに合ったサイズのバッグを選べるように、さまざまなサイズを展開しています。これは、商品を作る上でお客様のライフスタイルを重要視するエルメスならではの気遣いと考えていいでしょう。
バッグの性能やデザインだけでなく、ジャストフィットしたサイズ感が得られることで、ピコタンを長く使いたいと考えるファンも増えていくわけです。
ミクロ
ピコタロックのミクロ(マイクロ)は、少ない荷物でのお出かけや散歩に丁度良いサイズ感が特徴です。
手のひらに収まるくらいの小ぶりなサイズで、可愛らしい見た目が印象的。横幅は約16センチで重さも160gなので、移動する際もストレスなく持ち運べます。2022年春夏コレクション、ピコタンロック ミクロ ラッキー・デイジーで再登場、希少性が高い点もうれしいポイントです。
PM
ピコタンロックのPMは、厚みが出やすく使えるバッグが限定されやすい折り財布や何かと場所をとる長財布も大きいものでなければ無理なく入るサイズ感が特徴です。ミクロよりも横幅が約2センチ広く、小さめであればポーチも入るほどの大きさになっています。おしゃれなデザインの小ぶりなバッグを持ち歩きたい方に、ピコタンロックのPMはおすすめです。
MM
ピコタンロックのMMは、数あるサイズの中でも特に人気のサイズです。普段使いしてもストレスにならない程度に丁度良いサイズ感を求める方には、特におすすめです。MMの横幅は22センチで、膝の上にも無理なく収まるため電車で座って移動する際なども邪魔になりません。
スマートフォンや長財布、手帳、ポーチなど細々とした荷物をおしゃれに持ち運びたい方でも十分満足できるサイズ感です。
GM
ピコタンロックのGMは、ゆとりあるサイズ感が特徴です。通勤バッグやマザーズバッグなど何かと荷物が増えやすいシーンでも使いやすく、一つ持っていると安心です。
横幅は約26センチで、ペットボトルや折りたたみ傘など、小さいサイズのバッグであれば諦めなければいけないこともあるアイテムでも無理なく入れることができます。ただしGMはサイズが大きいこともあり、920gと重たい点には注意が必要です。購入を検討する際は、一度手に取って重さを確かめた方がいいでしょう。
TGM
ピコタンロックのTGMは、横幅約33センチでトートバッグに近いサイズ感を求めている方におすすめです。希少サイズということもあって、男性を中心に高い人気を得ています。TGMはピコタンの中では最も大きなサイズで、内側に仕切りがないため、大きな荷物も余裕で収納できます。
GM同様、ピコタンの中でもTGMはサイズが大きいため、重さも1.3キログラムとずっしりとしたものに。持ち心地でも気にしない方は購入を考えてみるといいでしょう。
カラーバリエーションが豊富でファッションに取り入れやすいから
ピコタンは、エルメスの商品の中でも充実したカラーバリエーションがひと際目を惹くバッグとして有名です。使う方の好みのカラーをバッグというアイテムを通して取り入れることで、おしゃれを日常に溶け込ませながらワンランク上のコーディネートを楽しめます。
体になじみやすいデザインだから
ピコタンは、丸みがあるデザインが特徴のバッグです。角がなく包み込むようなデザインは、多くのファンを魅了しています。また、ピコタンの内側には仕切りがないため可愛らしい見た目を演出しやすく、持ったときも体になじみやすいということで人気です。
エルメスのピコタンで人気な素材
ピコタンは、さまざまな素材を組み合わせることで、オリジナリティ溢れるバッグに仕上げることができます。ここでは、特に人気のある素材をピックアップしてご紹介します。
トリヨンクレマンス
トリヨンクレマンス(トリヨン・クレマンス)は、1992年に登場後にピコタンのメイン素材となりました。バッグはもちろん、小物にも使われる素材です。
雄牛の革で、他にはない柔らかな触り心地と傷が付いたとしても目立ちにくいトゴよりも少しだけ大きな型押しが特徴です。
使えば使うほど艶が出る素材のため、長く同じバッグを使いながら経年変化を楽しみたい方にはトリヨンクレマンスはぴったりでしょう。
トリヨンモーリス
トリヨンモーリス(トリヨン・モーリス)は、きめ細かで丸みのある型押しが特徴の素材です。
2017年に登場した素材で張りがあり、触り心地はトリヨンクレマンスに良く似ています。
使う分だけ艶とざらざらしたトリヨンモーリスならではの質感が出てくるため、トリヨンクレマンス同様、経年劣化を楽しみたい方にはおすすめです。
ドブリス
ドブリスは、滑らかな手触りのスウェード生地が特徴的な希少性の高い人気素材です。
ピコタンはもちろん、エルメスの他のバッグと組み合わせると温もり溢れるバッグ、シンプルなデザインが大半を占めるエルメスのバッグでも、ドブリスの素材を取り入れることで一気に可愛らしい見た目になると、ファンからも高い人気を得ています。
アリゲーターマット
