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【エルメス】バーキンとケリーの3つの違い|資産価値やレア度・価格をプロが徹底比較
バーキンとケリーは、一見違いはあまりなさそうですが、実はいくつか目立った違いがあります。
バーキンとケリーの購入を迷っている、資産価値が高い方がよいと考える方も多いでしょう。
売却や買い替えを検討している場合、高価買取を実現するためにも両者の違いを知っておくことが大切です。
そこで、バーキンとケリーの違い、定価や希少価値、人気が高いのはどちらか、について解説します。
使い勝手やサイズなどを知りたい方は参考にして、バーキンとケリーの違いを理解し、自分にぴったりのバッグを見つけてください。
バーキンとケリーの由来とは?
エルメスのアイテムのなかでも、「バーキン」と「ケリー」は世界的に有名なバッグです。
エルメスファンではなくても、アイテム名を耳にしたことがある方が多いでしょう。
しかし、それぞれ歴史的な背景や成り立ちが異なります。
バーキンは1984年に誕生し、1892年に製造された「オータクロア」をベースにしています。
一方、ケリーバッグは1935年に「サック・ア・クロア」という名前で発売されましたが、1956年に「ケリー」と称されるようになりました。
最初に、バーキンとケリーの起源について紹介します。
バーキンの由来
バーキンという名前は、俳優、歌手、モデルとして活躍した女性、ジェーン・バーキンに由来します。
ジェーン・バーキンはイギリスのロンドンで生まれ、フランス人アーティストと結婚してフランス国籍を持ち、2001年には大英帝国勲章を受章している著名人です。
ある日、ジェーン・バーキンとエルメスの5代目社長ジャン=ルイ・デュマが飛行機で隣り合わせになり、意気投合します。
その時、ジェーン・バーキンが持参していたバスケットには、今にも飛び出しそうなほどぎっしりと荷物が詰まっていて、荷物入れにいれようとしたところ中身が飛び出しました。
それをジェーンバーキンがジャン=ルイ・デュマに愚痴ったことから、バーキンが登場しました。
ジャン=ルイ・デュマが1984年に発表したバーキンのバッグは、先に発表したオータクロアのバッグをベースにしたものです。
バーキンは、ジェーン・バーキンとの偶然の出会いによって誕生したバッグなのです。
ケリーの由来
ケリーバッグは、1935年にエルメスの4代目社長ロベール・デュマによって「サック・ア・クロア」として発表されました。
しかし、1956年からは「ケリー」と呼ばれるようになりました。
ケリーの名前の由来は、アメリカの女優で世界的な人気を誇り、アカデミー主演女優賞を受賞した「グレース・パトリシア・ケリー」の名前です。
女優として絶大な人気を誇っていた時期に、グレース・パトリシア・ケリーはヨーロッパの君主と結婚しました。
そして、1956年にモナコ公国の王妃となります。セレブゆえに週刊誌の記者に写真を盗撮されることも多かったのです。
ある日、グレース・パトリシア・ケリーは妊娠していたお腹をサック・ア・クロワで隠した写真が有名になりました。
グレース・パトリシア・ケリーがサック・ア・クロアを持ったことで、バッグが有名になったことを知ったロベール・デュマは、そのバッグを「ケリー」と改名しました。
エルメスがバッグに人名をつけたのは、ケリーとバーキンの2つのみというのは冗談。
エヴリンはデザイナーの名前、コンスタンスはデザイナーの娘の名前、他にもゴルフ場やサーキットの設計士の田中肇氏からとったタナカというバッグもあります。
バーキンとケリーの3つの違い
バーキンとケリーに共通することは、名前が人名に由来していること、どちらもバッグを開閉するためのフラップとクロアが付いていること、カデナとマントがセットになっていることです。
エルメスに興味がない人は、一目で違いを見分けるのは難しいかもしれません。
しかし、機能性、外観、細かなディテールに注目すれば、バーキンとケリーには多くの違いがあります。
ここでは、バーキンとケリーの違いを2つに分けて紹介します。
違い①利用シーン
バーキンは、機能性が高いバッグで、肘にかけられるサイズを選べば日常的に必要なものはだいたい入り、ラージサイズなら2泊3日程度の旅行にも持っていけます。
そのため普段使いに重宝します。
また、どのようなファッションにも合い、ジーンズにもカジュアルスタイルにも合わせられるのもバーキンの特徴です。
ケリーは、バーキンよりも高級感があり、よりフォーマルなイメージを与えるバッグだといえます。
そのため、冠婚葬祭や入学式、卒業式などのフォーマルなシーンに最適で、パンツスーツや着物との相性もよく、パーティーにも活用できるでしょう。
さらに、バーキンよりも軽量で、25サイズ以上のケリーにはショルダーストラップが付属しています。
普段使いをメインにする方は、カジュアルにも利用できるバーキンの方が使用できるシーンが多いといえるでしょう。
違い➁形状・デザイン
両者には、形状やデザインにも違いがあります。
ハンドル
バーキンは本体に直接ハンドルが付いていますが、ケリーはフラップの上部にハンドルが付いています。
そのため、バーキンはフラップを閉めずに開いたまま荷物の出し入れができますが、ケリーはフラップを閉めないと持ち運びやショルダーストラップの取り付けができません。
ケリーの場合、荷物を出し入れするたびにフラップを開け閉めしなければならないため、フラップの開け閉めが面倒な方や頻繁に荷物を出し入れする方は、バーキンの方がおすすめです。
※ケリーを、フラップ閉めないで持ち歩く人も居ますが、少数派です。
サイドベルト・ショルダーストラップ
バーキンもケリーも、マチ幅を変えられるサイドベルト付きです。
実際には、バーキンのほうがフラップもクロアも閉めずに持ち歩かれることが多いので、サイドベルトは緩めで収納力が高いです。
また、ケリーの25サイズ以上であればショルダーストラップが付けられますが、バーキンにはショルダーストラップはありません。
違い③サイズ展開
バーキンとケリーはサイズの展開も異なります。
バーキンのサイズ展開は次のとおりです。
モデル | 寸法(横×縦×マチ) |
---|---|
バーキン25 | 約25cm×21cm×13cm |
バーキン30 | 約30cm×22cm×16cm |
バーキン35 | 約35cm×27cm×18cm |
バーキン40 | 約40cm×29cm×21cm |
バーキン45 | 約45cm×31cm×19cm |
バーキン50 | 約50cm×34cm×26cm |
バーキン55 | 約55cm×39cm×28cm |
次に、ケリーのサイズを紹介します。
モデル | 寸法(横×縦×マチ) |
---|---|
ケリー15 | 約15cm×11cm×8cm |
ケリー20 | 約20cm×16cm×9cm |
ケリー25 | 約25cm×17cm×10.5cm |
ケリー28 | 約28cm×22cm×11.5cm |
ケリー32 | 約32cm×23cm×12cm |
ケリー35 | 約35cm×25cm×13cm |
ケリー40 | 約40cm×28cm×16cm |
ケリー50 | 約50cm×34cm×25cm |
なお、サイズによってハンドルやショルダーストラップの長さが異なるため、商品選びの参考にしましょう。
バーキンとケリーを徹底比較
バーキンとケリーは、定価や人気、価値に違いはあるのでしょうか。
投資対象として持っている方や、買い替えを悩んでいる方はどちらが価値が高いのか、定価や人気に差があるのか気になるものです。
ここでは、定価や人気、資産価値など、両者のさまざまな項目を比較してみます。
バーキンとケリーの定価はどっちが高い?
バーキンとケリーそれぞれの人気サイズ「25」を比較してみます。
商品名 | 素材 | 定価 (2024年時点) |
---|---|---|
バーキン25 | トゴ | 1,738,000円 |
バーキン25 | エプソン | 1,441,000円 |
ケリー25 | トゴ(内縫い) | 170,5000円 |
ケリー25 | エプソン(外縫い) | 1,782,000円 |
次に、サイズが近いアイテムの定価を比較してみましょう。
商品名 | 素材 | 定価 (2024年時点) |
---|---|---|
バーキン30 | トゴ | 1,903,000円 |
バーキン35 | トゴ | 1,804,000円 |
ケリー28 | トゴ(内縫い) | 1,804,000円 |
ケリー32 | トゴ(内縫い) | 1,661,000円 |
バーキンとケリーの定価は異なりますが、大きな差はないといえます。
価格改定が行われる可能性はあるため、定価を重視する方は最新情報をチェックしましょう。
バーキンとケリーの資産価値はどっちが高い?