アリゲーターマットは、クロコダイル班を磨いて作られたワニ革の素材です。
大きめの柄が特徴で、マットな手触りに仕上がっています。アリゲーターマットは、見た目の華やかさだけでなく、艶もあるため他のピコタンと差別化できる素材を探している方に特におすすめです。
エルメスのピコタンの人気カラー
使う人のファッションに合わせて自由にコーディネートを楽しめるエルメスのピコタン。数あるカラーの中から、特に人気のカラーをピックアップしてご紹介します。
ブラックやグレー
ピコタンは可愛らしいデザインが特徴的なバッグなので、ブラックやグレーといったシックな雰囲気を漂わせるカラーは持ち歩きやすさを重視したい方を中心に人気です。全体的に大人な色味のコーディネートで仕上げたい場合も、ブラックやグレーといったカラーのピコタンは合わせやすくおすすめです。
ピンクやイエロー
ピコタンの丸みがあるフォルムをしっかり活かしておしゃれを楽しめるカラーが、ピンクやイエローです。ポップな色味なので合わせにくいのではと心配になる方もいるかもしれませんが、アースカラーなど控えめのコーディネートに合わせても映える色味なので、その心配はありません。ピンクやイエローのピコタンを持つことで、おしゃれを一層楽しめるようになるでしょう。
ローズサクラ
きれいな桜色の色味が特徴のローズサクラは、柔らかな雰囲気が漂うピコタンの魅力を大きく引き立たせるカラーです。主張しすぎない優しいピンクはさまざまなコーディネートに合わせやすく、ひっそりとピンクを取り入れておしゃれを楽しみたい方にもおすすめです。
クレ
クレは汚れや傷が目立ちにくいということで、ピコタンが展開するカラーの中でも人気です。優しさ溢れるアイボリー系のカラーで、合わせるファッションやアイテムを選ばないのもうれしいポイント。控えめな色味で、使う方の年齢を選ばないのも人気の理由でしょう。
ジョーヌプッサン
明るいコーディネートやイエローを基調としたコーディネートに仕上げたいときにおすすめのカラーが、ジョーヌプッサンです。ジョーヌプッサンはフランス語でひよこという意味です。優しいうっすらとした色味が特徴のイエローで、ピコタンなどのバッグに取り入れれば全体をふんわりとうまくまとめてくれます。
ヴェールクリケット
モノトーンなど、服装やアイテムに主張する色味が少なく、バッグをアクセントとして取り入れたい方におすすめのカラーがヴェールクリケットです。また、グリーン系はコーディネートを選ばないため、全体的に引き締まった仕上がりを求める方や個性を表現したい方には、ヴェールクリケットのピコタンはおすすめです。
エルメスのピコタンの国内定価と中古価格
エルメスのピコタンはどれくらいの価格なのか、サイズ別に国内定価と中古価格の相場を見ていきます。なお、国内定価に関しては、2023年1月25日価格改定以降の価格で表記しています。参考までに、価格改定後はピコタンも値上げとなりました。
ピコタンロックミクロ
国内定価 税込45万7,600円〜
中古価格 50万円〜100万円前後
ピコタンロックPM
国内定価 税込41万5,800円〜
中古価格 50万円〜70万円前後
ピコタンロックMM
国内定価 税込45万7,600円〜
中古価格 50万円〜70万円前後
ピコタンロックGM
国内定価 税込48万2,900円〜
中古価格 40万円〜50万円前後
ピコタンロックTGM
国内定価 ―(生産終了)
中古価格 40万円〜50万円前後
現行モデルのピコタンロックは、他のエルメス商品と同様、一点ずつ職人の丁寧な手仕事で作られるため、常に在庫があり新品が手に入るとは限りません。また使用する素材やサイズ、カラーや買い求める時期などによって価格も異なります。
中古商品に関しては、商品ごとに未使用なのかどうかや年式、傷や汚れの有無など状態が異なるため、価格も変動しやすい点もきちんと把握しておくことが大切です。
レザー素材のピコタンは特に人気が高く、高値で販売される傾向があります。中には、プレミア価格で販売されているものもあることも知っておきましょう。
まとめ
エルメスは、180年以上の歴史があるフランス発祥のハイブランドです。
その中でもピコタンはカラーやサイズ、素材も豊富でカスタマイズ性が高く、使う方のコーディネートをよりおしゃれなものに仕上げてくれる万能なトートバッグとして人気です。現行のピコタンは、もともとのピコタンにベルトとガデナ、カギが追加されたピコタンロックとなっています。
レザー素材のピコタンは中古であっても人気が高く、市場では高値で販売されることも多いようです。ピコタンを購入する前に、希望する素材やカラー、購入するタイミングなどをしっかりと整理しておくと、ベストなタイミングで希望のバッグを購入しやすくなります。
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