ケリーよりもバーキンの方がブランドバッグとして知名度が高く、生産数もバーキンの方が需要が高いため、資産価値もバーキンの方が高いといえます。
バーキンは発売から約40年経過していますが、二次流通では1度も値下がりしていません。
近年はケリーブームが起きており、今後の資産価値はバーキンに近づく可能性もあります。
バーキンは種類に関係なく総合的な資産価値がありますが、ケリーはアイテムによっては例外的に資産価値が高いものもあります。
そのため、どちらの方が資産価値が高いかは一概には言えませんが、どちらかと言われればバーキンでしょう。
バーキンとケリーの人気はどっちが高い?
バーキンとケリーでは、バーキンの方が生産量も流通量も多いため、バーキンの方が人気があると言えるかもしれません。
また、バーキンを持って街を歩いている方が多く、人とかぶることが嫌でケリーを選ぶ場合も多いでしょう。
結果、ケリー人気が高まっているため、どちらが人気なのか判断が難しいところです。
人気の高さを図るために、現在人気の有名人、芸能人が使用しているバッグをチェックしてみるのもおすすめです。
人気芸能人が所有しているバッグは、トレンドになる可能性が高いです。
バーキンとケリーのレア度はどっちが高い?
バーキンとケリーの定番アイテムのなかでも、どちらにも希少なアイテムがあります。
例えば、バーキンフォーブルやケリー15(ミニミニケリー)はとても希少なバッグです。
生産数が限られているため、入手が最も困難なアイテムです。
生産数と流通数を考えると、バーキンよりもケリーの方が少ないため、ケリーの方が希少価値は高いといえます。
また、近年はケリーの人気があがっているため、バーキンと同じくらい購入できる確率も低いです。
現在はケリーの方がレア度は高いといえますが、モデルによってもレア度は変わるため、購入予定や所有しているモデルを確認する必要があります。
バーキンやケリーの買い方
直営店を訪れ、店員に「バーキンやケリーはありますか」と尋ねても、「在庫がありません」と言われることがほとんどです。
そこで、どのような方法でバッグを入手できるのか、主な買い方を2パターン紹介します。
エルメス直営店で入荷のタイミングを待つ
エルメス製品のなかでも入手困難といわれるバーキンやケリーは、顧客になって案内をしてもらう、もしくは直営店からの案内で発売を知ることになります。
エルメスの直営店でバーキンやケリーを購入したい方は、在庫があるかどうかを確認するために何度もエルメス直営店に足を運ぶしかありません。
理由は、バーキンやケリーなどの人気商品の入荷予定は公表されていないためです。
エルメスでは、需要と供給のバランスが崩れ、品薄や品切れが続いているため、バーキンとケリー製品に購入制限を設けています。
バーキンとケリーの購入は、1人で年間2点までです。いずれも希少なアイテムであるため、1年に3回以上バーキンやケリーに出会うことはないかもしれませんが、数量に限りがあることを知っておきましょう。
なお、正規店でバーキンを購入する場合、数年かかる場合もあるため、手に入れるまで諦めないことが大切です。
ブランド品専門店や中古品ECサイトで中古品を購入する
バーキン専門店や中古ブランド品を扱う専門店でバッグを購入するメリットは、在庫があればその場ですぐに購入できることです。
バーキン専門店や中古ブランド品を扱う専門店で気に入った商品があれば、直営店に何度も足を運ぶことなく、すぐに購入ができます。
また、直営店と違い、バーキン専門店や中古ブランド品を扱う専門店は品揃えが豊富です。
特にブランド品の買取実績が多い専門店であれば、豊富なカラーやサイズの種類から気に入ったバーキンやケリーを選べる可能性が高いです。
バーキンやケリーへ買い替えるなら当社「ブランドオフ」の無料査定へ
バーキンとケリーは一見似ているようですが、多くの違いがあります。
機能性の違いだけではなく、持ち手の取り付け部分の違いは使い勝手を左右する重要なポイントです。
バーキンはフラップを開けた状態でも持てますが、ケリーはフラップを締めることがほとんどです。
ケリーの場合は、荷物を出し入れするたびにフラップを閉めなければならないため、使い勝手が大きく異なります。
いずれも価値は同等なため、買取に出す際には商品の状態がよいことや付属品を付けるなどで査定額が上がる可能性があります。
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